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その1 まずはデモ演奏を聞いてみましょう!
(下の画像をクリックでYouTubeへ移動します。)
その2 曲のKeyとコード進行について
この曲はKey:E♭やギターやベース(竿もの系)が多い場合はEでやられることもあります。
コード進行の解説です。
ディグリー(度数)での表記を行っています。ディグリーなどのコード理論についてはこちら。
これに慣れると、コード進行の理解が深まり、様々なKeyや曲に対応できるようになります。
(FTJS!スタンダードナンバー集より。その1の15番目に載っています。)
【曲演奏攻略】
●リズムサイドのポイント
スティービーワンダーのファンクサイドを代表する
名スタンダードナンバーの一つ!
基本のリズムはーボードで 「ファンキーリフ」を弾いてイントロがスタートします。
キーボード、そしてギターが担当することが多いので 是非覚えておきましょう。
また、曲中に2つのリフが出てきます。
コード自体は「E♭7一発」で ほとんど動かないのですが、
リフの変化で展開をつけています。
「メインリフ1」は イントロのキーボードリフをそのまま引き継ぎます。
管楽器やギターなど 上にノる楽器はそのまま「ユニゾン」でOK。
でも、ボトムを支える
ドラム&ベースは いわゆるディスコ調のドロップである 「4分打ち」でアレンジされています。
「ファンクのアップビート」を意識しつつ 切れ味のよい4分音符で グルーヴをささえて下さい。
そこから歌詞の展開に合わせて 「メインリフ2」に入ります。
これもギターや管楽器などは そのまま「ユニゾン」が基本です。
ドラム&ベースは 「ドロップ」が「ファンク基本パターン1」 にチェンジとなります。
でも、かなり
「ドロップ崩し」をかけて 自由にグルーヴした方が、 メインリフ1との差が出て よりファンキーでしょう!
そして、このリフ展開は そのままアドリブに入った時の ストーリー展開に使ってもOK。
完全に違うグルーヴを作ってもいいし、 テーマのリフを参考にしてもOK! という美味しいアレンジです。
最後に「Bサビ」はキメ! となります。 ※譜面のコード譜参照
このキメだけは リズム隊全体でバッチリ合わせないと 曲の雰囲気を壊してしまいます。
バッチリ決められるように しっかりさらっておきましょう!
●ソリストサイドのポイント
まずソロなどの音使いは以下のようになります。
| ディグリー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 実音Key:E♭ | ミ♭ | ファ | ソ | ラ♭ | シ♭ | ド | レ |
| B♭管(F) | ファ | ソ | ラ | シ | ド | レ | ミ |
| E♭管(C) | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
アドリブに入ると、
「E♭7」一発! のシンプルなファンクセッションになります。
でも、ファンキーなコード一発だからこそ
しっかりバンド全体で会話し メリハリをつけないと ダラダラした印象のソロになりがち。
そこで、基本として、 16分音符にセカセカノッて 引っ張られるのではなく、
大きくのる「レイドバック」を 意識すると良いでしょう。
その上で、余裕を持って 周りと会話しながら 展開を作っていくことが大事です。
その際段々音数を増やすのならば
基本は 「メジャーペンタトニック」 でメロディを作り、
そこに「ブルーノート♭3♭7」を 足していくことで テーマメロディと全く同じ
音づかいで自然に サウンドさせることが可能です。
さらに展開を作るならば、 やはりファンクのリズムを 活かさない手はないでしょう!
ファンク特有の「16分休符を意識したフレーズ」 などは参考になると思います。
単純に音を16分音符で詰め込むのではなく ファンキーなリズムで展開を作ってみて下さい!
また、ソロを終わらせる時は、 「フックの合図」をだして 「Bサビ」にバンド全体で展開していきます。
この時、「Bサビ」は「キメ」になっているのですが、 ※コード譜のリズムを参照
このキメには合わせてもOK!だし 無視して弾き切ってもOK!です。
キメに合わせれば きっちり終わりやすくなりますし、
無視して弾き切れば、 かなりクライマックス感を演出できます!
どちらでもOKですが、 「Bサビ」最後の「ブレイク」で 止まるのだけはやめましょう。
ここはソリストにとって最後の見せ場!
「ブレイク」で何らかのフレーズを決めて 次のソリストへ気持ちよく バトンタッチすることが大事です!
その3 具体的な構成の解説
アドリブ中は「E♭7一発」 で好きなだけソロの尺を取ることになります。
そして「フックの合図」」がでたら
最後のキメをバンド全体で合わせて終了です。
なのでソリストとバックのメンバーが しっかりコミュニケーションをとり、
メリハリをつけてストーリー展開しないと ダラダラした展開のないソロになりがちです。
【オープニング】「 」
【アオリ】「 」
【盛り上げ】「 」
【フック合図への繋ぎ】「 」
【Bメロ】「キメに合わせるか?弾き切るか?」
この5つのセクションで
自分なりのストーリー展開をイメージしておくと、
まずは焦らずに対応できるようになると思います!
また、「エンディング」ですが、
「繰り返しの合図」がでて
「Bサビ」の前半2小節を 繰り返すアレンジになることが一般的。
ある程度繰り返したら 「カットの合図」が出て 本当に終了です。
最後はボーカルかテーマプレイヤーが
段々ゆっくりになるリットをかけて終わると タイミングが取りやすいでしょう。
是非バシッと決めて気持ちよく終って下さい!
※カラオケにはイントロやエンディングはありません。
また、カラオケなので、8小節ごとに
Aメロ→A’メロ→Bメロ+バンプとテーマに沿った形で展開し繰り返します。
動画を撮影できる環境がある人は動画配信サイトなどにアップして頂ければ、
見させて頂いてアドバイスいたします。
その他質問などはコメント欄や個人ページに書き込んで下さい!



