読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
さて、今回は【伝えるという事】というお話。
音楽に限らず、
僕らは誰かに何かを「伝える事」を毎日のようにしています。
日常生活から始まり、
仕事や学校などのコミュニティでは常に行われています。
自分の思っている事を伝えやすい相手を
「ツーカーの仲」とか「阿吽の呼吸」とか言ったりしますよね。
でも、考えてる事も感じている事も
それぞれ違うのだから、
そうやって伝わりやすい人が
そばにいてくれるだけで奇跡なんですよね。
初めて会った人に何かを伝える事って
凄く難しいですよね。
同じ表現をしたとしても、
ある人は好意的に受け取り、
ある人は嫌悪を感じる。
こちら側の伝達力の高さも大事だが、
相手の捉え方にも左右されるのが
伝えるという事の
難しさであり奥深さでもありますね。
そう、
シンプルにしたって
事細かに説明したって
伝わらないときは伝わらないのです。
逆に、
自分がなんだか面白くない
フキゲンな気持ちになっているときは
いつもの言動だとしても鼻について
拒絶してしまう事だってある。
どちらが悪いとか
どちらが良いとか
そんな犯人探しをしても
意味はないのですよね。
(そういう気持ちになりがちな矮小な僕がいますが…)
その時伝わったのは
気まぐれであり、
その時伝わらなかったのもまた
気まぐれなんですよね。
そこで出来る事は
「自分は他にどんな伝え方ができたか?」
「自分の気持ちはそれはそれで、相手は何を伝えたかったのか?」
そんな事を考える事くらいですよね。
悪い方の落ち度を考えてもキリが無いのです。
たとえ相手のせいにしたとしても
人や環境が変われば、また違った形で事が起きるのです。
「相手の理解力がなかったから悪い?」
だったら
「自分がもっと分かりやすい説明をする力」があれば良かった事
逆もまたしかり、
「相手の言っている事が分からない?」
それって
「ヘタクソな説明でも理解できるような理解力」を身につければ良い事
自分や相手の力不足を理由にしたら
必ずこうやってもう一方にも跳ね返ってくるんだから
だからそうやって考えるのはやめよう。
どっちが悪いわけでもない。
コミュニケーションだもの。
だからね、
逆に言えば、
無理して伝わらない人に
伝える必要もないし
言ってる事が分からない人に
それ以上聞く必要もないんです。
相性ってありますから。
選ぶのも大事なんです。
そういうことって演奏でもあります。
音楽は楽器でのコミュニケーションですもんね。
バッチリ気持ち良いアンサンブルが毎回のように
出来るなんて事はないんです。
ダメなときはダメ。
「なんでいつも通りできないんだ!!」
とか言わないでね。
「いつも通り」なんて確率論でしかないのだから。
出来るときが多いけどダメなときもある。
そんなムラっけたっぷりなのが人間だし、
その人間同士が気まぐれに
かけ合わさって生まれるのが
コミュニケーションであり、
アンサンブルなのです。
あ〜
そんなこんなで気づきを得る毎日ですが、
バンドをやってた頃は
こんなことで失敗だらけだったな〜(笑)
では今回はこの辺で!
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!