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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
今まで沢山の人と
セッションした経験から、
「はじめの一発」で
どういう人なのか
ザックリ分かるようになりました。
もちろん、人間と言うのは
どんな人も意外性のかたまりで、
芯まで付き合うと
絶対に違う側面が見えてきます。
なので長期的な正答率は0%。(笑)
でも短期的には結構当たります。
よくリハーサルで
全体の音量バランスを見るために、
とりあえず何かコードを決めて
「ジャーン!」とバンド全体で
「はじめの一発」を
出すことがあります。
この時、僕は自然と
4つの事に意識が向いています。
その4つとは
1「呼吸」、
2「音量バランス」、
3「音程感」、
4「目線と体の使い方」
1の「呼吸」とは
はじめの一音を出す前のタイミング。
大きく息を吸って
リズムの頭を合わせる人もいれば、
短い呼吸の人もいます。
実は1,2,3,4と
カウントを聞いた時の4拍目。
このタメの解釈が
呼吸に現れています!
そして呼吸が深い人は
比較的落ち着いている。
浅い人はせっかち。(笑)
2「音量バランス」は
バンド全体に対する音量のこと。
全体でジャーンと音を出した時に、
自分の音が聞こえ難いと、
より大きい音を出して調整する人と、
音量を抑えて調整する人がいます。
出す人は目立ちたがり。
(ギターやトランペットに多い。笑)
抑える人は
自己コントロールが利いている人。
3「音程感」はまさに
音程(ピッチ)感覚の事。
ジャーンとバンド全体で
音を出した時に、
音程が#気味の人と、
♭気味の人がいます。
#気味の人は
結構体に力が入っていて、
まじめな人。
♭気味の人は自由人。(笑)
4「目線と体の使い方」は
そのまんま。
目線が上空をキョロキョロしたり、
遠くの一点をみつめる人は天才肌。
体は後ろにのけぞり
胸を開いていることが多い。
逆に、胸を閉じて下を向き、
目は閉じているか
下を向いている人は職人肌。
と、こんな風に
大きく4つのポイントを
総合するとその人の
ファーストインプレッション時の
性格がなんとなく見えてきます。
もちろん、これも
ハズれることはあります。
が、こんにちは!
と握手していきなり
音を合わせるシチュエーション
もあるジャムセッションでは
意外に役立ちます!
こういう比較基準を
持っていなかったとしても、
他人の事ならば敏感に
人間は気付きます。
第一印象を持つな!
と言われても、
絶対持ってしまうでしょ!?(笑)
でも、自分の事になると、
途端にそういう嗅覚が
働かなくなるのも人間!
今回のお話は、
もちろん初対面の人を
ザックリ見分ける基準にもなります。
が、僕自身は
その日の自分の調子を
見分けるのに使っています!
それこそ映像にでも残しておくと、
自分の癖や性格が見えるので、
自分の傾向がみえる。
そして不思議なことに、
体の使い方や音に対する意識を
変えるだけで
そういう性格になる!
その時に必要とされるサウンド、
もしくはチームワークに合わせて、
自分の性格やサウンドを
コントロールできるのです!
こうなると
結構面白いことが起こります。
ピンと来た人は是非
試してみて下さい!
今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
