
お気に入りに追加こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
今回のテーマは
「なぜバンドはバンドなの?」
です。
「band」の語源を調べると、
木工用ボンドなどで使われる
「bond」がでてきます。
これはそのイメージ通り、
「強力にくっつける」
という意味があるようです。
そこから転じて
「band」となりました。
「band」はいわゆる
ベルトや帯のこと。
ズボンを体にくくりつけて、
公衆の面前で恥ずかしい思いを
しないために
今でも活用されていますよね。(笑)
このイメージが転じて、
【それぞれ個性を持った人間や楽器が
一緒に集まって音を奏でる集団】
という派生の意味が生まれたようです。
なので、複数人で
音を出すのがバンドだ!
というのは間違いないわけです。
でも、そもそもなんで
複数人でやるの??
という根本的疑問を
持ったことはありませんか?
楽器によっては、
1人でも完成した音楽を
プレイ出来てしまいます。
(例えばピアノとか)
もっと突き詰めてしまえば、
自動演奏機械やパソコンを使って
別に自分が演奏しなくても
音楽を楽しむことができてしまうのです!
なのに、なんで
わざわざバンドなんだろう?
そう感じた事はありませんか?
どうやらこの答えは
大きく分けると2つあるようです。
1つ目は、
【単純に人と合わせること
自体が気持ちいいから!】
2つ目は
【色々な個性や性格をもった人を
丸ごと受け止めるのが音楽だから!】
1つ目は明白ですね。
よっぽどひねくれた人でない限り、
他人と会話し、
コミュニケーションをとるのは
本能的に楽しいことであり、
生きるのに必要不可欠な事です。
それを、音を通して複数人でやることは、
根源的な幸せに繋がるのです!
そして2つ目ですが、
音楽には「メロディ」
「ハーモニー」「リズム」
という3要素があります。
そして、これらをもっと細かく分解すると、
さらに天文学的な数字で
色々な要素が生まれてきます。
これぞまさに多様性!
人によっては、
とっても目立ちたがり屋の人もいれば、
人のサポートにまわると
力を発揮する人もいる。
まんべんなく
平均点を取るのが得意な人もいれば、
先鋭特化で一つの事に
強力な能力を発揮する人もいる。
この様に、人の個性、
性格というのは様々な多様性があります。
まさにこういった
個性に反応するように
みんな自分の性格を
強く反映しやすい楽器や
演奏法を無意識に
選択しているのです!
そして、そんな人達が、
「音での会話を楽しむ!」
という一つの目標に向かって集まった時、
足りないパズルのピースがハマるように
素晴らしい音楽が鳴りだすのです!
これぞ、まさに
バンドがバンドたるゆえん。
もっと簡単に言ってしまうと、
【人が集まって音を出すと
無条件で楽しいからバンドになる!】
というのが、
超本質的な答えのようです。
そして、そんな楽しい仲間と
沢山繋がれるのが
ジャムセッションの醍醐味。
そもそも何でバンドなの?
という漠然としたモヤモヤを抱えていた人は、
是非参考にしてみてください。
今回はこの辺で。
今日も1日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
