

@@LASTNAME@@さん,こんばんは!Noriです!
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【ベースの音楽的位置付け】
ギターやピアノ,またサックスやトランペットの音は
音楽の知識や経験の少ない方であっても
ある程度はイメージが付く事が多いと思いますが,
ベースの音に関しては,ある程度の音楽経験が無いと
なかなかイメージが湧かないのでは?と思います。
というのも,人間の耳は高い音と低い音を
同時に複数鳴らす時に高い音の方が分かりやすいので,
どうしても印象的に高い音が残ってしまうのです。
また,低い音をハッキリと認識するには
スマホのスピーカーくらいの出力では
いくら音量を上げてもそこまで低音を認識できず,
そこそこ出力のあるスピーカーで音楽を聴かないと
なかなか低音であるベースの音を認識しづらい事が,
余計にベース音のイメージを持ちづらくしています。
では音楽にそんな分かりにくいベース音なんて
無くても音楽自体成立するのでは!?
…と思われるかもしれませんが,
実際ベース無しで音楽を聴いた場合には,
料理で言えば味気ない,後に残らないような,
「味わい深さ」の様なものが欠ける印象になるのです。
そして実際演奏する側の立場としても,
ベースの音はその曲の中の場面や展開,ストーリーを
土台レベルで強い影響力で表現できるものなので,
曲の中での場面展開を案内し,全体を導くような
リーダー的存在として重要な立ち位置になります。
…と言っても,音楽を実際によく演奏される方以外には
なかなか伝わりにくいと思うので,
ここで演奏上での楽器の音の役割を鍋料理になぞらえて
できるだけイメージが湧きやすい解説に徹します。
【鍋料理から見る楽器の位置関係】
というわけで,ここからは音楽を鍋料理に例えてみて,
各楽器の位置関係を捉えていきたいと思います。
まず,音楽の基礎・骨格部分とも言える
「リズム」を司るドラムや打楽器は,
鍋の容器そのものの立ち位置だといえ,
鍋がないとそもそも鍋料理を作れません!
次にてっちりならふぐ,すき焼きなら和牛といった,
鍋料理のメインになるのが曲のフロントパートである
ボーカルやリードギター,管楽器ですとサックスや
トランペットなどというような
最も聴衆からの注目を浴びるパートです。
とはいえメイン具材だけで鍋料理は決して成立せず,
栄養や見た目,味わいなどのバランスを加味して
野菜や豆腐などの具材の引き立てや味わいがあってこそ
全体が調和し,味わい深くなると言えます。
鍵盤や伴奏でのギター,トロンボーンなどの管楽器も
このあたりの立ち位置であるからこその
音楽的な深みや彩りの表現を支える重要な存在です。
そしてベースやコントラバス(ウッドベース),
管楽器だとチューバ辺りの低音を担当する楽器は
私は鍋でいう「出汁(だし)」の部分と捉えていて,
もちろんメインの具材やその他の具材のように,
具体的な形を認識しづらいものの,
最初に鍋に入っている出汁を昆布で取るのか,
あご出汁にするのか,はたまたチゲ鍋かカレー鍋か…
最初の出汁の部分は,「どういう鍋にするのか」を
最初に決定的に方向付けるために重要な位置付けで,
ベースはまさにこれから演奏する曲を
「どういう曲にするのか」という方向性を付ける
重要な位置とすると,多少は分かりやすいでしょうか?
しかもその出汁は他の具材から出るエキスと重なり,
最初の状態よりもさらに味わいと深みを増します。
そう…メインの具材もそんな多くの食材からの
旨味が凝縮された出汁と共に味わうからこそ,
さらに具材自体の味も引き立てられるのです!
形が捉えづらい抽象的なものであっても,
実際には全体に大きな影響を与え,
また音楽自体を明確に形作っている…
ベースはまさに音楽の部分も全体も引き立てることで
音楽全体の印象を作り,形作る重要なパートなのです!