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その1 まずはデモ演奏を聞いてみましょう!
(下の画像をクリックでYouTubeへ移動します。)
http://youtu.be/U-QA7kfqrJI
その2 曲のKeyとコード進行について
この曲はKey:Aで解説します。
コード進行の解説です。
ディグリー(度数)での表記を行っています。ディグリーなどのコード理論についてはこちら。
これに慣れると、コード進行の理解が深まり、様々なKeyや曲に対応できるようになります。
(FTJS!スタンダードナンバー集より。その1の9番目に載っています。)
【曲演奏攻略】
●リズムサイドのポイント
この曲は元々ロバートジョンソンの原曲で
「ブルース進行」を そのままロックのリズムに乗っけたものです。
なので、12小節1コーラスで ストーリー展開ができればOKです。
もちろんリズムは速目の 「8ビート」グルーヴです。
ロックな勢いで ガツンとリズムを切ってしまってOK!
「イントロ」はお決まりの「ギターリフ」 でスタートします。
このリフがテンポやフィーリングを決めます。
そしてこのリフに沿う形で 「ドロップ」をプレイします。
基本的には 「8ビートの基本ドロップ1打パターン」が ドロップとなるでしょう。
そしてそれを基本に、思う存分 「8分音符でドロップ崩し」でリズム隊は遊べます。
ドロップ崩しがそれぞれの楽器で 決まると、かなりロックなグルーヴになります。
是非色々試しながら リズムで会話をしてみて下さい!
●ソリストサイドのポイント
まずソロなどの音使いは以下のようになります。
| ディグリー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 実音Key:A | ラ | シ | ド♯ | レ | ミ | ファ♯ | ソ♯ |
| B♭管(B) | シ | ド♯ | レ♯ | ミ | ファ♯ | ソ♯ | ラ♯ |
| E♭管(F♯) | ファ♯ | ソ♯ | ラ♯ | シ | ド♯ | レ♯ | ミ♯ |
また、テーマを聴くと、
全体としては明るめのトーンの ブルースです。
なので、ストレートに 「メジャーペンタトニック」
(メジャースケールから4と7を抜いたスケール) を中心にプレイするのが基本。
その上で、 「ブルーノート♭3♭7」を絡めると、
丁度よく曲に合った色彩の ブルースフィーリングになるでしょう。
さらにブルーノートを前面に押し出した
「マイナーペンタトニック」 (ナンバリングシステムで 1、b3、4、5、♭7のスケール)
さらにそこに 「ブルーノート♭5」
を足したスケールにすると 極端に暗くブルージーなサウンドになります!
ストーリー展開のクライマックスで このスケールを使用すると、
劇的な差ができて、 ブルースらしいアドリブになるでしょう。
是非試してみて下さい。
また、「ターンアラウンド」部分で 盛り上げるのか?ソロを終わらせるのか? の意思表示をします。
なので、しっかり 「フレーズ」と「アイコンタクト」(6:40からご視聴下さい)で バンドメンバー全体と
コミュニケーションをとることが大事です。
その3 具体的な構成の解説
この曲は1コーラスが12小節と短いので、
前後テーマとも、2回とるのが基本マナーです。
また元々「ブルースのコード進行」 なので、様々な音が使えますが、
基本はロック的ダイナミクス」で会話する!
という事になるでしょう。
最初は2段階のストーリー展開 を目指していきましょう。
【1コーラス目】「 」
【2コーラス目】「 」
上のカッコの中に 自分なりのテクニックやコンセプトを 入れて整理してみて下さい。
是非セッションを盛り上げて下さい!
また「エンディング」ですが、
これも基本ブルースの「カットエンディング」 と同じです。
【ブルースエンディング】
「エンディング」は10小節目で バンド全体で「ブレイク」し、
ボーカルが少し「ゆっくりになるリット」をかけつつ 最後の歌詞を歌います。
その後、ギターやリード楽器が 何かしらのフレーズを入れて
最後に「アイコンタクト」で バンド全体でガーンとI7のコードを合わせて終了です。
このタイミングをしっかり覚えて、 バッチリ決められれば セッションは大団円です!
※カラオケにはイントロやエンディングはありません。
また、カラオケでは、ギターリフが常に入っていますが、実際のアドリブでは
足し引きして展開をつくります。
動画を撮影できる環境がある人は動画配信サイトなどにアップして頂ければ、
見させて頂いてアドバイスいたします。
その他質問などはコメント欄や個人ページに書き込んで下さい!



