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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
ある言語学者の方が
言っていたのですが、
「昔、京の都で流行った言葉が、
300年後の離れた地方で
使われていることがある!」
つまり、
当時の大都市・京都で
生まれた言葉が、
300年かけて、
少しずつ広がって
定着していく現象が、
良く調べると分かる!
今でこそ、情報の
広がりが早くなったので、
それこそ一瞬で流行り言葉が
生まれては消えていきます。
でも、これは大昔から
ずっと繰り返されていた事
だったのです。
トンガッた文化が生まれて、
少しずつ丸くなりながら、
一般の生活に溶け込んで行く。
変化と安定の変遷。
オリンピックの記録を
見ていてもわかります。
100m走で
100年前の金メダリストの記録では、
現代では入賞すらできません。
なぜなら、
ずっと10秒が人類の限界であり、
壁だ!と思われていたものが、
誰かが一回崩したら、
すぐに他の沢山の人が
10秒を切り始めてしまったから!
10秒が壁だ!と皆が思っている時は、
本当に10秒が壁となって
立ちはだかり、記録が止まる。
良く言えば安定期。
でも、だれかトンガッた人が
その常識をひっくり返すと、
多くの人の意識の大改革が起こり、
次々に記録が伸びていく!
安定から変化への変遷。
そういえば、僕が開催していた
ジャムセッション講座でも
同じことが起こっていました。
もとからオールジャンルでの
アドリブをお伝えするのが
理念であり、カリキュラムです。
が、やはり人には
得手不得手があるもの。
ある人は、ロック的な
ことしかできないし、
ある人はブルース的な
ことしかできない。
ある人は楽器すら触ったことが無い!
でも、少しずつ理念が浸透してくと、
あるセッションでは、
誰が言ったわけでもないのに、
自然とラテングルーヴアレンジでの
セッションが大盛り上がりでした!
しかも、みんな楽しそうに演奏し、
楽しそうに踊っている!!
僕が言うのもアレですが、
ラテンとか普通の日本人の
音楽観だと、ほぼ通りません。
よっぽどスキモノで
マニアックな人だけです。
すると、いきなりそんな
セッションが始まったりすると、
普通の人は拒否反応を示します。
でも、そうはならない。
新しい価値観が
安定期に入り始めている!
でも、この時に気をつけなければ
いけないことがあります。
【変化と安定はセットで
はじめてバランスが取れる!】
ということ。
安定が強くなり過ぎると、
新しい変化が潰されて、
最終的に衰退します。
逆に、変化が強すぎると、
せっかく安定しかけたモノを
次々にぶっ壊して、
やはり衰退します。
大事なのは
【自分が安定志向なのか?
変化志向なのか?】
しっかり分かっていること。
そして、逆側の発想を
しっかり受け入れる多様性を保つ事!
変化と安定のサイクルを
まるごと受け入れて
楽しみ続けることで、
文化が生まれ、定着する!
こんな本質があるような気がした、
本日のお話でした!
今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
