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素人が演奏法に口出すのは危険だぜ!?

Posted on 2019年5月26日 Posted in セッションブログ
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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。

 

あくまで
事実に基づいた架空のお話。

とある場所に
二人のピアニストがいました。

二人とも基本はクラシック出身。

子供の頃、
真剣にピアノを習っていました。

 

でも二人の悩みは
少し違っていました!

 

一人は割と最初から
スムーズに指は動いたけど、

「他人の子供に教える時に、
 どうしてもできない子がいる」

優しい彼女は、
一生懸命、丁寧に教えているのに
スムーズにピアノが
弾ける様になる子と、
そうじゃない子の差が
激しいことに、
疑問と、悔しさと、
不甲斐なさを感じていました。

 

もう一人はもともと
ピアノの練習は大嫌い!

音楽自体は好きで
続けていたけど、
先生の言う通りに
なかなか指が動かなくて、
「私はピアノの才能がないんだ…。」
と半ば諦めたまま、
大人になりました。

 

音楽的ルーツは似てるけど、
その過程はまったく逆の彼女たち。

お互いにちょっと違った、
ピアノの演奏法の悩み
を抱えたまま悶々とした
日々を過ごします。

と、そんなある日、
とあるピアニスト
ではない男に
こんなことを言われます。

 

「ああ、その問題は二つとも同じ。
 自分と他人の生まれつきの特徴を
 認め、しっかりと
 尊重すれば解決します。」

二人のピアニストは
顔を見合わせて、
「???」マークを
頭の上に浮かばせまくりました。

「簡単なことですよ。
 二人ともピアノに座ってください。」

 

二人が連弾形式で
ピアノの前に座りました。

 

するとその謎の
ピアニストではない男は
片方の貴女の手首を
下から支えて、
「何か弾いてみてください。」
と伝えました。

半信半疑ながら、
手首を支えられたまま
演奏すると、
なんだか普通の時より
スムーズに指が動く感じがしました!
「!」

 

と、驚く間もなく、
もう片方の貴女に向かって
今度は手首を
上から優しく押さえつつ
「何か弾いてみてください。」
と伝えました。

やはり半信半疑ながら、
手首を押さえられたまま
演奏してみると、
不思議なことに
今まで考えられないくらい
スムーズに指が動きました!
「!!!」

 

さらに
そのピアニストではない男
は続けます。

今度は逆に、
最初の貴女の手首を上から押さえ。
次の貴女の手首は下から支えました。

つまり逆の形でサポートしつつ、
「二人とも何か
 弾いてみてください。」
と言いました。

すると不思議なことに、
二人とも全然指が動きません!
「!!!!!!」

 

そうなのです!

実は生まれつきの特徴で
一人は手首を曲げた方が
リラックスでき、
一人は手首を曲げると
全然力が出ない!

という身体的特性を
持っていたのです。

 

でも、そんなことを
知らない二人は
面食らってしまって
何も言えません。

 

「あなたは子供の頃、
 ピアノのフォームを
 どう習いましたか?」

と、面食らっている
二人に御構い無しで、
そのピアニストではない男が
質問を畳み掛けます。

すると二人とも、
「とにかく指が立つように、
 手首を高く保ちなさい!」
と指導されました…、
と答えました。

 

「なるほど!それが
 お二人の悩みの
 根本原因です!」

 

どういうこと!?
と質問を返すと、
そのピアニストではない男
は答えました。

「手首を高く保った方が、
 うまくいく身体特性を
 たまたまもった人以外は、
 そのアドバイスだと
 絶対に挫折して
 しまうのです…。」

 

「お子さんにピアノを
 教える時にできる子と
 できない子が生まれてしまう
 一つの根本原因もこれです。」

一人目の貴女は顔を真っ青にして、
確かにみんなに
手首を上げろと指導している…。
と心のなかで懺悔しました。

 

「そしてせっかく
 音楽好きなのに
 上達しなかった
 貴女も間に合います。
 
 大人になってからでも、
 正しい身体操作を
 身につければ必ず
 イメージ通りに演奏すること
 ができるようになります。」

その言葉を聞いて、
二人目の貴女は
なぜか理由はわからないけれど、
熱い涙をこぼすのでした。

 

以上真実に基づいた、
フィクションでした。

が!

いかがでしょうか?

 

 

実は人には
生まれ持った身体特性があり、
その特性はしばしば
真逆であったりします。

自分の感覚だけを頼りに
他人をみると、
その人には心地よい動きなのに、
強烈な違和感を感じて、
ついつい口を出し、
強制してしまう人が
後を絶ちません。

 

まず素人は他人の演奏法に
口を出すのは危険です。

さらには、
仮に正しかったとしても
演奏自体がその人にとって
ご機嫌な状態でなければ、
脳的な問題で
結局は音楽は成長していきません!

もしこの物語を読んで、
何かしら胸にくるものがあった方は、
ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

 

 

今日も1日ガツンと
グルーヴしていきましょう!

 

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