FTJS!ジャムセッション講座 ON LINE
  • Home
  • FTJS!について
  • お問い合わせ
  • 会員ログイン
  • FTJS!Blog
  • カリキュラムページ
    • ようこそ、FTJS! ONLINEへ!
    • 世界一かんたんなセッションができるまで
    • フリーセッションができるまで
    • 楽器別基礎 一覧
      • 楽器別基礎 ギター編
      • 楽器別基礎 ピアノ編
      • 楽器別基礎 ベース編
      • 楽器別基礎 ドラム編
    • スタンダード曲
      • スタンダード曲一覧
      • 動画付き曲解説(1音から始めるシリーズ)
    • 全動画レッスン一覧
      • お気に入り一覧

スケール(音階)は歴史とロマンの詰まった宝箱

Posted on 2018年12月25日 Posted in セッションブログ
FavoriteLoadingお気に入りに追加

 

こんにちは!

セッションインストラクター

の斉藤 彰広です。

 

音楽を理論的に語るときに

欠かせないのが「スケール」。

 

いわゆるドレミファソラシドなどの

音の並びの法則のこと。

 

これがいわゆる

西洋のクラシックに基礎を持つ

今の音楽理論だけでも沢山あるし、

もっと言えば、

世界中の民族ごとにあったりします。

 

でも、そもそもなんで

こんなに沢山スケールが

生まれてしまうの!?

なんて、音楽自体には

まったく関係ないのに(笑)、

根本的な疑問を考えてしまう人も

きっと多いのではないでしょうか?

 

もちろん今回も答えは出ませんが、

その周辺について

書いてみようと思います。

 

結論から言ってしまうと

【人間の感情は数字で表現
 できないからスケールが
 沢山生まれる!】

 

ちょっと調べると

西洋音楽のスケール(音階)だけでも

沢山の名前が見つかります。

 

今、僕達がよく見る音階は

「平均律」と言って、

あくまでオクターブを

均等に12個に割った

世界観の中で生まれています。

 

でも無理やり正確に

音程を切っているので、

色々な楽器や調に応用できる半面、

実はかなり綺麗な響きを

削っています。

 

逆にもっと土着の民族音楽などは

「純正律」といって、

かなり綺麗に響くけど、

他の民族の楽器だったり調には

応用しずらい、

本当にその通りに演奏しないと

その感じがでない

スケールを採用しています。

 

言って見れば

超アナログなスケールです。

 

わかりやすい例としては

「インドのシタール」と

「一般的なギター」。

 

これはそもそもの

スケールの考え方が違うので、

チューニングを合わせても

フレットを上がって行けばいくほど

音程がずれていきます。

 

超ザックリ言うと、

アナログな「純正律」と

デジタルな「平均律」の違い。

 

でもこうやって様々な世界中の

スケールを見ていくと、

それぞれ全然違うのに

ある一点でかなり共通の事も

見えてきます。

 

それは

【暗いスケールか
 明るいスケールか?】

という事。

 

いわゆるメジャー系、

マイナー系はかなりはっきり

分かれているのです!

 

でもこれにも例外があります。

 

分かりやすいのは

アフロアメリカンの

ブルーススケールと

スペインのスパニッシュスケール。

 

これらのスケールは

明るい音と暗い音が混在しています!

そしてアドリブが

かなり強い文化として残っています。

 

アフロアメリカンと

スペインの歴史を紐解くと、

両方とも圧政と搾取の時代が

色濃く見えてきます。

 

生活がつらいんだけど、

明るくしないとやってられないよ!

という大衆の心の声が

スケール(音階)にも反映

しているように思えてなりません!

 

再びそういう視点で

世界中の音楽を見てみると、

凄く暗いスケールを使っているのに

歌詞はアホなこととか、

惚れたはれたの事を言っていたり。

 

凄く明るいスケールを

使っているのに、

歌詞は反体制だったり、

つらい日常のことを

吐露していたりするのです!

 

単純に「悲しい」といっても

色々な「哀しい」があります。

 

「楽しい」と言っても

人の数だけ「愉しい」があります。

 

このように、人の心は

かなり強力な多様性を持っています!

 

これを音で表現しようとすると、

ザックリ明るい、

暗いの傾向はあるけれど、

多様なスケールが

生まれてしまうのです!

 

実は民族の歴史と

人間の心の揺れ模様を

大きくまとめて表現しているのが

「スケール(音階)」

なのではないか!?

 

なんてロマンを、

ミュージシャンの僕は

勝手に感じてしまう。

 

そんなお話なのでした。

 

今日も一日ガツンと

グルーヴしていきましょう!

この記事に関連する記事

  • ほんとに必要なものを見分ける力の身につけ方!
  • 素人が演奏法に口出すのは危険だぜ!?
  • 音楽は型VS実践どちらが大事!?
  • なぜ人は間違いを繰り返すのか!?〜楽器上達の秘訣
  • 音楽は対局の価値観で真剣にふざけよう!?
  • たまご1日何個食べてますか!?
  • 「音楽的に自然」の本当の意味とは!?
  • 止めどきがわからなくなった時に読むといい話。
  • イメージと口癖と無音の関係
  • 偶然と必然と好き嫌いの関係
« 変拍子ってなんで『変』拍子なの!?
言葉も音楽も面白いやつは何をやっても面白い! »

Leave a comment コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

会員ログインはメニューからどうぞ

最近のコメント

  • メール送信完了しました に masami より
  • メール送信完了しました に 平嶺桂子 より
  • メール送信完了しました に nana より
  • メール送信完了しました に 柏木良互 より
  • メール送信完了しました に タケムラシンペイ より

タグ

Key in E Knockin' on heaven's door Sweet Home Chicago アレンジ アンサンブル イメージ カウント カンペ ギター グルーヴ コミュニケーション コード想定 コード置換 ジャズ ジャズっぽさ セッションインストラクターへの道 セッションナイズ ドラム ハンドサイン ハーモニー ハーモニーの反応 ビバップ ピアノ フレーズ ブルース ベースソロ ボサノバ ボサノヴァ マンネリ リズム リフ レコーディング 反応 基礎練習 大島直樹 料理 畠山勇一 目標設定 練習日記 音域分担 音楽理論 音量 駆け引き 3つのポイント 6ルーツ初級

CyberChimps WordPress Themes

© FTJS!ジャムセッション講座 ON LINE