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変拍子ってなんで『変』拍子なの!?

Posted on 2018年12月25日 Posted in セッションブログ
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こんにちは!

セッションインストラクター

の斉藤 彰広です。

 

セッション慣れしてきた

経験者プレイヤーが

よくやる遊びがあります。

 

それは

「4拍子の曲を変拍子に変えて
 アドリブする遊び!」

 

もともと4拍子の中で

しっくりくるメロディを、

わざと延ばしたり、切ったり、

音を足したり、引いたりして

3拍子、5拍子、7拍子

などにして遊びます。

 

いわゆる変拍子遊び。

これがちょっとマニアックで、

慣れてくると結構面白いのです。

 

もともとのメロディが秀逸だと

変拍子にしても

そのカッコよさが崩れなかったり、

逆に、リズムでカッコよさを

作っていたメロディは

途端に全然違う印象の

ものになったりします。

 

でもある程度やりつくすと

多くのプレイヤーは

こんな境地に達します。

 

「変拍子ってなんで
『変』拍子なの!?」

 

英語だと「the irregular time」

 

『イレギュラー』(不規則な)

ですから日本語でも英語でも

ほぼ同じ意味ですね。

 

洋の東西を問わず、

変拍子はやはり変なのです。

 

でも変拍子なれしてきた

プレイヤーはこれに

違和感を覚えます。

 

なぜなら

「変拍子が普通に
 聞こえてくるから!」

 

慣れればなれるほど

普通になってしまうのです。

 

そもそも変拍子の「変」は

4拍子を基準に考えている

フシがあります。

 

世界共通で普通の人間が

自然だと感じるのは4拍子!

という認識が根底に

あるような気がします。

 

でも、よくよく調べてみると、

変拍子自体が

その民族の基本リズムで、

変拍子でしかリズムが取れない

人達も少数いるようです。

 

こういう感覚があるので

変拍子好きプレイヤーは

「なんで『変』拍子なの?」

なんて大真面目に

考えたりするわけです。

 

すると必ず出てくるのが

「感覚派プレイヤーとの衝突!」

 

特にボーカリストに多いのですが、

変拍子は歌いにくいし

変だから普通がいい!

という感覚の持ち主とぶつかります。

 

でも、この議論と言うのは

冷静に見ると滑稽です。

 

だって両方とも

「自然な音楽って何!?」

という同じベクトルで

話しているから。

 

変拍子好きは変拍子が自然。

4拍子しか知らない人は4拍子が自然。

どっちが自然なの!?

と問われれば、明らかに

「両方とも自然」なのです。

 

確かにプログレ系の変拍子好きは、

音楽的ではない、ただの

「算数遊び」に陥ってしまう

傾向と危険性があります。

 

リズムを譜面上で切り刻んで、

その算数的面白さを

追求してしまうため、

全然音楽的じゃなくなる、

という現象。

(もちろんそういう中から
素晴らしいものも生まれますが。)

 

でも、面白い事に

変拍子なれした人は、

普通の4拍子でプレイしても

とっても面白いサウンドを

出すことが多い!

 

逆に、4拍子しか知らない人は

感覚に任せて自由にフレーズを

歌わせているつもりでも、

実はある型の中にとらわれていて

全然面白くない!

なんて事もあったりします。

 

結論としては

【知ってて崩す事が一番大事!】

 

変拍子はやはり

多くの人にとって変なのです。

 

クレバーで

変拍子バリバリな曲よりも、

シンプルな弾き語り曲を

感情を込めたボーカリストが

歌いあげた方が、

より多くの人に刺さる!

これは紛れもない事実です。

 

でも変拍子を変だと感じない人が、

周りから見たらそれは変だ

ということをちゃんと知っている。

 

その上で、

「これ面白カッコイイでしょ!?」

というスタンスでサウンドを作り、

提案する。

 

すると、今度は

いきなりヒットはしないけど、

長く聞ける名盤が生まれる!

 

こんな人の心の原理が

あるような気がする

変拍子への一考察でした。

 

変を変だと感じない感性と、

それはやはり変なのだ!

と理解する勇気。

 

このバランスが音楽の幅を

決めるのかも!?

 

今日も一日ガツンと

グルーヴさせていきましょう!

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