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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
僕の親父がよく言う口癖があります。
【評論家になるな!】
誤解が無いように先に言っておくと、
僕自身は評論家という職業自体は
素晴らしいと思ってます。
言葉を使って、
普通の人の感覚ではつかみきれない
芸術や時代の流れを
分かりやすく解説する。
恩恵を受けていない人の方が
少ないでしょう。
でもだからこそ
【評論家になるな!】
この言葉の重さが、
おっさんになるにつれて
身に沁みて感じてきています。
最初にこの言葉の重さに
気付いたのは、
自分で会社経営を始めた
初期の頃でした。
今思えば
その経営コンサルタントも駆け出し。
駆け出し同士、
手探りだったのです。
今はもちろんキャリアを
積んでいると思いますが、
その頃はまだまだ
2流以下のコンサルタント。
そして、素人経営者の僕。
ミーティングをするたびに、
色々なアイデアを教えてもらい、
できるところから
試す日々が始まります。
でも、結果から言うと、
全然いい成果は出ませんでした。
結果が全ての経営の世界。
ほどなくして
そのパートナーシップは
解消となります。
そしてお互いに気づきを得ます。
【自分でやってない事で
知ったような口を聞いても
最後にボロが出る!】
何らかの結果に繋がる瞬間
と言うのは、その直前に
必ず何か予想もつかない
トラブルが起こります。
そしてそのトラブルを
乗り越えると結果が出るのですが、
それを可能にする
ネバりのある智恵は
自分でやっていない人間からは
出てこないのです。
僕自身も
安易にコンサルタントに
頼るのではなく、
まずは自分で試行錯誤する。
そして、もし智慧を借りるときは、
実業で結果を出している人に頼む事!
そんな気づきを得た
貴重な経験だった訳ですが、
さらに【評論家になるな!】
の意味を深く感じる瞬間が訪れます。
今度は音楽のお話。
もう約15年以上
セッションインストラクター
として活動していましたが、
その中で出会ってきた
数千人の生徒との関係の中で、
面白い法則を発見しました!
「そんなの当たり前。」
これが口癖になっている人、
もしくは心の中でそう思っているな、
という顔をすぐする人は、
見事に上達しない!
こんな法則を発見したのです。
実は当たり前なんてことは
この世に存在しない。
特に音楽などの
比較的自由な芸術の世界では
とりわけその傾向は強まります!
「当たり前」の定義
と言うのはあくまで、
「自分の中で経験則的に感じること」
であり、
普遍的な意味で
当たり前はあり得ないのです。
でも、なんでも
「当たり前」と切り捨てると、
確かに色々と楽です。
この気持ちはわかるし、
本当に優先順位の低いものは
当たり前で切り捨ててOK!
でも、自分にとって
大事なことを当たり前で
切り捨てると大抵痛い目をみます。
楽器をやっている人は
分かると思いますが、
教則本や譜面を読める事と、
実際に弾ける事。
そして、歌うように自然に
サウンドさせることは
まったく次元が違う!
当たり前が口癖の人は、
知ったような口をきいているだけで、
実際はできない、弾けない。
そりゃやってないんだから
それこそ当たり前!(笑)
という状況になっていることに
気づき辛い。
これは僕自身に
改めて言い聞かせるべき事。
【評論家になるな!】
そして、
【当たり前はない!】のだ!
今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
