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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
昨日吉祥寺のスタジオにて、
満員の参加者の方と
セッションを楽しんできました!
そこで改めて気づいたことがあります!
それは
【ミュージシャンの影響力が
時代ともに変化して
きていること!】
それこそ昭和〜平成の時代は、
テレビに出て圧倒的な数の
顔も知らないファンたちに
どれだけアピールできるか?
どちらかというと
遠くて簡単には手に入らない、
畏敬の念をどれだけ抱かせるか!?
が影響力を発揮するのに大事でした。
テレビに松田聖子さんが出れば、
その次の日の学校では
その話題一色で盛り上がり!
聖子ちゃんカットが大流行りして、
たくさんの人が聖子ちゃんと
自己同一化をはかろうとする。
まさに畏敬の念を抱く、
神格化の成功例!
マスメディアの力を借りて、
遠距離戦で影響力を高めていった
タレントやミュージシャンが
本流だった時代が
つい最近までありました。
が!
今や、その方式だと
影響力を持てないどころか、
ネットの力ですぐに
プライベートをあばかれたり、
性格の闇を特定されたりして、
逆に失速してしまう例が絶えない!
そこで昨日セッションしていて
ハタと気づきました!
今の時代は近距離で
【一緒に演奏したい!】
と思われるミュージシャンが
結果的に影響力が
強くなってしまう時代だ!
それこそ今までの価値観だと
常人には不可能なスーパープレイで
周りのライバルをなぎ倒し、
狂気すら感じるタガのはずれたプレイヤー
になると、畏敬の念を持って神格化され、
影響力を持つことができました。
もちろんこの
【神格化】の傾向が
完全に失われた訳ではありません。
現在も、昔より少数ですが、
そういう狂気を感じる
プレイヤーは生まれてきています。
が!
どうやら時代の大勢は
【神格化プレイヤー】よりも
【隣のやさしい兄ちゃん、姉ちゃん】
を求めるようになってきている!
一緒にスタジオに入って、
ものすごいプレイで圧倒されて、
「あぁ、この人みたいに
自分はなれない…。」
と遠い距離を感じてしまう人よりも、
「この人と一緒に
演奏するとなんか楽しい!」
といい意味で近い距離感を
感じる人の方が
明らかにファンができやすい!
もっというと
その人の醸し出してる
雰囲気が重要!
どちらかというと
プレイの内容よりも
その人の近くにいても
疲れないとか、
癒されるとか、
元気になる!みたいな
パーソナリティを持っている人が
確実に近距離戦で
コアなファンを獲得
するようになっている!
昔みたいに
派手なルックスや
ぶっ飛んだパフォーマンス
などのわかりやすい部分で
アピールできなくなった分、
今の方がある意味
難易度は高いかもしれませんね。
だって、その人の人間性
そのもので勝負するしかない
時代に突入してきているから!
改めて時代とともに
ミュージシャンの影響力の出し方が
180度変わってきているな!
と感じた昨日の
アドリブセッションでした。
本日もガツンと
グルーヴしていきましょう!
