こんにちは、畠山勇一です。
突然ですが、質問です。
「”昨日”は思い出として残り続ける日になりましたか?」
昨日が、何かの記念日であれば、 一生残り続けるような思い出になるかもしれません。
しかし、 普段と変わらない日常生活を送ったのであれば、
その日は「あれ?何した日だっけ?」と 思い出す事も出来ない日になります。
生物は、 同じ失敗をして 同じ生命の危機を繰り返さないように 失敗した事を強烈に覚えています。
忘れたいものほど良く覚えていますよね。
でも、それだけではなく、 「楽しい思い出」もまた記憶に留まるものです。
「またこの楽しさを体験したい」
「またこの人の笑顔を見たい」
「またこの達成感を味わいたい」
いろいろな感動があるとは思いますが、 「強烈な印象」として残り続けます。
成長の形として、
上司や先生に叱られたりした嫌な記憶で、 反省して身に付けていくものもあるでしょう。
しかし、音楽は楽しむものです。
プロを除けば、多くの場合、 演奏で失敗しても 生命の危機に陥ることはまず無いでしょう。
なので、「嫌な記憶で自分を締め上げる」にも 限界があります。
自主練習の効果が出ないという悩みは ここに原因があるかもしれません。
音楽は楽しい記憶と結びつけて 上達していく方が相性がいいのです。
だから問うのです。
あなたが昨日行った自主練習は あなた自身の脳や体が感動して 胸に刻み込まれるような内容でしたか?
脳の記憶にも体の記憶にも残らない練習に 果たしてやる意味があるのでしょうか?
「ただやらされているだけの練習」はやめて、
5分でも良いので 「記憶に残る練習」を自分なりに作り出して 行ってみるのも良いかもしれません。
是非参考にしてみて下さい。
今回のまとめ
・記憶に残らないものは身につかない
・嫌な記憶よりも楽しい記憶の方が音楽と相性が良い
・5分でもいいから「記憶に残る練習法」を!
ストイックに自主練に励んでいるのに なかなか上達しない。
上手いんだけど、 聞いてて辛さがにじみでている演奏をしているように感じる。
そんな人周りにいませんか?
もしそんな人が頭に浮かぶならば、 今回の話は少しだけ上達のヒントになるかもしれませんね。
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一でした。