

@@LASTNAME@@さん,こんばんは!Noriです!
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【演奏とカクテルパーティー効果】
認知心理学の世界で,「人は周囲のさまざまな音から
無意識に自身に必要かつ重要な情報を選択している」
脳の働きを「カクテルパーティー効果」と言います。
話しかけたい人に話しかける際に,ただ
話しかけるよりもその人の苗字で「○○さん」と
話しかける方が良い印象を持ってもらえるのも,
この効果を応用したコミュニケーション技術です。
実はこれこそが前述のマスキング効果に対抗しうる
脳と聴覚の仕組みで,周囲に他の音が混ざっていても
興味・関心のある音を選択して聴き分ける事が可能で,
使い分けるととても便利な聴覚の機能なのです。
しかしこれには注意点もあって,その時にはたとえ
興味関心がなくても,音楽的に重要な音もあるので
そういった客観的な聴き方が難しくなることで,
興味ある音と,他の音との相対的な関係を意識できず
俯瞰的に音楽を捉えにくくなる点です。
曲を聴いて分析する際に,ギタリストならギターの音を
選択的に聴く…というように,多くの場合は人は
自分自身の担当楽器を聴き分ける傾向があり,
もちろんこのように部分的に集中して聴くことも
大事なのですが,それと同様にその時に他の楽器は
どう聴こえて,全体的にどういうバランスで
聴こえているのかも把握することも大事で,
特に低音で目立ちにくいベース音は,ベーシストや
普段から低音にも関心が強いような方以外には
見落とされがちになるので,
自分の演奏が全体としてはどう聴こえているかを
想像するという,音楽的にとても重要な
捉え方の部分を無視して演奏することになり,
結果アンサンブルを損ない,ただのワンマンプレイに
なってしまう事になかなか気付けない状態が続き,
酷い場合は演者間の人間関係も損ないかねないので,
長い目で見て音楽を本質的に楽しみたい場合は,
必要不可欠な視点となる事でしょう!