その1 まずはデモ演奏を聞いてみましょう!
(下の画像をクリックでYouTubeへ移動します。)
その2 曲のKeyとコード進行について
この曲はⅡ−Ⅴ進行です。
コード進行の解説です。
ディグリー(度数)での表記を行っています。ディグリーなどのコード理論についてはこちら。
これに慣れると、コード進行の理解が深まり、様々なKeyや曲に対応できるようになります。
(FTJS!スタンダードナンバー集より。その2の11番目に載っています。)
【曲演奏攻略】
●リズムサイドのポイント
まず最初の「ベースリフ」 が印象的な曲です。
このリフがテンポやドロップをすべて決めると言っても過言ではありません。
比較的テンポの遅い、 まさに「どファンク」なグルーヴです!
ドロップは「ファンクの基本ドロップその2」 が基本となるでしょう。
ベーシストはテーマ中は 基本「メインリフ」を繰り返すことになります。
が、もちろんこの上で ドラマーやギター、キーボードプレイヤーは
「16分ドロップ崩し」で 大いに遊ぶと、分厚くファンキーな 即興リズムアンサンブルになります!
またどファンクのグルーヴを しっかり活かした
「フィルイン」 や「オブリガート」を意識すると、 全体のサウンドがまとまりやすいと思います。
逆に、ファンクに慣れていない人は、
どうしても「8ビート的フィルイン」になってしまって テンポ的にはあっているけど、
ファンキーな感じはしないフィーリングで プレイしてしまうことも多いです。
16分音符を羅列するのではなく、
「16分休符を意識したグルーヴ」 をしっかりイメージして リズムを作って行って下さい。
また、リズム遊びで盛り上げる際に 「スリップビート」や「ポリリズム」なども
ファンクセッションでよくある技です。
もちろん、やり過ぎるとまとまりが無くなりますが、
会話ができる範囲なら、 とてもスリリングなリズムアプローチになりますので 是非試してみて下さい。
●ソリストサイドのポイント
まずソロなどの音使いは以下のようになります。
| ディグリー | 1 | 2 | 3♭ | 4 | 5 | 6 | 7♭ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 実音B♭ | シ♭ | ド | レ♭ | ミ♭ | ファ | ソ | ラ♭ |
| B♭管(C) | ド | レ | ミ♭ | ファ | ソ | ラ | シ♭ |
| E♭管(G) | ソ | ラ | シ♭ | ド | レ | ミ | ファ |
ソロ中は基本 「B♭m7-E♭7(Ⅱm7-V7)」 の繰り返しになります。
これは実は「ドリアン」という スケールから生まれているコード進行です。
この進行が指定されたら自動的に
「ドリアン」で フレージングしてね! というメッセージになります。
いわゆる「モード」という 手法になるのですが、
普通の曲のようにコード進行が解決しません。
ずっとブワっと浮いた感じで
雰囲気そのものを 楽しむセッションになります。
なので、やはり基本としてはドリアンの特徴音である
「6」を強調してあげるととてもドリアンらしいサウンドになるでしょう。
もちろん、これに合わせてファンキーなリズム展開もできれば
非常にファンクらしいストーリー展開が作れます!
是非試してみて下さい。
その3 具体的な構成の解説
テーマも「リフ」でできています。
「Aリフ」×4
「Bリフ」×4 でキメになって終了です。
ソロはこの尺は全く関係なくなり、
「B♭m7-E♭7(Ⅱm7-V7)」 の繰り返しで、 好きなだけソロの尺を取ることになります。
そして「フックの合図」がでたら 最後のキメをバンド全体で合わせて終了です。
なのでソリストとバックのメンバーが しっかりコミュニケーションをとり、
メリハリをつけてストーリー展開しないと ダラダラした展開のないソロになりがちです。
【オープニング】「 」
【アオリ】「 」
【盛り上げ】「 」
【フック合図への繋ぎ】「 」
この4つのセクションで 自分なりのストーリー展開をイメージしておくと、
まずは焦らずに対応できるようになると思います!
また、「エンディング」ですが、
やはり最後のキメを全員で合わせて、 打ちっぱなしでエンディングです。
これは原曲通りなので、 是非覚えておいてください!
※カラオケにはイントロやエンディングはありません。
また、カラオケなので、4小節×8回で8回目にキメが入ります。
動画を撮影できる環境がある人は動画配信サイトなどにアップして頂ければ、
見させて頂いてアドバイスいたします。
その他質問などはコメント欄や個人ページに書き込んで下さい!






























