
お気に入りに追加
こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
また最近よく、
「どうやったらミュージシャン
になれるのですか?」
とか、
「どういうきっかけで
この世界に入ったのですか?」
という質問を受けました。
正直な話、今でもべつに
どっぷりミュージシャンの
つもりもないし、
いわゆる音楽業界に
入った覚えもありません。(笑)
でも、この質問をしてくる人への
多分、的確な答えはもっているので、
この場をもって、
お答えさせていただきます。
まさに答えからいきましょう!
「当たり前のことを
当たり前にできると
ミュージシャンなんて
簡単になれます!」
当たり障りのない答えに
聞こえるかもしれませんが、
これ本当のはなし。
例えば、ギタリスト志望が
一番数が多くて、
かつ分かりやすいので
例に出してみましょう。
あるギタリスト志望の人が
どうしてもギターを
見てほしいと言うので
見たとします。
その時、「早弾き」を
アピールしてきたとします!
(わかりやすい。笑)
そうすると、
プロデューサー目線から行くと、
なるほど、この人は
早弾きが売りなんだな!
と、素直に思う訳です。
そこで、そのプロデューサーが
その時、早弾きにまったく
興味がなければ、
その時点でアウト。
仮に、超偶然で、
その時まさに早弾きができる
ギタリストを
探していたと仮定しましょう!
すると、いろいろな
やり方はあると思いますが、
大抵この手の質問を投げかけます。
「超高速のジャズで
アドリブはできる?」
「超高速のファンクはプレイ可能?」
「超高速のラテンで
グルーヴできる?」
などなど。
要するに、
【どんな土俵でも、
あなたの売りを
確実にアピールすることが
できますか?】
という確認を取りに来ます!
これ、僕の個人統計だと、
この質問をされたときに、
ほぼ95%のミュージシャン志望は
何もできなくなります。
この時点で、確実にアウトです。
でも、もっと根本に
話を戻しましょう!
実は、こんなハイレベルの
音楽知識やテクニックを
当初は持ち合わせていなくても、
サラッとミュージシャンに
なってしまう人は沢山います。
因みに、
【ミュージシャンとは?】
という哲学的な問いを
考えてしまうと、
途端に問題が複雑になるので、
ここでは
「音楽で飯を食っている人」、
と単純に定義します。
そういう人はどういう事を
普段やっているのかと言うと、
1 明るく挨拶ができます!
2 素直に人の話を聞き、
周りの人を尊敬しています!
3 よく勉強し、良いと
思ったことはすぐ実行します!
これだけ。
本当にこれだけです。
まず、気づいたら音楽で
飯を喰っていた人は、
いろいろタイプはいますが、
大抵明るいです。
家で1人しこしこ練習とか、
あまりしていません。
それよりも、外に出て
色々な人と出会い、
そして臆せずセッションとか
してしまいます。
でも、素直に人の話を聞き、
先輩を尊敬しているので、
へたくそだからこそ、
周りの人がアドバイスをくれて、
どんどん上達し、
ドンドン演奏機会が増えます。
かといって、
全てをうのみにするほど
バカ正直ではなく、
自分でいろいろ勉強することも
怠りません。
そして、
その結果良いと思った事は、
すぐに実行し、すぐ結果を
出して行きます。
このサイクルを繰り返して行くと、
自然と音楽にふれる生活が
身近になり、
どこかのタイミングで
音楽が飯のタネに変わる
決定権をもった人と出会います。
すると、気づかないうちに、
音楽で飯を喰っているのです!
そして、面白いことに、
この話を一般企業の
人事担当の方とすると、
ほぼ100%の確率で、
かなり強い同意を得ることが
できます。
まったく同じことが、
ミュージシャンだけではなく、
一般企業の新規採用でも
起こっているそうです!
話をまとめましょう!
この話で何がいいたいのかと言うと、
「当たり前のことを
【音楽的知識やテクニック】
と思っているうちは、
君はプロにはなれない!」
「人として当たり前のことを
当たり前に出来た時、
君は知らぬ間に
【音楽】で飯を喰っている!!」
これが答えです。
もちろん、【】の中を
違う言葉にしてもらえれば、
そのまま他の業種でも
当てはまります。
どうやらこれが
世の中の原理原則のようです。
僕自身、音楽だけに限らず、
色々な場面でいつも思い出し
参考にするお話です。
この記事が少しでも
参考になれたら幸い。
今日も1日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
