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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
ある一つの
かっこいいフレーズを弾いた人がいます。
合計8人いるのですが、
それぞれに後で、
「なぜそのフレーズを
弾いたのですか?」
と質問すると、
みんな違うことを言いました。
まず大きく別れたのは、
半分の人は
「自分がそう弾きたかったから」
という風に、
自分の中から
インスピレーションを
引き出してきたタイプ。
逆に半分は、
「周りの音の流れが
そうして欲しそうだったから」
という風に、
自分の外から
インスピレーションを
引き出してきたタイプ。
面白いもので、明らかに
「自分の中に音が眠っている」
と答えるタイプと、
「自分以外に常に
ヒントが盛りだくさん!」
と答える2タイプに
綺麗に分かれるのです。
子供のころの
遊び方とかを聞いても、
だいたい符号するので、
ほぼ生まれつき
インスピレーションを
引き出しやすいポイント
が決まっている感じ。
さらに深く
インタビューすると。
1「あのフレーズが一番合理的だった。」
と、言語で完璧に思考し答えるタイプ。
2「なんだか燃えるような赤が見えた。」
と、色や感情を答えるタイプ。
3「筋肉が勝手に動いた。」
と、感覚を元に答えるタイプ。
4「なんとなく直感で。」
など4タイプがいました。
【1思考タイプ、2感情タイプ、
3感覚タイプ、4直感タイプ】
大きく分けるとミュージシャンが
インスピレーションを
引き出すパターンとして
この4つのタイプ傾向が
見えてきました。
ちなみに、
前半の2つは割と
理由がはっきりしています。
後半の2つは理由は
わからないけどそう動いたタイプ。
まずは自分の中、または外、
どちらかから
インスピレーションを
引っ張ってくるタイプ分け。
そこからさらに枝分かれして、
【1思考タイプ、2感情タイプ、
3感覚タイプ、4直感タイプ】
この4つのパターンが
出てくるので、合計8つ!
細かく分けると
もっとありますが、
ひとまずこんな感じ。
僕は昔から、
「なんで同じ音源を聞いてるのに
みんな感想が違うのだろう!?」
と思っていました。
さらに言うなら、
「なんで言葉ではっきりと
感想が説明できる人と、
言葉にならない人が
いるのだろう!?」
と、疑問で仕方が
ありませんでした。
同じ音を聞いていても
人によって全く感想が違う。
瞬間の判断で変化していく
アドリブなんてやらせたら
さらに人によって
如実に違いが出てきます!
不思議でしょうが
なかったのですが、
現時点ではある程度
そうなるポイントが
見えてきています。
答えを言ってしまうと
【半分生まれつきで
性格と感性が決まっている!】
のです。
生まれついて50%は
音を聞いた時に、
自分の中で
優位になる感覚が
決まってしまっているのです!
全部とは言いませんが、
だいたい上記の
8つのパターンのどれかに
僕たちは当てはまります。
どうやら脳科学的な観点から、
そもそもどの感覚を
使ってものを捉え?
ものを考えるのか?
の得意パターンが
生まれつきプログラミング
されているらしいのです。
でも!
ここで面白いのはあくまで
【決まっているのは半分だけ!】
ということ。
【生まれつき性格や感性が
半分決まっている!】
と聞いた時に、
「あぁ、半分も決まっているのか…」
とネガティブに捉えるのか?
「お!じゃ、あと半分も
コントロールできるのか!?」
とポジティブに捉えるか!?
はあなた次第。
ちなみに僕は圧倒的に後者です。
これにも理由があります。
【生まれつきの感性だけで
勝負するミュージシャンは
大成しないパターンがほとんど!】
あくまで僕の個人的感覚値ですが、
強くそう感じます。
素晴らしい表現や
解釈のできる音楽家は
軒並み自分の生まれつき
得意な感覚の次に得意な感覚
に後天的に目覚めています!
しかも!
面白いことに、
その2番目に得意な感覚は
生まれついて一番得意な感覚とは
逆側に振られていることが
ほとんどなのです!
例えば、生まれつき思考力が高く、
言葉で全て説明しようとする人は、
逆に筋肉反射、または直感、
いづれか理屈にならない部分で
演奏する力を後天的に磨きます。
「思考タイプ」や
「感情タイプ」など
その行動をとるのにはっきりと
理由がわかる感覚が強い人は。
逆側の「感覚タイプ」や
「直感タイプ」など、
その理由がはっきりわからない
感覚を鍛えると
ユニークで他人に感動を与える
素晴らしいミュージシャンに
成長することが
とても多いのです!
もちろん逆も然り。
「感覚タイプ」や
「直感タイプ」が
生まれつき得意な感覚の人は、
逆側の「思考タイプ」や
「感情タイプ」
の感覚に目覚めると
すごいことが起こります!
そして、
人生の後半になるに従って
徐々にその影響力を
いい感じで発揮していきます!!
昔から日本には
【文武両道】という発想があります。
僕は最初にこれを聞いた時、
「平均点の取れるいい子ちゃんを
大量につくる日本的発想だな…。」
と勘違いしていました。(笑)
本当に大きな勘違いでした!
【文武両道】の本質とは!?
言葉や理屈を操る「文」的勉強と
身体で直感を操る「武」的勉強の
両方が揃わないと人間は
生まれ持った能力を
最大限に発揮できない!
という、現代の脳科学
からしても真っ当な本道を
まさに簡潔に表現したもの
だったのです!
【ミュージシャンはどこから
インスピレーションを得るのか!?】
まだまだ完全には
解明されていませんが、
なかなか面白いテーマだったので、
現時点の僕の研究結果を
シェアいたしました。
ピンときた人はどうぞご参考に!
今日も1日ガツンと
グルーヴしていきましょう!
