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スタンダードナンバー攻略「The Chicken」

Posted on 2014年4月11日 Posted in スタンダードナンバー攻略
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thechickenbanner

 

その1 まずはデモ演奏を聞いてみましょう!

(下の画像をクリックでYouTubeへ移動します。)

Jaco Pastorius- The Chicken  - YouTube

デモ演奏を聴く

 

その2 曲のKeyとコード進行について

この曲はKey:B♭で演奏されます。

コード進行の解説です。

ディグリー(度数)での表記を行っています。ディグリーなどのコード理論についてはこちら。

これに慣れると、コード進行の理解が深まり、様々なKeyや曲に対応できるようになります。

(FTJS!スタンダードナンバー集より。その1の16番目に載っています。)

thechickensheet

【曲演奏攻略】

●リズムサイドのポイント

まず最初の「ベースリフ」 が印象的な曲です。

このリフがテンポやドロップを すべて決めると言っても過言ではありません。

全体のグルーヴとしては 「8ビートと16ビートの間」のフィーリングを持っています。

 

なので、 ベーシストの弾き方によって 「ドロップ」が大きく2つに分かれます。

「8ビートの基本ドロップ2打パターン」 か 「ファンクの基本ドロップその2」 のどちらかです。

どちらで最初のドロップを弾いているのか?

ベース以外のバンドメンバーは しっかりイントロの時点で把握しておきましょう!

 

また、思う存分 「ドロップ崩し」でリズム隊は遊べます。

が、基本は「ファンク系の16分崩し」 が良いでしょう。

 

もちろん周りのメンバーとの会話次第では、 間違いじゃないのですが、

「8分音符でドロップ崩し」をすると、

ファンキーなフィーリングが無くなって この曲にとっては野暮ったいグルーヴになります。

 

なので、基本ドロップは 8ビート系でもOKですが、

崩しは16分音符で行った方が、 曲調にはあってくるでしょう。

 

また、この曲は「キメ」の宝庫!

「E♭7」の頭と「C7」の最後に お決まりのキメが入っています。

テーマの時はもちろん、 アドリブ中も基本的に入ります。

盛り上がってリズムを崩しまくっている時は あえて無視することもありますが、

基本的にはコーラスを繰り返すごとに 毎回それぞれのキメを入れましょう!

 

また、「C7」の部分は その後の「キメ」に向けた アオリの部分です。

なので、リズム隊的には 「ロングフィルイン」などの仕掛けどころと言えます。

ソリストを引っ張る位の気持ちで ガンガンアオリ、

バシッと全員でキメが決まると 最高に気持ちのいいアンサンブルになります!

是非意識しておいて下さい。

さらに!

「C7」後のキメの後ですが、

 「シンコペーション」で 「バンプ」(メロディのない、1~2コードの繰り返し部分) に解決します。

この時にリズムを見失って グルーヴがヨレてしまう人が多いです。

しっかり「アップビート」を感じながら キメの後の着地を成功させましょう!

また、リズム隊全体のアプローチとしては リフはとりあえず最初は無くしてしまって、

「ドロップ」のみ、または「白玉」でもOK!

一度落としてから再度リフに入ると

分かりやすくストーリー展開が感じられて いいセッションになりやすいと思います。

また、最後4小節の「バンプ」ですが、

この時に盛り上げるのか? 盛り下げてソロが終わるのか? の駆け引きが

バック全員とソリストの間であるので、 気を抜かずに、しっかりソリストに集中することが大事です!

 

●ソリストサイドのポイント

まずソロなどの音使いは以下のようになります。

ディグリー1234567
実音Key:B♭シ♭ドレミ♭ファソラ
B♭管(C)ドレミファソラシ
E♭管(G)ソラシドレミファ♯

※ナンバリングシステムについてはこちらをご覧ください。

 

全て7thコードで ブルースの変形とも捉えられる。

基本は「メジャーペンタトニック」(メジャースケールの4,7抜き)でアドリブする。

そこに「ブルーノート」を絡めると テーマに近い歌い方になって 曲の雰囲気に合いやすい。

 

細かく見て行くと、 メインキーが「B♭」と考えると、

「E♭7(Ⅳ7)」「D7(Ⅲ7) 「G7(Ⅵ7)」」「C7(Ⅱ7)」

全てメジャースケール外の音が入った 「ノンダイアトニックコード」なので、

基本ブルージーな盛り上がりコード!

なので、全面「ブルーノート」を絡めてOK。

最後のキメはモロに 「マイナーペンタトニックスケール」

(ナンバリングシステムで 1、b3、4、5、♭7のスケール)なので

これに習って、ブルーノートだらけの フレージングにしても問題なし。

つまり、普通のブルース進行と同じく、

(ナンバリングシステムで 1、b3、4、5、♭7のスケール)

「明暗のブルーノートの歌い分け」 が全般渡って可能! ということです。

 

そして、ブルーノートの歌い分けに慣れてきたら 少しジャジーなアプローチも可能です。

例えば、 各コードの「特徴音」を 綺麗に歌い分けて行く方法です。

基本は「B♭のメジャースケール」で

●「B♭7(I7)はブルーノート♭7」

●「E♭7(Ⅳ7)はブルーノート♭3」

●「D7(Ⅲ7)はオルタード♭6」 (簡単オルタード3度解決)

●「G7(Ⅵ7)はオルタード♭2」 (簡単オルタード1度解決)

●「C7(Ⅱ7)はブルーノート♭5」 でフレージングすると、

とてもコードにあったサウンドになります。

 

また、もっと「ビバップ」的なフレージングも可能です。

それぞれの7thコードが 4度進行していますので、

すべて「セカンダリードミナントのV7」

つまり「ガッツリ盛り上がりコード」 と考えることも可能です。

 

「D7(V7)→G7(I7)」と考えると

解決先を「Gの1度,3度,5度」で考えた

「簡単オルタード」、

そして

「ハサミ型オルタード」

「跳躍型オルタード」

「HP5」 などなど全て使えます。

これと同じ発想で

「G7(V7)→C7(I7)」と考えて 解決先を

「Cの1度,3度,5度」で考えた

「簡単オルタード」、

そして

「ハサミ型オルタード」

「跳躍型オルタード」

「HP5」 も全てOKです。

 

また、「E♭7(Ⅱ♭7)→D7(I7)」 は「裏コード」とかんがえる事ができます。

なので、オモテの「A7(V7)→D7(I7)」

と改めて考えて、

解決先を「Dの1度,3度,5度」で考えた

「簡単オルタード」、

そして

「ハサミ型オルタード」

「跳躍型オルタード」 もOKです。

 

ブルースのように

キー一発で明暗を弾き分けるのか?

基本メジャースケールでコードに合わせて特徴音を弾き分けるのか?

それとも、

各コードに合わせてどジャズなサウンドで攻めるのか?

 

さまざまな選択が可能な 奥の深いコード進行をもった曲です!

その3 具体的な構成の解説

 

まずはイントロの ベースリフでドロップが決まる!

これがアンサンブルの肝になります。

ベーシストがどっちのドロップでくるのか?

これをよく聞き取り、 それに反応して、バンド全体のグルーヴを

まずは「B♭7一発イントロ」で作りましょう。

 

その後、リード楽器プレイヤ―の 「頭の合図」でテーマスタートとなります。

 

テーマに入ってからは 16小節1コーラスのテーマの繰り返しに入ります。

が、この曲も16小節と短いので 前後テーマとも2回ずつ演奏するのがマナーです。

 

さらに曲中も、

「E♭7」に行く時と、 「C7」の後のキメは 常に演奏されます。

ソリストは合わせても良いし、

無視して盛り上げてもOK! という、

キメの基本マナーは他の キメのある曲と同じです。

 

逆に、バックのメンバーは 絶対キメを忘れないように注意しましょう。

このキメが入ることで ロストする確率もグンと下がります。

 

全体のストーリー展開としては やはりキメの部分をどう活かすのか? が肝になってくるでしょう。

 

また、「C7」の部分が キメに向かってどうアプローチするのか?

というバンド全体の会話をしやすい部分ですので、

1コーラス目

【前半】「              」

【C7アオり】「              」

【盛り上げのキメ~バンプ】「            」

2コーラス目

【前半】「              」

【C7アオり】「              」

【盛り下げのキメ~バンプ】「             」

 

こんな風に3つのセクションで 1コーラスを考えると 整理しやすいかもしれません。

ファンキーにリズムで攻めてもよし。

ブルージーにイナたく攻めてもよし。

ジャズ的にクレバーに攻めてもよし。

色々な楽しみ方が可能な名曲です!

その4 カラオケに合わせて演奏してみよう!

※カラオケにはB♭一発のイントロは入っていません。カウント後16小節のコード進行を繰り返します。

その5 動画をアップしたり質問してみよう!

動画を撮影できる環境がある人は動画配信サイトなどにアップして頂ければ、

見させて頂いてアドバイスいたします。

その他質問などはコメント欄や個人ページに書き込んで下さい!

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