FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
みなさん「2ビート」という言葉を聞いた事はありますか?
まぁリズムの事なので、
ドラムやっている人がよく使う言葉ですね。
ドラマー以外でもこの言葉を良く使うジャンルがあります。
それは「ジャズ」です。
ジャズの代名詞とも言えるリズムに「4ビート」
というものがありますね。
ドラムがチンチッキチンチッキやって
ベースが4分音符でコードを縫って行く
「ウォーキングベース」のリズムスタイル。
ベーシストは
4ビートのラインを作れるようになるのが結構憧れだったりしますよね。
どのジャンルにも応用できる音楽理論の基礎が詰まってますしね。
そんな4ビートに対しての言葉として
「2ビート」が使われます。
これは実際のテンポは変わらないのだけれど
「聴感上半分のテンポに聞こえる」ようにする演奏です。
4ビートが
「1 2 3 4 」と拍を感じてるのに対して
同じ拍を
2ビートは
「1 (2) 2 (2)」というように大きくゆったり感じます。
ベースのラインの変化が顕著ですが
4ビートでは4分音符主体で演奏するのに対し
2ビートは2分音符主体で演奏しますね。
ジャズでは「半分のテンポに聞こえるリズム」
これを「2ビート」といいます。
さて、今回のテーマを思い出してください。
今回のテーマは
【ジャンルで違う意味になる言葉】でしたね。
そうこの「2ビート」
ジャンルが変わると意味が違う使われ方をしています。
ロック系の特にパンクサウンドの場合
この2ビートは
「聴感上倍のテンポに聞こえるリズム」を意味する事があります。
通常の8ビートは
「1 2 3 4 」とカウントを取るところを
2ビートと呼ばれるリズムは
「1 2 1 2」となります。
こちらではドラムが顕著ですね。
8ビートでは
「ドツタツドツタツ」だとすると
2ビートは
「ドタドタドタドタ」と
バスドラムとスネアの呼応が倍の数になります。
通称「バイテン」とも呼ばれていますね。
ジャズでは半分のテンポに聞こえることを「2ビート」といい
ロックでは倍のテンポに聞こえる事を「2ビート」と言ったりする
しかもこれを「2拍子」とかいうと
「4分の2拍子」を連想して、
童謡とかマーチとかのイメージになるから更に面白いですよね。
では今回はこの辺で!
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!