読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は
【レッスン解説『ギターの音を奇麗にする方法 フィンガリング編 』】
というお題目で、
FTJS!
動画自体は各楽器にフォーカスしてますが、
他の楽器の人も読んで得する内容にしていけたらとおもいます。
今回とりあげる動画はこちら!
https://www.youtube.com/watch?
はい、最初の微妙なやりとりは見て見ぬフリして(笑)
内容に入っていきましょう!
目次
●左手のフィンガリングを意識しよう!
●意識するポイント
●握り込まない
●「まとめ」アンサンブル視点で考えると…
【左手のフィンガリングを意識しよう!】
ギターに限らずほとんどの弦楽器が
左右の手で違う役割をする楽器です。
弦を押さえて振動する長さを変えて音程をかえる役割と
弦をはじいたり弓を使ったりして実際に音をだす役割です。
弦楽器は今ではありふれた楽器ですが、
両手が違う動きをする楽器という意味では結構特殊な部類ですね。
鍵盤、ドラム、サックスなどのボタン式管楽器は
両手ともほぼ同じ役割(動き)を持っていますし、
トローンボーンなどのような片手で支える楽器とも違います。
今回のポイントはこの点に着目しています!
(え~?動画でそんなそれっぽい深い話してなくない?
という突っ込みはナシでお願いします 笑)
つまり、ギターは
「両手連動で音を出す楽器」なので、
両手それぞれに別の意識を向ける必要があるのです。
ちなみに、
弦をはじく側の手に着目した以前の記事はこちら!
https://jamsession-web.sakura.
では具体的な意識するポイントの解説に行きましょう!
【意識するポイント】
まず、弦をはじく手の時と同じポイントが「脱力」です!
脱力って言っても気が抜けた感じで演奏すれば
いいとかそういう話ではないです。笑
ムダな力を抜くということ。
ただ、自分ではどこにムダな力が入っているかは
そういうことに意識を向けたトレーニングをしたことがないと
分からないことが多いので、脱力に興味のある方は
その手の専門家に教えてもらってください!
ギターあるあるの「Fコードが押さえられず挫折した」
というのもムダな力が入りまくっているために起こる現象です。
もちろん、脱力なんて知らなくても反復練習で
力の抜きどころはある程度は感覚的に分かってくるので、
「脱力」にこだわる必要はありません。
弦を押さえる時に
弱すぎれば、音がビリビリと掠れたり、途切れたりし、
強すぎれば、腕がつかれ、
弱すぎず、強すぎず
弦を押さえるための必要最小限の力を模索してみてください。
そして、その良い感じの力加減で、
次の指が次の音をならすまで音を持続させられるようにしていきま
指がバタバタとしてしまうと、
音はブチブチと切れてしまいます。
弦を押さえながら他の指は動かせる楽な状態を探してみてください
そして、弦を押さえる時にもう一つ大事なポイントがあります。
それは「親指」です。
【握り込まない】
モノを掴んだり持ったりする時に
親指は他の指達と正対するような特殊な位置にあります。
弦を押さえるという動きは
親指とその他の指でギターのネックごと弦を挟む動作に他ならない
この時に大事なのは
「強く握り込んだり、親指を外に逃がしたりしない」
ということ
実際に今すぐ、何かを握って試して欲しいのですが、
親指を上に突き出した状態
(サムズアップ、Facebookのイイネ、の状態)で
その他の4指でモノを掴もうとすると全然指に力はいらないですよ
親指という支えがないとうまく握れないことが分かります。
さらにこの、親指を使わずに握った状態のまま、
4本の指を外に開くことは出来ますか?
多分完全にロックされてしまって
指は4本ともくっついているか
少し開いた状態で
関節が固まってしまっているのではないでしょうか?
また、
親指が本来の握りやすい位置にあったとしても、
親指が反り返ってしまうくらい親指に力が入ってしまっているとき
同じように4指は自由を失ってしまいます。
ギターは4指を出来る限り自由に使って演奏する楽器です。
ロックされてしまっては良い演奏は出来ませんし、
ムリをすれば身体を壊します。
実際に弦に触れる4指に気を取られ、
親指のポジションが悪いと本領が発揮できないのですね。
合い言葉は
「親ポジ大事!!」
はい、今回のまとめ行きましょう!
【「まとめ」アンサンブル視点で考えると…】
今回はかなり、
弦楽器特有のフィジカルの話になってしまいましたね~
どうやってアンサンブル視点に持っていこうかな…
流石に今回はアンサンブル的なことには持っていきませんが、
「親ポジ大事」は
指を使って演奏する楽器全てに言えることかもしれませんね。
もし、「うわ~なんか自分不器用すぎるな~」
まずは親指のポジションを見直してみてはいかがでしょうか?
うまく出来ない理由に気づける…かもしれません…
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
Category Archives: FTJS!ジャムセッション講座Blog
意外とやってないリズムトレーニング
読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は
【意外とやってないリズムトレーニング】
というお話。
最近ジャズのスタンダードナンバーのテーマを
譜面を見て練習しているのですが、
なかなか難しいですよね。
原曲はテンポ200近いので
速すぎて何やってるかよくわからない部分もあるし、
そもそも良くも悪くもリズムがよれてたりしてるので、
譜面では正確に表現できないのでしょうね。
こういった曲の譜面を本にして出している人も
著書で「フレキシブルに演奏に取り組んで欲しい」
と書いていますし正確に譜面通りにやる必要もないのです。
でも、読譜の練習も兼ねて行っているので、
僕はそこに書いてある譜面を
まずは正確に演奏する練習をしています。
そうすると自分の弱点に気づくことがあります。
目次
●意外な弱点
●チェンジアップ応用練習
●リズムフィギュアマスターになろう!
●「まとめ」順番は逆でも良い
【意外な弱点】
僕の弱点は簡単に言えば
「チェンジアップ」です。
チェンジアップとは
今はどんな楽器の教則本にも載っているのかと思いますが、
ドラマー御用達のメカニカルトレーニングで、
数小節ごとに
4分音符→8分音符→16分音符というように
小節の符割を変えていく練習法です。
もちろん、メトロノームを使って
一定の拍感覚の下でやらないと意味はありません。
3連符を間に入れたり、いろいろな応用編があります。
これを行うことで、
小節の符割をかえる分解能の精度があります。
つまり、細かいリズムに非常に強くなります。
「神は細部に宿る」なんて言いますが、
細かいリズムに強くなることは
小節やセクションというような
大きなリズム感にも強くなる下地を養うことが出来ます。
僕もドラマーの端くれなので、
ドラムでも他の楽器でもある程度は
チェンジアップの練習をしています。
メカニカルトレーニングは飽きるので熱心にやっていませんが、(
こういった姿勢もあり、
今回こんな弱点を見つけることができました。
怪我の功名ってやつですかね(笑)
・音階がつくとチェンジアップの難易度が増す。
・
・
このことから
僕はメカニカルトレーニングを
「やらないとうまくならないからやる」
という気持ちだけでやっていた
中身のないものだったことが分かりました。
【意外とやっていないトレーニング】
チェンジアップ自体はやっていたのですが、
その練習には応用力・実践力がありませんでした。
まず、ドラムでやっていた時はかなり顕著ですが、
「音程がなく、点のように伸びない音での練習」がメインでした。
しかし、
そこに音程が付き、
さらには音価のコントロールまで加味されると
相当イメージが変わります。
今はギターで練習していますが、
ギターには「異弦同音」というものが存在するので、
同じフレーズでも指板のポジションで
両手ともに弾きやすさが全然変わってきてしまいます。
そこまで意識した練習をしてませんでした。
次のポイントですが、
チェンジアップでは
大きなノリから細かくしていく練習を重点的にやっていて、
逆に細かいところから大きなノリになる練習は全然していなかった
これが、ハシリやすい僕の原因だったりする訳ですね。
最後ですが、
それこそ段階的に機械のように8分→1拍3連符→
16分音符で1拍半やった後、
はねた8分にチェンジし、
さらにはシンコペーションしちゃうような
譜面で表すのすら難しそうな符割になっていると
理解するのにすごい時間がかかります。
これらから、
【リズムフィギュアマスターになろう!】
どんな基礎練習が必要だろうか?
ジャストアイデアで書き出してみましょう!
例えば、
音程がつくと難しくなるのであれば、
チェンジアップとスケール練習を組み合わせるのも良いかもしれま
スケール練習も「ドレミ、レミファ、ミファソ」のような
応用系と組み合わせたらさらに面白いかも!?
ギターの弦移動が難しいなら
これと組み合わせても良いかもですね。
大きい符割に変化するのが難しいのであれば、
16分音符を基準に色々変化するリズムチェンジとかも面白いかも
16分→8分→16分→3連符→16分→4分とか
1小節内にめまぐるしく
リズムが変わっていくのが難しいのであれば、
パズル遊びのように
譜面に適当にリズムを1~2小節書いたあと
それを演奏してみるというのも面白いかもしれないですね。
いろんな練習が思いつきますが、
今回大事なのは
リズムフィギュアマスターになるということ!
フィギュアは「形」です。
なので「タッタ」とか「タタタタ」とか「タンタタ」とか
1拍の中には様々な形があります。
そして、それをシンコペーションで繋げれば
それはそれは膨大なリズムの形が登場します。
マスターになる!のは遠い話かもしれませんが、
このようにこれらの形を瞬時に使い分けられたら
リズム感は相当柔軟であり正確になりそうですね!
まぁこれらを実際にとりいれるかどうかは別の話です(笑)
【「まとめ」順番は逆でも良い】
今回の教訓としては、
基礎練習もとっても大事だってことを再確認しました。
しかし、
「ただやるだけ」では意味はないな~とも思いました。
(意味はあるけど効率的ではない、さらに漏れもある)
多くの場合、
基礎練習してから実際の曲や演奏へと
練習していくことが多いですが、
技術の習得の順番としては理にかなってますが、
モチベーションの順番としては良くない時もあります。
まずは実践してみて自分の足りないものを知り
具体的な基礎練習の理由を見つけてから
その基礎技術を習得するのも
近道のように見て回り道、のように見える近道
そんなような気がしました。
とはいっても、
冷静に自己分析して
自分にあった練習メニューを自分で考えるってのは難しいので、
音楽の師匠がいる人はその方に相談してみてくださいね!
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
ライブレポート「オルガントリオを見て」
読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は
【ライブレポート「オルガントリオを見て」】
というお話。
吉祥寺には「サムタイム」という老舗のジャズクラブがあり、
そこで毎月ワンコインでライブが見られる企画をやっているので
今月も見に行きました。
この企画は、ザックリ言うと
第一線で活躍するジャズミュージシャンのプレイを見てもらい
安いチャージで若い人にもジャズの楽しさを知ってもらおう!
そして、ゆくゆくは海外の有名なミュージシャンを吉祥寺に呼んで
吉祥寺をジャズの街にしてしまおう!
というようなコンセプトで企画されているようです。
なんだかそれを聞くだけでもわくわくしちゃいますね♪
そこでのライブを見て感じたことのことの中から
各楽器のポイント一つずつピックアップして書いていきます。
今回のメンバーは
金子 雄太さん オルガン
岡 淳(まこと)さん テナーサックス、フルート
横山 和明さん ドラム
のトリオでした。
目次
●オルガンのいるトリオ「ハモンドオルガンについて」
●フレーズを歌うを体現する「吹奏楽器について」
●音作りの違い「ドラムについて」
●「まとめ」ライブとは?
【オルガンのいるトリオ「ハモンドオルガンについて」】
オルガンと言われてもピンとこない方もいるかと思うので
簡単に豆知識を。
今回使われていたのはハモンドオルガンと呼ばれるもの。
小学校なんかにおいてあるリードオルガンとは違います。
(
ハモンドオルガンは教会にある
パイプオルガンの代わりとして発明された電子楽器です。
高価なパイプオルガンを設置できない黒人地区の教会に導入され、
ゴスペル音楽とともに普及していきました。
幼少から教会などで慣れ親しんできた子供達がミュージシャンにな
ジャズやロックなどに取り入れられるようになっていきました。
ピアノと構造が違い
鍵盤が2段になっており、さらには足下にも足鍵盤があります。
両手両足を駆使して演奏します。
また、
「レスリースピーカー」
まとめると、ハモンドオルガンは
・倍音成分を多彩にコントロールしてだす太い音色
・減衰しない持続音と回転するように聞こえるサウンド
・両手両足を駆使した演奏スタイル
という特徴から、そのサウンドには根強い人気があります。
僕もオルガンは弾けませんが音色がとっても好きですし、
憧れている楽器No.1です。
構造のところで出てきましたが、
手元に2段、足下にも鍵盤があり、
左手や足を駆使して「ベース」を担当します。
今回のライブでは
バッキング時の基本スタイルは足はサブで使い、
左手で常に4ビートのウォーキングベースを弾き
右手でコードバッキングするというスタイルでした。
アドリブソロ時は
右手で上段の鍵盤を使いメロディ
左手で下段の鍵盤を使いコード
左足でベースライン
(ちなみにオルガンはタッチで音が変わらないので
ペダルを使って右足でボリュームを操作します。)
という完全に両手両足フルに使ったプレイを見せてくれました。
一般的な編成で入るベースギターと
役割に大差はありませんが、
音色が全然違うので、
また面白い独特のグルーヴ感をもつ編成だと思いました。
あと、単純にオルガンは一人でも遊べる楽器なので、
普段引きこもりな僕としてはとっても興味がある楽器でした(笑)
【フレーズを歌うを体現する「吹奏楽器について」】
まさにフレーズを歌うを披露してくれたのは
サックス奏者の岡さんでした。
フルートに持ち替えて演奏した曲があったのです。
それで、アドリブの仕掛けとして
ドラムとオルガンがブレイク(演奏を止めること)して
フルートの長尺の単独ソロが始まったんです。
フルートは構造上マイクを口元の近くに設置してあるのですが。
フルートの音色に混ざって「鼻歌」が聞こえてくるんですよ。
しかもフルートの音色とばっちり合ってる鼻歌。
そこからあえてなのか、
そのままどんどん鼻歌が大きくなっていき、
しまいにはフルートを構えて指も動かしているんだけどフルートは
スキャットで歌ってました!
観客も大爆笑で拍手喝采。
お笑いもとりつつ、
でもすごいのはフルートと鼻歌のフレーズの
イメージが完全にシンクロしていたこと。
なので、聞いている側としては
フルートから鼻歌、スキャットまで
全てがフルートから出ているような
そんな印象さえ受けました。
FTJS!でも「フレーズを歌えることが大事」
なんて話を良くしていますが、
その大事さを実感させてくれるプレイでした。
【音作りの違い「ドラムについて」】
ドラムについては一番は
音作りの違いが一番印象的でした。
これ、ドラマー以外の人は
気にも留めないことなのかも知れませんが、
ロックドラムとジャズドラムって
見た目同じ形しててもセッティングが全然違います。
一般的なスタジオにおいてあるのは
ロック仕様のドラムです。
僕もなんどかジャズバーや
ジャズドラムのおいてある練習スタジオ(結構珍しい)
に行った時に実際に叩いたことがありますが、
全く違います。
細かい話をしてもあれなので、
端的にまとめると
ロックのドラムは強烈なパワーを出しても
しまりの良いサウンドになるように設定されていて
ジャズのドラムセットは
繊細な叩き分けが出来るように設定されています。
セットの違いは歌わせ方の違いにも影響してきます。
もしジャズ的なフィーリングを身につけたいならば、
ジャズのセットで演奏する機会を設けてみてください。
セットの違いのニュアンスの違いは
ギターで言えば、クリーンな音色か歪んだ音か、
キーボードで言えば、生ピの音かエレピの音か
ってくらい変わります。
もちろん、
ジャズドラマーは叩き方が非常に表現豊かだから
様々な音色がだせているのが大前提ですけどね!
【「まとめ」ライブとは?】
本当に第一印象程度でしたが、振り返れば結構な文章量(汗)
最後に
このライブイベントでは「ライブとは?」という
お題目で一言コメントすることになっているようです。(笑)
そこで印象的だったのがドラマーの横山さんのことば
「ライブとは今から作り上げるもののプロセスを
そこにいる演奏者、聴衆みんなで共有し楽しむもの」
といっていました。
これはジャズ限らず、
アドリブに限らず、
音楽に限らず
「ライブ」と名のつくもの全てに言えることですね。
たとえ完成しているものを再現するライブでも、
そこに流れる時間、空気、熱気に混ざることで、
その場限りの一大スペクタクルが生み出される。
ライブの楽しさはライブでしか楽しめない!
非常に良い言葉だなと思い。
心のノートに書き留めたのでした。
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
ピアノでアドリブ時の左手コードの入れ方その二
読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は
【レッスン解説『
というお題目で、
FTJS!
動画自体は各楽器にフォーカスしてますが、
他の楽器の人も読んで得する内容にしていけたらとおもいます。
今回とりあげる動画はこちら!
https://www.youtube.com/watch?
目次
●左手でコードを入れる方法「アクセント」
●アクセントはどこか?
●特殊なリズムは形そのものがアクセントにある
●「まとめ」アンサンブル視点で考えると…
【左手でコードを入れる方法「アクセント」】
ピアノは左右で広い音域を弾きながら、
かつどちらも単音にも和音にもすることが出来る万能選手です。
逆に選択肢が多すぎてプレイに迷ってしまうのも事実。
1台でメロディ、ハーモニー、リズムが完結してしまうからこそ
他の楽器の役割とぶつかることもしばしば。
その特性を生かして手薄になっている部分に瞬時に回る
なんて機転が利かせられたら
かっこいいな~(←他人事 笑)
という楽器です。
そして、アドリブセッションでソロをとる時の多くは
右手でメロディを弾き
左手でコードを入れる
という形で演奏します。
以前に左手コードを入れる方法「合いの手」をご紹介しました。
https://jamsession-web.sakura.
今回は
「左手コードでメロディのアクセント部分をさらに強調する」
【アクセントはどこか?】
では、どこが強調したい部分なのか?
この動画でも説明しているように、
アクセントの位置はその人の歌わせ方次第で変わります。
強引な解釈をすれば
「つけたいところにアクセントを付けることが出来る」
ということです。
これがまずは大前提。
しかし、それだけでは多くの人が
何処にアクセントを入れれば良いのか迷ってしまいます。
ポイントは2つあります。
1つはメロディにフォーカスする。
もう1つはリズムにフォーカスする。
メロディにフォーカスした場合は
最も自然で分かりやすいのは
「そのメロディの一番高い音」です。
いくつか2小節程度のメロディを作って
実際に演奏してみると分かりやすいですが、
耳で聞くと高い音は強調されて聞こえます。
まずはこれを指標にしてアクセントを入れてみてください。
では次のリズムにフォーカスについてです。
【特殊なリズムは形そのものがアクセントになる】
アクセントは1つのメロディ1箇所とは限りません。
特殊なリズムは形そのものがアクセントになることがあります。
特殊というのは、例えば
・8ビートで2拍3連が入っている
・「タタタッ、タタタッ」
などなど
リズム隊のリズムから外れたリズムがメロディに含まれている時は
その箇所全てがアクセントと捉えることも出来ます。
【「まとめ」アンサンブル視点で考えると…】
2小節や4小節のメロディなどの長いものであれ、
1拍や2拍単位の短いフレーズであれ、
同じ音型を繰り返したりした場合
ある程度次のフレーズが予測できるので、
そのフレーズのアクセントは
他のメンバーも狙って合わせていくことが出来ます。
一見アドリブは即興で演奏しているので、
次々に別のフレーズを生み出していかなきゃいけないような
印象を受けますが、
そんなことはありません。
自分で作ったメロディのアクセントを把握したり、
他のメンバーがそのメロディに対して反応を示したりしてくるまで
「あえて繰り返す」というのも会話法の一つと言えます。
そんな視点でメロディを捉えると
面白い発見ができるかもしれませんね。
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
初めて演奏する曲の即興ドラムアレンジ術
読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は
【初めて演奏する曲の即興ドラムアレンジ術】
というお話。
土曜日のメルマガの編集後記でもレポートしたのですが、
毎週FTJS!生徒限定のフリーセッション
「遊ぼうセッション」というのを開催しています。
そこで起きたことについてドラマー的な視点でコツを書いていきま
目次
●その場で即興で演奏するセッションの醍醐味
●メロディはオモテかウラか
●困った時の4分打ちとノーアクセント
●「まとめ」ドラマーが知っておくべき最低限
【その場で即興で演奏するセッションの醍醐味】
「遊ぼうセッション」は
シンプルなコード進行を決めて行うフリーセッションから
各ジャンルのセッションスタンダードまで
講座の予習復習もかねて遊んじゃおうというようなイベントです。
その時になぜか大学生から
「太陽にほえろ」のテーマでセッションしたい!
あの、昭和を代表する刑事ドラマです。
僕もぜんぜん世代ではないですが、
僕の世代は親が「懐メロ」とか「あの頃の名場面」とかを
テレビでよく見ていたので断片的には知っています。
テーマソングもうろ覚えですが口ずさめます。
そんな、曲でもいきなり演奏しちゃえるのが
ジャムセッションの良いところ。
後から
提案してくれた大学生から聞いたところ、
セッションでやった時は
だいぶ原曲から構成を端折ってくれたみたいです。
セッションで既存の曲をやる時は
構成を完璧に把握して間違えずに再現することよりも
突発的なものを如何にその場のメンバーで
アレンジして楽しめるかが大事になってきます。
そのとき僕はドラムで参加しました。
テーマソングのメロディは覚えていますが、
ドラムのパターンはどうなっていたのか
さっぱり分かりませんでした。
8ビートとか大枠が決まっていれば
一人だけ3拍子とか突飛なことをやらない限り
無難にセッションできると言ってしまえばそうなのですが、
それだと
「合っているけどハマってないな~」と
感じる部分が出てきてしまうのです。
このようなジャムセッションする時には
いくつかシンプルなポイントがあります。
【メロディはオモテかウラか】
まず、その曲の軸となっているものが何かを捉えます。
今回は何と言ってもメインメロディです。
というか、それ以外は
みんなうろ覚えなのでそれ以外の選択肢がありません。(笑)
その他の例として、
ギターやベースのリフが軸のものなどもありますね。
次に、軸となっているものが
どのようなリズムを含んでいるのかを把握します。
具体的に言うと
オモテにアクセントがあるのか、
ウラにアクセントがあるのかという点です。
もっとドラム的にかつシンプルに言えば
「ドンタンドドタン」というオモテリズムがメロディにはまるか
「ドンタドンドタン」というウラリズムがメロディにはまるか
という違いだと思ってください。
どちらもドラム初心者が
とりあえす練習する8ビートパターンです。
バスドラムが一カ所違うだけなのですが、
これをメロディーの特徴をつかんで
叩き分けられるドラマーは良いドラマーです。
とはいっても
捉えどころが分からない時もあります。
そういう時の対処法もあります。
【困った時の4分打ちとノーアクセント】
メロディをきいてもいまいちアクセントが分からない時は
「4分打ちかノーアクセント」で切り抜けましょう。
アクセントはバスドラムのパターンで生み出されることが多いです
また、
タテノリ系のリズムはこのバスドラムとスネアの呼応で
リズムパターンを作り出しています。
なので、これらを一切入れない
「ハイハットのみ」にすると
みんなのメトロノーム的な役割を果たしつつ
邪魔にもならないアレンジが出来ます。
これは、曲序盤に有効なアレンジです。
逆に言えばインパクトに欠けるので、
サビとかでは絶対やっちゃダメです(笑)
そして、もう一つは
「4分を強調する」
ワルツや8分の6拍子でもない限り
シャッフルでも8ビートでも16ビートでも
4拍は共通です。
ウラとかオモテもこの場合は関係ありません。
メトロノーム的な役割に徹する訳ですね。
バスドラムを4分打ちで、スネアは2、4拍
というパターンで乗り切ることが出来ます。
…完全にダンスビートなので
ノリノリでアゲアゲにはなりますが(笑)
最近の打ち込み系の曲や
アニソンはこういうノリが多用されていますので、
良い効果をもたらすことも多いです。
もう一つ4分を強調するパターンとして
「スネアを4分音符で入れる」というのもあります。
ロック系で盛り上がっている時に使うと超強力です。
【「まとめ」ドラマーが知っておくべき最低限】
初めて演奏する曲でセッションする前に
最低限ドラマーが知っておくべきは
・メインメロディ
・構成
・キメ
です。
メインメロディにはリズムの軸があり、
リズムパターンを作る上でのヒントが沢山隠されています。
コード進行も出来れば把握しておいた方が良いですが、
ドラマーはAメロやBメロなどの尺と順番さえ把握していれば大丈
セクションごとにメロディが変わるのでそれに併せて
上で解説したようなざっくりとした基準で
リズムパターンもいくつか準備できるといいです。
キメはバンドみんなで合わせるような派手な仕掛けのこと。
キメはリズムを強調する部分なのでドラマーが大きな鍵を握ってい
ここは入念に打ち合わせをしましょう。
セッションで打ち合わせできるといっても準備込みで
どんなに長く見積もっても5分程度です。
その短い打ち合わせで楽しいセッションしていくには
情報はなるべく絞ってやっていきましょう!
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
ギターを練習していたらドラムが上達した
読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は
【ギターを練習していたらドラムが上達した】 というお話。
そんなバカなって思うかもしれませんが、 本当なんです。
目次
●ギターの自宅練習で行ったこと
●セッションでドラムを叩いていて感じた変化
●ギターにもドラムにもおこる「いいこと」の共通項
●「まとめ」共通項を繋げていく並行型上達スタイル
【ギターの自宅練習で行ったこと】
僕は最近ギターを自宅で練習するようにしています。
特に「立って演奏する」ということをやっています。
参考記事 https://jamsession-web.sakura.ne.jp/?p=9571
詳細は上の記事に書きましたが、 ただ立って演奏するだけではなく、
ゆっくり演奏し、身体の使い方に全神経を集中させて行うのです。
そうすると 「あ、肩が上がって力が入っている」とか 「右足に重心が乗っている」とか
演奏時のムリ、ムラ、ムダが見えて来たのです。
つまり、 ギター演奏を通して 「演奏時の身体の使い方」に 焦点を当てた練習をしていました。
そんなことをしていた矢先の話です。
【セッションでドラムを叩いていて感じた変化】
最近FTJS!の講座で サポートでドラム演奏をする機会が多いです。
生徒さんがそれぞれのアドリブ課題にチャレンジしている後ろで ドラム叩いています。
なので、僕も生徒の皆さんに負けじと
自分で課題を決めてセッションに加わっているのですが、
その時に 自然と「身体の使い方」に意識が向かうようになりました。
力んでいる瞬間とか 重心が偏り柔軟に動けなくなっている瞬間など
そういうことを意識して演奏できるようになりました。
僕にはまだまだ身体の使い方にムリ、ムラ、ムダはありますが
身体の使い方が楽になることでいくつか良いことがおこります。
【ギターにもドラムにもおこる「いいこと」の共通項】
これを突き詰めていけば、
身体への負担が圧倒的に楽になるので、
(というよりも負担がかかっているところを改善していく方向性なので、)
演奏で疲れにくくなりますし、
腱鞘炎やヘルニアなどの故障することもまずありえません。
それぞれの演奏そのものがよくなります。
また、肩に力が入っている状態で演奏していると
自分の演奏にばかり気を取られて、
周りの音が聞こえにくくなっている傾向があります。
もちろん、「自分の身体の使い方に全神経を集中させる」
という練習をやっている最中は
自分のことで精一杯になりますが、
ある程度肩の力が抜けてから
いざバンドサウンドに耳を向けると
聞こえ方が変わってくるのが分かります。
一般的に「集中」というと
一つのものに視野も意識も向かっている状態かと思いますが、
バンドアンサンブルにおいてはこの集中は逆効果になります。
多くの場合「自分の演奏」に
ほとんどの意識を持っていかれてしまうからです。
集中していると
「我を忘れる」なんて言葉がよく使われますが、
我どころか周りの存在すらも忘れてしまう。
でも粗だけは目立つのでそういうところだけ忘れない。 そんなプレイになりがちです。
もっと肩の力を抜いて、
自然体で、広い視野で、ドカッと構えてるのが
セッションにおける良い参加スタイルとも言えます。
ギターにもドラムにもおこる「良いこと」は
心にも身体にも余裕を生み出せることで、
視野や聴覚が より周りの様子や音をとらえられるようになるということです。
【「まとめ」共通項を繋げていく並行型上達スタイル】
一見、マルチプレイヤーは
それぞれの楽器の修練に使える時間が分散されるので、
なかなか上達できない
なにか極めるなら一つの楽器に絞るべきだ
という考えられがちですが、
今回のように共通項
つまり、楽器演奏そのものに共通した基礎能力を繋げていけば、
身体も心も柔軟な人はかけ算で上達していきます。
たとえば、今回のような身体の使い方に限らず
リズム感や音楽理論なども共通項です。
リズム感に関しては
やはりドラムを理解し演奏できると格段に感覚が鋭くなりますし、
音楽理論は
楽典で机で勉強するだけよりは、
ギターやピアノで実際に音を出して学んでいく方が、 圧倒的に理解は速いです。
もちろん、 他の楽器にも興味があればですが、
マルチプレイで共通項を繋げていく並行型上達スタイルも
結構面白いですよ♪
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
立って演奏する
読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は【立って演奏する】というお話。
今更感満載のテーマですが(笑)
今回は立って弾くこととそれにまつわる本当に重要なことを
基本に立ち返って書いていきます。
目次
●本番と同じ姿勢で演奏する
●非常にゆっくりのテンポで演奏する
●全神経を集中させて最高の演奏をする
●「まとめ」ゆっくりでできないものは速いとできない
【本番と同じ姿勢で演奏する】
立たないと演奏できない楽器や
定位置に座って演奏する楽器の人は常に
意識していると思うのですが、
ギターやベースなどの竿モノと呼ばれる
お手軽な楽器は手を伸ばせば割とどこでも
どんな体勢でも演奏できちゃいます。
お遊びで演奏したい時に演奏できる手軽さは
どの楽器よりもありますが、
逆に本当に練習したいってなると
思わぬ落とし穴になるのです。
僕自身、最近毎日ギターを練習するようにしてる
と言ってましたが、
半分本当で半分嘘でした。
何が半分嘘なのかというと
「毎日あぐらをかいてギターを弾いてました」
…立って弾くのが面倒だったので(笑)
これがなんでダメなのか?
それは
「本番(セッションの時)の
ギターを弾く姿勢と全く違うから」です。
本番弾く体勢が違うと
パフォーマンスが全く異なります。
座って弾けても立ったら弾けないなんてことはよくあります。
なんでそんなに変わってしまうのかというと、
・ギターを構える高さが座っている方が高い傾向がある。
・ギターを支えている場所が違う。
(座っていたら足の付け根あたりに乗せる、
立ったら肩にかけたストラップで吊るして支える。)
・座っている方が姿勢が悪くなりやすい
こんなにも弾き方や身体のバランスに多大な影響がでます。
現に、立って練習してみた僕は
座って弾けてたものが全然弾けないことに
愕然としました(笑)
【非常にゆっくりのテンポで演奏する】
立ってるとか座っているとか
直接関係ないのですが、
非常にゆっくりなテンポで演奏する練習を
ぜひ取り入れてみてください。
立って本番を想定して練習するとなると
意気込んで、
本番演奏するであろうテンポで練習しがちですが、
そればかりでは見えてこないものがあるのです。
それは、
・音の粒一つ一つのタッチ
・身体のバランス
・力の入り加減
速く弾いてるとさーっと流れてしまうので、
見えにくくなっているのです。
なので、せっかくゆっくり弾くなら次の練習法も
取り入れてみてください。
【全神経を集中させて最高の演奏をする】
テンポを40~80くらいの超スローテンポにします。
ジャンルによって「遅い」の定義が違うので、
元のテンポの半分からそれよりも下に設定するイメージです。
そこまでくると
「速くて弾けない」ということはまずありませんし、
1音1音確実に処理しながら演奏することもできます。
(適当にごまかさないってことです。)
その状態で
「全神経を集中させて自分史上最高の演奏をする」のです。
神経を集中させるとは
ギターならば、
左手の運指はスムーズかどうか、
弦を押さえる力加減は一定かどうか
右手のピッキングは安定して脱力できているか
身体のどこかに無駄な力が入ってないか。
(肩が上がっている、足が踏ん張ってるなど)
フレーズごとの身体の変化に感覚を集中させて
奇麗な音色で演奏するということに集中するのです。
なので、リズムに関してはガチガチに考えるよりは
「自分のイメージ通り奏でられているかどうか」
という視点で判断すればいいでしょう!
それをテンポの上でリアルタイムで処理していくので
(間違えても止まらないようにする!)
結構疲れます。
でもこうすることで、例えば
ここの弦跳び(隣り合った弦以外の弦を弾く)で力んでしまうとか
ここで弦を押さえている左手がばたつくとか
そういった演奏上の粗が見えてきます。
そして、その多くは
テンポを戻した時にごまかしているところや
コンディションによって失敗する場所だったりします。
【「まとめ」ゆっくりでできないものは速いとできない】
細かいことを言ってしまえば、
ゆっくりのときと速いときでは身体の動きは異なります。
ゆっくりで演奏できたからといって
速く演奏できるとは限りませんが、
ゆっくりで演奏できないものは
速くしたら絶対に演奏できません。
ゆっくり演奏して身体の動きの
ムリ、ムラ、ムダをなくしてから
速い演奏に対応していく。
この順番が上達への近道となります。
「なかなかうまく演奏できないものがある」
とお悩みの方はぜひ
本番と同じ体勢で、ゆっくりなテンポで練習を
取り入れ見てください!
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
なんだか凹むとき
読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は【なんだか凹むとき】というお話。
原因ははっきりしないのに、
なんだか凹んだり、
シュンっとなることってありますよね。
セッションで「なんかうまくいかなかったな~」って
思ったときも同じようなことが原因だったりします。
目次
●「あれば思想」からの脱却
●なんだか凹むとき
●セッションがうまくいかなかったとき
●「まとめ」時を遡る
【「あれば思想」からの脱却】
僕は以前はとんでもなくネガティブな人間でした。
とーっても自信がなかったので、
すぐ人を妬むような嫌な奴でした。
前回僕が書いた記事の「あれば思想」
このモデルは他でもない、僕自身です。
※「あれば思想」についてはこちら
→https://jamsession-web.sakura.ne.jp/?p=9379
(記事に出てくる最後のギターの生徒さんだけは違う人です。)
「あれば思想」って単純な能力だけじゃなくて
「家が音楽一家だったら」とか
「もっと練習時間があれば」とか
そういう「環境や条件」も欲してしまうんですよね。
「あれば思想」の頃は毎日が悔しかったし、辛かったし、
そんな自分がずーっと好きになれませんでした。
でも、「あれば思想」をやめてから
気持ちがすごく楽になりました。
こうやって書くとすぐパッと切り替えられた
ように見えますが、葛藤した期間はかなり長かったです(笑)
(今もゼロになったわけではありません。)
音楽が修行じゃなく楽しめるようになりました。
きっと、上達は短期的には緩やかになったと思います。
でも、一生長く広く音楽を楽しみながらやれるなら
それでもいいと思っています。
今あるもので楽しむ、
そして、もっともっといろんなことで楽しみたくなる。
そうやってマイペースに上達していければ、
僕はいいのです。
そんなポジティブ思考な僕でも
「転んで泥まみれになった」とか
「社長におこられた」とか
そういう分かりやすいものではないのに
なんだか凹むときがあります。
【なんだか凹むとき】
最初は理由が分かんないんです。
記憶を辿っても、
目に映った記憶には答えはありません。
では、どこにあるのだろう?
それは、自分の言葉にありました。
「なんだか凹むとき」
それは
「自分に嘘をついたとき」でした。
・自分の気持ちとは裏腹なことを言ってしまったとき
・言葉のあやで真逆の意味で相手に伝わってしまったとき
・強がって見栄を張って自分の主張を押し付けたとき
・感謝すべき時に照れくさくてツンとしてしまったとき
(ツンデレか!?笑)
その時は必死なんです。
だから、逃げるのに必死で気づかないんです。
気づかないというよりは
見たくないから見ないようにしている
といっても過言ではありません。
そんな時は後々凹みます。
セッションでもこういう時に
うまくいかなくて凹みます。
【セッションがうまくいかなかったとき】
FTJS!では
ジャムセッション=音でのコミュニケーションと
定義づけています。
バンドメンバーと
音やアイコンタクト、ボディランゲージで
コミュニケーションをとりながら
盛り上がる音楽
それがジャムセッションだと考えています。
なので、
言語によるコミュニケーションと
成功する秘訣も、失敗する原因も
共通する部分があります。
僕は今までリズム隊をメインにセッションしてきたため
未だにソロがすごく苦手なんです。
今はギターを毎日のように個人的に練習していますが、
セッション本番になると
緊張してあがってしまい全然周りに耳も目もいかなくなります。
(それでも一応基本は押さえてるので、
盛り上げることはできますが…)
なので、ぶっちゃけギターでセッションに参加した時は
失敗ばかりです。
・「自分の気持ちとは裏腹なことを言ってしまったとき」
セッション的に言えば
「手癖でテキトーにパラパラ弾いてしまったとき」にあたります。
これやってしまうと、起伏がつけられなくて盛り上げどころがなかったり、
自分自身ソロを終息させるタイミングを見失って
グダグダになってしまいます。
・「言葉のあやで真逆の意味で相手に伝わってしまったとき」
これに関しては、音の方が言葉よりもシンプルなので
思いがけず相手を傷つけるということはあまりありません。
むしろ、解釈の違いが思わぬ奇跡的なアレンジになったりして
それが面白かったりします。
でも、伝えるのは言葉よりも難しいので、
FTJS!では何度も反復して練習してもらっています。
・「強がって見栄を張って自分の主張を押し付けたとき」
緊張して、周り見えなくなって
よく分かってない状態であることを見透かされたくなくて
よけいに自分の中に入ってしまう時に似ています。
自分はやり切ったつもりでも、
終わってみれば、みんなが苦笑いしているかもしれません。
こういう時こそ
開き直って周りのメンバーに助けを求められると
バンド単位でいいプレイに発展したりするんですけどね~とほほ
・ツンデレにかんしては長くなったので割愛です。(笑)
【「まとめ」時を遡る】
はい、こうやって
言葉のコミュニケーションと
音のコミュニケーションの両方で
凹むときを見てきました。
まぁ、
過ぎてしまったものは凹んで後悔してても仕方ないんですよ。
でも、記憶に残ってしまうなら、
自分のことが許せないなら、
時を遡るんです。
SF的なものではなく(笑)
次に会った時にでも、
対象の相手にその時のこと謝る。
もしくはそれに変わる誠意を伝える何かをすればいいのです。
相手は忘れてると思いますけどね。
大事なのは「自分で自分を許すこと」です。
でも、謝るだけだと相手が申し訳なく感じたり、
自分がますます自己嫌悪に陥ったりするので、
ちゃんと誠意を伝えたならその10倍感謝します!
こっちの方が大事!
いつまでもみんなと楽しくセッションしたいですからね~
音でのコミュニケーション方法をお伝えする師弟の関係は
いずれ終わりますが、
音でのコミュニケーション方法を使って会話するジャム仲間の関係は
いつまでも終わりませんから。
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
ランニングベース~ベースらしいアドリブソロの取り方
読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は
【レッスン解説『ランニングベース~
というお題目で、
FTJS!
動画自体は各楽器にフォーカスしてますが、
他の楽器の人も読んで得する内容にしてきます。
今回とりあげる動画はこちら!
https://www.youtube.com/watch?
目次
●ランニングベースとは!?
●ソロで使う時のポイント
●リズムにフォーカスして着地する
●「まとめ」アンサンブル視点で考えると…
【ランニングベースとは!?】
ジャズのベースフレーズの常套句で
「ウォーキングベース」とも呼ばれます。
※以下、今回はランニングベースで統一して解説します。
一定の拍でリズムを刻み、
かつ、一つ一つ音を変えて次へ次へとフレーズを繋いでいく。
まさに歩いたり走ったりしているような
とても推進感のあるベースらしいフレーズです。
コードルート押さえることから脱却したい
初心者ベーシストの憧れでもあります(笑)
そんなベースラインですが、
ソロで使う時と、ベースの役割として使う時では
ポイントが若干異なります。
【ソロで使う時のポイントと注意】
まず本来のベース的な役割におけるランニングベースについてです
ランニングベースはジャズの4ビートで使われることが多いです。
4ビートと呼ばれるだけに、1小節4拍をしっかりと出します。
つまり、1小節を4つの音を繋いで組み立てていきます。
(より推進感を出すための例外もありますがこれが基本です。)
この時のポイントは
「次のコードに向かうように音を組み立てるのが基本」ということ
例えば
Dm G Cという3小節があれば
次のコードのルートにスムーズに向かうフレージングを考えます。
シンプルにメジャースケールを使って組み立てるなら
レドシラ ソファミレ ド~というように
コードトーンももちろん意識しつつも
それ以上に次のコードのルートに向かうこと先行でプレイします。
慣れれば、コードトーンを使ったり、
半音でアプローチしたり、ルート以外のコードトーンへ着地したり
とバリエーションは様々です。
ソロで使う場合も基本的には
次の音につながっていくイメージですが、
大事なポイントとしては、
「コードに縛られなくても良い」ということ。
上のコード進行
Dm G C というのはすべて
「Cメジャースケール」で演奏できるコードです。
なので、
今回の動画でも言っているように
「Cメジャースケール」を適当に並べて
拍を刻むだけでもそれっぽくなります。(笑)
ただし、大きな注意点があります。
それが次のポイントです。
【リズムにフォーカスして着地する】
コードを無視しても良いと言っても
着地点を見失うと、収集つかなくなります。
コードを無視することであえて
ソロらしい(歌のメロディのような)
「息の長いフレーズ」になります。
4小節や8小節を一息で演奏するようなイメージです。
しかし、ただバラバラ弾いているだけだと
かっこ良くありません。
ちゃんと着地する必要があります。
Dm G Em Am Dm G C (C)
というような8小節のコードがあったとすれば
これもやはり、
すべてCメジャースケールで演奏できます。
そして大事なのが、適当に弾いても
「7小節目のCでドに着地する」ということ。
逆に言えば、
コードを無視していいのは
リズムにフォーカスすることで
7小節目の着地に向かって演奏しているからです。
こういう場合は
ハーモニーの理屈は無視してしまっても大丈夫でなのです。
変な音を使ってしまっても、
それが良い緊張感になったりもします。
【「まとめ」アンサンブル視点で考えると…】
アンサンブルで考えるよりも
これはソロ楽器の方もぜひこんなイメージで
ソロをとることを試してみると良いかもしれません。
普通のソロだとあまりやらないのですが、
・ソリストらしい息の長いフレーズ
・リズム隊らしい拍を感じたフレーズ
この性質の違う要素が含まれているので
リズム感を鍛える良い練習になるでしょう。
また、動画の解説にもありましたが、
刻む拍は8ビートなら8分音符になったりと
リズムやテンポによって変わります。
いろんな場面を想定してやってみることをおすすめします。
ぜひやってみてくださいね♪
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!