
お気に入りに追加
こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
アマチュアの頃、こんなことを
思ったことがありました。
「照明とかスモークとかの
効果なしで、音だけで勝負って
できないのか!?」
今となってはバッチリ
若気の至りだったと
反省しています。(笑)
そして、大人になって
ちょっと違った角度から
こんなことを言われる
ようになりました。
「照明の暗いレストランは本物だ。」
ライブの照明とレストランの暗さは
まったく別の話のように思えますが、
実は密接に絡み合っています。
答えから言ってしまうと、
【視覚、聴覚、味覚は
近い脳領域を使っている!】
どうやらこういう
脳の仕組みがあるらしいのです。
どういう事なのかと言うと、
「明るい中で音を聴くと、
キンキン聞こえる!」
「明るい中でものを食べると
味が濃く感じる!」
という傾向があるようなのです。
逆に言うと、
「薄暗い中で音を聴くと
落ち着いた音に聞こえる。」
「薄暗い中でものを食べると
味が薄く感じる。」
また別の実験で、
家の照明が明るい家庭だと
夫婦喧嘩の確率が高い。
逆に、照明が暗めだと
劇的に夫婦喧嘩の確率が低くなる!
こんなデータもあるようです。
明るい場所だとお互いの声が
キンキン攻撃的に聞こえるので、
喧嘩に発展しやすく、
暗いと穏やかに聞こえるので、
喧嘩になりづらい。
同じ原理で、
照明の明るいレストランは
味だけでは無く照明でも
勝負している。
暗めの店は味だけで勝負している。
こんなことも言えます。
ただ、これはお店全体の
コンセプトとかも関係してくるので、
僕個人的には照明が暗い店が本物だ!
と言い切るのはちょっと
行き過ぎだと思いますが。(笑)
なんにせよ、
こうして色々な事例を見ていくと
【光と音と味は密接に
関係している!】
という事が見えてきます。
照明が入った方が派手でしょ?
綺麗でしょ?という
単純な演出レベルではなく、
照明の刺激で音や味そのものが
変わってしまう。
どうやらこれが人間の感覚の本質!
僕は音楽家なので
どうしても音からの視点で
ものを見てしまいます。
が、世の中は音だけでなんて
できていません。(当たり前。笑)
逆に言うと、
音が100%関係していない!
という事も実は少ないのです。
もっと言えば、
人間が持つと言われる
五感全て関係していない
ことの方が少ない!
世の中の全ての事は
どこかで必ず繋がっている。
繋がっていないように感じるのは
自分の先入観が強いだけ。
そんな物事の本質を
改めて感じた今回のお話でした。
音はほぼ全ての事と繋がっているし、
また他のあらゆることが
音とも繋がっているのだ!
今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
