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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
この前、両国にある
江戸東京博物館に
行ってきました。
そして、そこで
江戸時代の日本橋付近の
町並みの詳細な再現模型や、
明治に入って、文明開化の頃の、
洋館の立ち並ぶ銀座の景色とかを
完全再現した模型を見てきました。
当時のにおいを感じるくらい、
とても綺麗で壮観した!
そして、新しい
建物や街を作るときには、
建築士の方というは、
必ずそう言った模型を
作るそうです。
今では3Dの
コンピューターグラフィックで
作ってしまう事も多いそうですが、
どちらにせよ詳細な模型、
立体の像を作るのは
必須だそうです。
この気持ちは音楽家である僕も
実は少しわかります。
なぜなら、
「完成系のイメージを作ると
足りない部分が分かるから!」
大きなビルや、
その集合体である街を作るとき、
絶対に細かい部分で
問題が出てきます。
素人の僕には分かりませんが、
きっと上下水、日照、耐震などなど
細かい裏の部分。
でもだからと言って、
最新式の耐震工事や、
最新式の上下水道装置など、
一部だけにこだわると、
とてもじゃないけど
大きな建物は作れないでしょう。
何百年とかかる!
なので全体像を見たうえで、
現状できる最大の効果を
狙ったものを選び、
開発していくのだと思います。
そして不思議な事に、
全体像を描き、
完成系の設計図を描くと、
現状必要な情報や技術などの
パーツが浮き上がって
見えてきます。
また、理想は理想として
切り捨てないと前に進まない、
過剰な情報も見えてきます!
もちろん僕は
一級の建築士ではないので、
知ったかで書いています。(笑)
でも、江戸東京博物館の模型を
見たときに、なんとなく
今書いたような事を
想像してしまいました。
なぜなら
「アンサンブル全体の
設計図を描くのと
とてもよく似ているから!」
フルバンドや
オーケストラなどのアレンジ、
そして指揮を振る人はもちろん。
僕自身はそんな
大したレベルではありませんが、
やはりそれなりの人数の
バンド全体をイメージし、
全体像を設計しながら
演奏することが多い。
しかもメンバー全員が
アドリブでその場に挑む
現場が多いので、
そのプレイヤーの性格や
今までの音楽のバックグラウンド
まで、できるだけ詳細に
掴もうとします。
でも、1人1人に細かく
フォーカスし過ぎると、
まさに耐震工事だけに
気を使って工事が進まない
現場と同様の事が起こります!
なので、むしろ直観的に
その人の発する一音目で
ザックリとやりたいことを
掴みます。
もちろんズレているので、
演奏しつつ音の会話を通して
微調整していきます。
そして、この微調整が
できる理由こそ、
「完成系の設計図が
頭の中にあるから!」
ゴールが見えているので、
それぞれのプレイヤーと
会話しつつそこに
照準を合わせられるのです。
まさに細かい自然条件や
人間の利害を合わせて、
設計図を描く建築士の仕事と一緒!
とは、さすがに言いませんが、(笑)
同じような頭の使い方を
してるのでは!?
と感じた1つの気づきでした。
今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
