読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は
【テーマを覚えたらやって欲しいリズム練習】
というお話。
前回までの内容をザックリ言うと
「テーマ練習するといろいろとアドリブに活かせるよ!」
という流れで書いてきました。
今回も応用編です。
目次
●リズムを理解する
●リズムを変えて演奏してみる
【リズムを理解する】
この記事を読んでいる人は多かれ少なかれ
曲のテーマ(曲のメロディ)を練習した事がある人が
多いのではないでしょうか?
では次に
そのリズムがどんなリズムかを把握して演奏していますか?
もっと具体的に言うと
そのメロディが乗っかっている
ドラム(リズム)パターンをイメージして歌う事が出来ますか?
リズム隊の人は意外と
ハーモニーやメロディの細かいところが聞こえていないのと同時に
メロディ楽器はリズムやハーモニーを気にしていない事が多いです
細かい部分は置いといて
今回は意識して欲しい部分を一つだけに絞って行きましょう。
「そのメロディはイーブンか跳ねているか?」
どういうことかというと
主に8分音符で、裏拍の位置が
真ん中あたりにあるか?
たまっているか?
という「タメ」の違いです。
聞こえ方は
イーブンなのが「タタタタタタ…」だとすると
跳ねてるのは「タッタタッタタッタ…」と聞こえます。
これは結構大事な事です。
ロック系のセッションであれば
8ビートかシャッフルかという違いですね。
ジャズ系のセッションであれば
4ビート(スイング)なのかボサノバなのかというちがいです。
これが意識できているかどうかで自由度が全然変わってきます。
【リズムを変えて演奏してみる】
特にジャズ系のセッションで良くあるのが
「テーマはボサノバなのにアドリブにはいると4ビート」
というようなリズムチェンジです。
また当然のようにその曲を
ボサノバだけでやったり
4ビートだけでやったりする事もありますし、
自分のアドリブの時だけリズム隊からリズムチェンジを仕掛けられ
なんてこともあります。
この場合
ボサノバはイーブンなリズムで
4ビートは跳ねたリズムです
4ビートはハネ系と行っても、
8ビートやシャッフルなど
ビート感の強いタテノリ系のリズムに比べて
拍の感覚が曖昧なので、
曖昧なまま曲を通す事も出来てしまいます。
ですが、このタメを意識的にコントロールする事で
どんなリズムの上でも
テーマを演奏したり引用したり出来るようになります。
前回の記事で
「スタンドバイミー」と
「A列車で行こう」のAメロ
「イパネマの娘」のAメロ
は若干の違いはあれど
「コード進行の大枠は同じ」という解説をしましたが
それぞれリズムは
スタンドバイミーは8ビートなのでイーブン
イパネマはボサノバなのでイーブン
A列車は4ビートなのでハネ系
とリズムが違います
それぞれのリズムにハマるようなイメージで
歌わせ方を変えられるとリズムの柔軟性が増します。
また、テーマに限らずそれこそアドリブで
イーブンのリズム隊の上で
跳ねたリズムであえてソロをとったり
その逆にしたりして
「あえてウネリを出して緊張感を出して盛り上げる」
なんてこともあります。
(戻って来れないと大変な事になりますが 笑)
こういうようなリズム遊びが出来るようになると
より自由になります。
まとめると
・練習中のテーマメロディのリズム特性(イーブンかハネか)
・それを自在に歌い分けられるようにしよう!
今回はここまでです!
次回は番外編
「リズムだけでメロディを表現する」です。
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!