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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
「コンフォートゾーン」
という言葉があります。
直訳すると「気持ちいい範囲」。
実はこれが人の表現の限界を
無意識に決めていたりします!
例えば、肉体的な限界は
わりと誰でも分かりやすい。
100M走でウサインボルトに
本気で勝てる!
という身体能力を持った人、
もしくはそう信じている人は一握り。
こんな感じで
身体的な限界は結構すぐに
多くの人が気づきます。
そして、心理的な限界。
これにはなかなか気づきづらい。
なぜなら「二重の罠」が
仕掛けられているから。
一つ目の罠は
「心が勝手に決める限界」
これは比較的分かりやすい。
例えば楽器なら、
本当はもっと早く弾けたり、
もっといろいろな音を選べるのに、
自分には才能がないから無理…、
と勝手に限界を作って
諦めてしまうこと。
本当はまだまだイケるのに、
心がもたなくて
限界を突破できないのは、
結構多くの方が身に覚えあり!
と感じるのではないでしょうか?
でも、実はもう一つの
心理的罠の方がやっかい
だったりします。
それこそが「コンフォートゾーン!」
その行動自体には
実はあまり意味がないのに、
習慣化してしまっているので、
無条件に気持ちよくて、
心が安定するものだと
勝手に心が思ってしまう現象。
分かりやすいのは
「過度の飲酒」。
明らかに体に毒なのにやめられない。
酒を飲むこと自体が
習慣化してしまって
コンフォートゾーンになってしまう。
音楽的な例だと、
例えばブルースが好きすぎて
そればっかり聞く。
すると他のジャンルを聞くと
コンフォートゾーン外なので、
勝手に気分が悪くなってしまう。
もちろんブルースに限らず
こう言う事が起こります。
要するに、
「自分が勝手に気持ちいいと
決めた範囲から出られない!」
という心理的限界が存在するのです!
実は、
「頑張っても実はまだ
もう一つ限界まで余裕がある」
という一つ目の
分かりやすい罠よりも、
この「コンフォートゾーン」の方が
様々な表現という意味では
大きな壁だったりします。
なぜなら
心が安定するものの方が
表現としていいもの
なんじゃないか!?と
錯覚しがちだから。
踏ん張って歯を食いしばって
体育会系的に頑張って
限界を超えるのは、
あきらかにしんどくて不自然です。
だから割とミュージシャンや
アーティストはこちらの超え方を
選びません。
感性の赴くまま
自分が気持ちいいと感じるものを
表現として選びがち。
もちろん、この感覚は
自然なものなので
素晴らしい表現につながる事も
あります。
が、知らず知らずのうちに
それがコンフォートゾーンになり、
表現が守りに入る。
同じことしかできなくなる!
という問題も抱えるのです。
実は最近就職活動や
将来のことについて
若者から相談される事が
多かったのです。
色々聞いていると、
彼らはまだ実績がないので
とにかく「がむしゃら!」
悩みつつも
コンフォートゾーンを
簡単に超えた発想をしていきます。
そんな若者たちを見ていると、
今の自分は無意識に
コンフォートゾーン内に
おさまっていないか!?
勝手に心理的限界を
作っていないか!?
改めて確認する必要がある
と感じるおっさんのアタマのなか
なのでした。(笑)
今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
