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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
今あるものごとには
必ずそうなるまでの歴史がある。
何らかの思考錯誤が
何代にもわたって
繰り広げられて今の形になっている。
特に音楽、絵画、ダンスといった
表現の分野は間違いなく
そういった歴史の上に
成り立ってきています。
音楽の世界ではこの歴史を
把握することを
「ルーツ」といいます。
「ルーツミュージック」
などといって、
その大元になった音楽を
再定義したりする流れもあります。
ポピュラーミュージックでは、
現代のいわゆる大衆音楽の
元になったジャンルを指して、
「ルーツミュージック」
という事が多いです。
例えば、僕が提唱している
定義としては、
ジャズ、ブルース、ロック、
ファンク、ボサノバ、ラテン
の6ルーツミュージックを押さえると、
大抵の曲やアレンジが
演奏可能になるので、
ご紹介しています。
もちろん他にクラシックもあるし、
民族音楽もありますね。
もっと言ってしまえば、
民族音楽なんて
大きく括ってしまっているけど、
細かくルーツを探ると、
もう民族ごとに
いちいち違う音楽体系が
見つかってしまう!
という事が起こります。
単一民族だと思われがちな
日本だって、
沖縄民謡と津軽三味線では
全くサウンドが違う!
要は人の集まる地域ごとに
ルーツミュージックが
生まれてしまうのです!
こうやって考えていくと、
大抵のルーツ志向の音楽家や
愛好家はアフリカに行きつきます。
アフリカが人類の起源
と言われている場所で、
今でもリズムを中心とした
ある意味素朴な音楽を
残していることが多いから。
ここで僕はちょっと
発想を変えてみたくなります。
どちらかというと、
僕はルーツ志向の音楽家です。
音楽はもちろん、
人間や地球の歴史に少なからず
興味があるタイプです。
でも、このまま突き進んでも
その先には知識欲しか
残らないんじゃないか!?
なんのためにルーツを
探っているのかというと、
大元のエッセンスを
しっかりつかみ取り、
それを自分なりに組み合わせて
新しい何かを生み出したいから!
また、ルーツを知らない人が
浅い考えで作ったものは
やはりそういうレベルのもの
になるのを肌で感じているから。
本当の意味での
枯渇しない創造性が欲しいのだ!
という事に気づいてしまいました。
よく、物理学者が
地球の物理法則をずっと
研究していると
最後は宇宙まで発想が飛んでしまう!
という話を聞きます。
宗教家も
地球にすむ人間のことを
考えつくすと
自然と宇宙に発想が飛んでしまう
事が多いらしいです。
真偽のほどはただの音楽家の
僕にはわかりません。
でも、深くルーツを探れば探るほど、
新しい創造性に火がついて
行くのは確か!
ただの知識欲として
ルーツを探るのではなく、
常に面白くて新しい何かを求めて、
さらに深くルーツを
探っていきたいと思います!
今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきましょう!
