
お気に入りに追加こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
「人の心はコード進行に似ている!」
音楽はまさしく人の気持ちを表現している。
リズムやメロディももちろんですが、
特にコード進行はその最もたるもの。
メジャーとマイナーの
明るい暗いはもちろん、
必ず盛り上がって、
どこかのタイミングで終止し、
解決する。
僕は専門家ではないので
確かなことは言えないけれど、
人間のいわゆるバイオリズムというのは、
常に上下してバランスをとっているものらしい。
朝起きたら、
なぜかいつもより調子よくて
バリバリ仕事が進んでしまう日。
逆に、昨晩酒も飲んでないのに、
なぜか体や頭が重い日もある。
いい方向に振り切れば、
いわゆる「ゾーン」と呼ばれる
何をやっても上手くいく状態。
悪い方向に振り切れば
いわゆる「鬱」状態。
でも、そんな風に
どちらかに極端に振り切れる人は稀で、
多くの人は、生活に支障がないレベルで
上下に揺れてバランスを取っている。
これを音楽の面からみると、
まさにコード進行だ!
と個人的に感じる。
なぜなら、
「コード進行は絶対に
アウトしないから」
世の中にはいろんな曲があり、
いろんなコード進行があって、
僕たちの耳を楽しませてくれるわけだが、
実は外れっぱなしの
コード進行というのは一つもない。
いや、実際あるにはあるのだが、
大抵のものは鑑賞に堪えない。
ただの音遊びレベル。
普通の人が普通に楽しめる曲では、
外れっぱなしのコード進行
というのは皆無です。
つまり、
「コード進行は
色々紆余曲折あるけれども、
必ず最後は落ち着きに戻ってくる!」
という法則があるのです。
これはまさに
人間の気持ち、バイオリズムと同じ。
上がったり下がったり
紆余曲折するけれど、
極端に振りきれて
健康や精神を害する事はあまりない。
必ずニュートラルに戻ってきて
落ち着いていく。
まさにコード進行だ!
逆に、最後まで振り切ってしまえるものを
音楽の観点からみると、それはリズム。
リズムはテンポ変えることもできるし、
ズラす事もできるし、
止めてしまうことすらできる。
むしろ、拍子の発想すら飛び越えて、
東洋的な「間」
つまり無拍子で表現することすら可能!
コードよりも格段に自由度が高く、
かつどこまでも振り切れる!
でも、血圧と同じで
上がり過ぎても下がり過ぎても
音楽としては面白くなくなる。
そこで素晴らしいコンビネーションを
生むのがコード進行!
予定調和と言われればそれまでだが、
確実にドラマを盛り上げつつ、
最後はしかるべき所に落ち着いてくれる。
コードが曲の輪郭をガイドし、
リズムがそれをサポートしつつ、
面白さを感じるキワまで崩して行く。
こんなコンビネーションが、
全てとは言わないけれど、
多くの名曲の中に散見されます。
ここでもう一度確認したいのは、
人間の気持ちはリズムではなく
「コード進行に似ている!」ということ。
確かに全力で走れば心臓は高鳴り、
人生のリズムは躍動します。
でもその反動は必ずあって、
普通の人はどこかで息切れしてしまう。
そこで出てくるのが人の気持ち、心。
動けなくなって立ち止まると心も落ちるが、
これは上がるための準備、タメ。
この後必ず心は上昇を始める!
そうしてまた気持ち、
心からニュートラルに戻り、
身体もそれに続く形で回復していく。
そしてまたリズムを上げて走れるようになる。
過去よりも早く強く、遠くへ。
人の心はコード進行に似ている。
人間結構死なないから大丈夫。
僕もあなたもいつもニュートラルに
戻れる強さを秘めている!
ピンときた方は
ぜひ参考にしてみてください。
今日も1日ガツンと
グルーヴしていきましょう!
