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評論家の器とは!?

Posted on 2018年12月25日 Posted in セッションブログ
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こんにちは!

セッションインストラクター

の斉藤 彰広です。

 

世の中には評論家、批評家

と呼ばれる職業があります。

 

もちろん音楽の世界でも

「音楽評論家」

という名称で

活躍されている方が

沢山いらっしゃいます。

 

実際にプレイはしないけれども、

言葉を使って、より多くの人に

違う視点の音楽の楽しさを伝える

素晴らしい職業です。

 

そして、ネットの発達により、

誰でも好きな時に、

好きなメッセージを

発信できるようになったので、

 

「その気になれば

 あなたも今日から

 評論家になれる!」

 

という、

一億総評論家時代に突入した!

と、いうと大げさですが、

実際にそんな世の中に

なっていると感じます。

 

そして、そういう僕自身も、

今まさにこの文章を通して

自分の理念を発信し、

表現している真っ最中です。

 

そんな周りの状況、

そして振り返ってみれば、

色々な媒体で、

もうかれこれ5年以上

音楽について書きなぐってきた

実感から感じる事があります。

 

「評論家と批評家には

 明らかにその器に違いがある!」

 

この手の話は、

言葉尻だけを捉えると

良く分からない

水掛け論になり下がります。

 

なので、あくまで

僕個人の考えであり、

僕個人の中での言葉の定義

である事を強調しておきます。

 

 

「評論家」と「批評家」の違いって

皆さん考えた事あるでしょうか?

 

多くの方にとっては、

大体同じものだという

認識ではないでしょうか?

 

因みに、僕自身は

ほとんど区別がありませんでした。

 

が、最近は自分のなかで

かなり明確な定義の違いが

うまれています。

 

どう違うのかと言うと、

 

【評論家は

 実践を通した想像力で

 表現できる人】

 

【批評家は

 自分を批評することで

 他者を確認する人】

 

なんだか難しい表現に

なってしまいました。

 

 

ちょっと補足していきます。

 

自分でもかなりの量の

文章を書き、

そしてなにより

音楽の専門家なので、

ちょっと見れば

すぐにわかる事があります。

 

それは、

 

【その表現が

 +から出ているのか

 -から出ているのか】

 

例えば、一見

何かの曲やバンドや

ミュージシャンを

強烈にこきおろしているような

記事をみる事があります。

 

でも不思議と、

その意見に素直に納得し、

受け入れられるものと、

ただ反発しか生まないもの

があります。

(あなたも経験あるのでは!?)

 

その違いはなんなのか!?

 

これに対する僕なりの答えですが、

 

「自分との対話を

 ある程度終えているか

 いないかの違い」

 

だと感じています。

 

 

心理学の用語の中に

「投影」というものが

 あります。

 

簡単に言うと、

人間と言うのは

常に自分なりの色眼鏡をかけて

世の中を見ている。

 

明るい気持ちで世の中を見れば

世の中は明るく見える。

 

暗い気持ちで世の中を見れば、

世の中は暗く見える。

 

こういう人間の心

特有の現象を指しています。

 

そして、この心の「投影」が

如実に表れてしまうのも

表現の宿命です。

 

 

何らかのコンプレックス

を抱えていて、

自分に自信がない人間が

物事を表現すると、

その「自分嫌い感」が

見事に投影されます。

 

相手をこきおろしているように

見せかけて、

実は自分の嫌いな部分を投影し、

そこを責め続けているのが、

うっすらと透けて見えて

しまいます。

 

例えその内容が、

何らかの相手を

凄く持ち上げるような

内容だったとしても、

結局は同じ。

 

自分の心の傷を

なめるかのような、

情けない感じが

うっすらと透けてしまいます。

 

 

要するに

「自分の生き方や

 立ち位置についての

 自分との対話を

 まだ終えていない」

 

この状態の人が、

その自分の状態にすら気づかずに

乱暴な表現を投げつけると、

受け手は見事に反発しか

感じません。

 

書いている本人が

無意識に自分に反発しているので

当たり前。

 

どれだけ筋が通っていても、

その意見は受け入れられません。

 

そして、

こういう表現をしてしまう

人の事を、

僕は自分を批評することしか

できない人という意味で、

「批評家」と定義しています。

 

 

逆に「評論家」は

まったく違います!

 

すでに自分との対話を

ある程度終えていて、

そこはかとない自信を持っている。

 

だからこそ、

そこには明らかに

実践の後が見えます。

 

例えかじった程度だとしても、

必ず音楽を聞いているし、

楽器も触った事がある。

 

そういう実践の跡が、

その表現から必ず見えます。

 

そしてその上で、

素晴らしい想像力を駆使し、

評論しようとしている相手や

表現そのものの

気持ちになろうとします。

 

そして、そういう

+のフィルターを通して、

自分の意見を表現していきます。

 

だからこそ、

例えその内容が強力な批判

だったとしても、

愛を感じるので、

受け手は感動し、

その意見を受け入れられるのです!

 

 

ここまで来ると

はっきり見えてくる

「批評家」と「評論家」の違い

があります。

 

それは、

 

「自分を批評しているのか!?

 それとも表現自体を

 評論しているのか!?」

 

この違いが明らかに見えてきます。

 

もっとザックリ言ってしまうと。

 

「自信があるかないかの

 器の違い!」

 

ここに行きついてしまいます。

 

 

表現の受け手にまわると、

もう本能のレベルで

気づいてしまう事。

 

でも、表現を

発信する方にまわると、

途端に見えなくなる事

でもあります。

 

これは表現者としての

自分への戒めも込めて

改めて心に刻んでおくべき

と思い今回書きました。

 

 

ここまで読んで、

 

「私には自信なんて

 かけらもないし、

 いったいどうすればいいの!?」

 

と、少し-な表現が

うまれてしまった人も

いるかもしれません。

 

でもご安心を!

 

そんなあなたこそ

なんでもいいので

ガツンと表現していきましょう!

 

いろいろ言われる事も

あるだろうし、

いろいろぶつかることも

あるかもしれません。

 

でも、表現し続ければ、

必ず共感してくれる人も現れます。

 

そういう実践を通してしか、

自信というのはうまれない!

 

これも、逆説的ですが、

どうやらこの世界の理のようです。

 

僕の言う「批評家」ではなく

「評論家」として、

さらに多くの方が

自由に表現を楽しめる!

 

そんな文化を目指して、

今日も活動していきます。

 

本日もガツンと

グルーヴさせていきましょう!

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