
お気に入りに追加こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
昔こんな実験をした事があります。
リアルタイムの
MIDI録音(打ち込み)で
ステイービーワンダーっぽい
鍵盤を録音しました。
そして、MIDIデータなので、
そのタッチとリズムの
タイミングだけはそのままに、
違う音色の楽器に
一瞬で切り替えてみました。
(確かその時は、
クラビネットから
木琴にしてみました。)
するとどうでしょう!
まさにスティービーワンダーが
木琴を叩いているような
フィーリングに感じられたのです!
また、録音技術的に
難しかったのですが、
やはり特殊なギターで、今度は
ラテンブルースロックの雄
サンタナ風のサウンドを
MIDIで打ち込んでみました。
(当時は、結構MIDIギターの
感度が悪くて苦労しました。笑)
それを今度は、
バイオリンの音色に変えてみました。
もちろん多少の
違和感はあるけれども、
やはりサンタナが
下手くそなバイオリンを
弾いているような
フィーリングになったのです!
この実験から分かる結論は明白。
「一発でこの人だ!
とわかる音楽的個性は、
まちがいなく
リズムから来ている!」
もちろん、音色そのものや、
その他の条件も
大いに左右してきます。
が、その実験から、
僕は個性をかたどっている
最大の要素はリズムだ!
という確信にいたりました。
そう言えば昔、
僕の楽器をのせた
機材車が渋滞で遅れて
そのまま借り物のセットで
ライブに出た事がありました。
その時も、
「いつもの機材より
良いんじゃない!?
お前が弾くと
何でもお前の音だな。(笑)」
と言われた経験があります。(爆)
また、今となっては
マルチプレイヤ―なので、
ベーシックな楽器は
全て演奏するのですが、
やはり、どの楽器を演奏しても、
聴く人が聴くと、
すぐに僕だと分かるそうです。(笑)
これも、理屈は全く同じで、
楽器が変わって、
多少操作感や音色が変わっても、
僕のグルーヴで演奏すると、
僕のサウンドになってしまう。
どうやらこれが答えのようです。
そう考えてみると、
確かにアドリブの
ジャムセッションで
その場にある機材で、
パッと音作りをして
パッとアンサンブルしても、
みんなそれぞれ
個性のある音になります!
実は、細かい道具や、
高い機材にこだわらなくても、
十分個性は出せる。
もっと言うと、
「あなたにしかないリズムが、
すでにあなたの個性を
引き出している!」
と、言えると思います。
是非、多くの方に、自信を持って、
自然で自由なグルーヴを
表現して頂けたら幸い!
それでは、今日も一日
ガツンとグルーヴさせていきましょう!
