読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は【テーマとテーマをメドレーにして繋いでみる】
前回までは
「テーマを沢山練習するとアドリブに活かせる」
「テーマをアドリブに活かすにはまずはメロディフェイク」
「テーマの一部のみを引用しあとは自由にアドリブする」
「テーマを他のキーでも演奏できるようにする」
という流れで書いてきました。
今回も応用編です。
目次
●ディグリー視点でコード進行を把握する
●テーマとテーマをメドレーにして繋いでみる
【ディグリー視点でコード進行を把握する】
ディグリーとは
コード進行をローマ数字で表記する方法のこと
たとえば、
キーCの
F-G-C-Amというコード進行と
キーFの
B♭-C-F-Dmというコード進行は
一見すると全然違う進行にみえますが、
これをディグリーで表記すると
どちらも実はIV-V-I-VImとなり、
コード進行の特性は全く同じなのです。
キーが変わると全然違うコード進行に見えても
「キーを揃えてみれば実は同じコード進行が使われている」
そんな曲はいっぱいあるのです。
僕は個人的な動画を作成するにあたり、
いろんなJ-POPのサビのコード進行を調べました。
そして、
日本の曲には3大コード進行というものがある事が分かりました。
「王道進行」「カノン進行」「小室進行」です。
※これについてはいろんな人がネットで書いているので、
興味のある方はぜひ調べてみてください。
また、ジャズのスタンダードの多くは「IImーV7」
循環「I-VIm-IIm-V7」とそれの変形ばかりです。
そういう視点でいろんな曲に触れると
曲を覚えるのも一気に楽になりますし、
共通点を探すのはとても面白い事です。
【テーマとテーマをメドレーにして繋いでみる】
以前僕はこんな記事を書きました。
「音楽理論は曲の共通項を知るために使おう」
https://jamsession-web.sakura.
ここでは
スタンドバイミーと
A列車でいこうのAメロのコード進行は
若干の違いはあるが
同じだという事を話しています。
さらにいうと
ボサノバの名曲「イパネマの娘」のAメロもまた
ほぼ同じです。
これが分かれば、
キーを同じにして
メドレーにしてみると
これもまたとってもアドリブの練習になります。
ただ繋げただけで
なぜアドリブの練習になるのかって?
アドリブのフレーズは
手癖でパラパラ演奏するよりも
「頭の中のイメージと実際の音が直結した演奏」が理想です。
そして、テーマ演奏は間違いなく
「頭の中に明確なイメージのあるメロディ」なので
フレーズと直結しています。
それをリアルタイムにスムーズに繋げて行くには
「
というように
頭のイメージを先に先に持って行く必要があるのです。
まとめると
テーマメロディのメドレーには
・頭の中のイメージと実際の演奏を直結できる
・先に先にイメージを持って行き、
という効果があります。
テーマのメロディの間にアドリブを挟んで
そこからまた別のテーマへとスムーズに繋いで行くのもまた良い練
やってみると、結構難しいです。
でも楽しくていい練習になりますよ!
ぜひチャレンジしてみてくださいね♪
次回は応用編その3
「リズムを変えてテーマを演奏しちゃおう!」です。
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!