
お気に入りに追加こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
ジャズのリズムについては、
14ビート
2ジャズグルーヴ
3スウィング
などなど沢山の呼ばれ方があります。
日本では4ビートまたはスウィングが主流。
海外では逆に4ビートはほとんど通じず、
スウィングが主流です。
(ジャズグルーヴでも意味は通じます。)
総合してみると、
「スウィングという呼び方が
世界のスタンダード!」
だと言えるようです。
ではここで改めて根本的な疑問を。
「なぜジャズのビートは
スウィングと呼ばれるの?」
もちろんこれには諸説ありますし、
どれも間違いではないと思います。
ただ、今回はセッション的な視点から、
この答えを導きだしてみたいと思います!
もったいぶらずに答えから行きましょう!
【タテノリとヨコノリが混ざって
絶妙な「揺れ」を感じるから!】
ジャズグルーヴは4ビート
と呼ばれる事もあるように、
基本「4拍子」です。
4拍子と言うのは、
ロックやファンクと同じで、
タテノリのビートです。
首を縦に振るとシックリきます。
スウィングのビートも
これの例外ではありません。
が!
実はこの感覚にプラスして、
「大きく小節単位で感じる
ヨコノリも入っている!」
のです。
ヨコノリと言うのは、
まさに体を横に揺らすと
シックリくるリズムの事。
ボサノバとかを聞くと
はっきり分かると思います。
かなり大きくリズムを感じるので、
タテノリで一つ一つの
ビートを感じるよりも、
体を横に振って、
大きいかたまりでリズムを捉えた方が、
シックリくるわけです。
そして!
「スウィングと言うのは
タテとヨコが混ざったリズム!」
普通のビートはタテかヨコ
どちらかなのですが、
スウィングはその混合したグルーヴです。
なので、独特の「ユレ」が生まれます!
日本語の「揺れ」は英語に直訳すると
まさしく「スウィング」!
この微妙で絶妙なグルーヴの感じを表現する時に、
「スウィング」という言葉がしっくりきた!
という事なのです。
今回はちょっと専門的な話になりましたが、
こう考えるとジャズグルーヴの奥深さ、
そして面白さの一端が
垣間見えるかもしれません。
今回の内容で心魅かれた場合は、
是ジャズのスウィンググルーヴを
聞く機会を作ってみて下さいね。
それでは今日も1日
ガツンとグルーヴしていきましょう!
