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こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤彰広です。
【セッションの上達には、
完璧で大成功を収めるアドリブは求めるな。
止まらずプレイできる小さな失敗を求めろ!】
これは、セッション上級者は
みんな口を揃えて言う言葉です。
まさに現代社会のように、
イレギュラーが多く、スピードが速く、
先の読めないアドリブセッション。
そんな状況の中では、
急速に場なれし、上達していく人もいれば、
ずっと同じレベルで停滞する人も出てきます。
でも、沢山のプレイヤーを見ていると、
その差というのは、
ほんの少しの心構えの差であることが分かります!
まず、アドリブがいつまでたっても上手くならない人は、
「特大ホームラン」を狙っています。
綺麗で、完璧で、非の打ち所のない、
まるでクラシックの譜面をアドリブでやるような、
そんな超絶技巧を無意識に求めています。
大げさじゃなく、本当に求めています!
(あなたは大丈夫ですか!?)
そんなもの、アドリブだから気楽にやれば良いじゃん!
と言っても、絶対にそんな気持ちにはなれません。(笑)
そして、周りのメンバーとの音のコミュニケーションもなく、
自分1人の世界にこもって楽器を弾き続けるので、
いつもソロのあとに首をかしげています。
もっと綺麗で完璧なアドリブになるはずだったのになぁ…、
とでも言いたげな表情をして、
いつも首をかしげています。
でも、冷静に考えてみてください。
アドリブだから完璧な大成功など、
どだい無理なのです!!
その境地にいけるのは、
一生セッションをし続けた達人、
ジャムマスタークラスの人だけです。
ところが、いつも首をかしげていたり、
機嫌悪そうな人は音楽仲間にモテないので、
セッションをする機会自体がなくなっていきます。
必然的に、
絶対に上達しないスパイラルに入ってしまうのです。
ところが!
グングン上達していく人は、
心構えが違います。
まず基本の原則として、
「失敗を楽しむ!」
というメンタリティを持っています!
むしろ、
完璧なんてつまんないぜ!
失敗した時こそ、本当の人間性が出るし、
それをバンド全体でリカバーするのが面白いんだ!
とでも言いたげな顔をして、
いつも音でコミュニケーションをしています。
そして、そんな人がバンドに入ると、
周りのメンバーも失敗を恐れなくなるので、
予定調和が無くなり、
まさに「アドリブセッション!」な雰囲気になります。
また、もう一つ上達する人の特徴があります!
それは、
「演奏が止まらない程度の小さな失敗を繰り返す!」
いくら失敗を楽しむとはいっても、
やはりリズム、グルーヴ自体が止まってしまうと、
全てのフィーリングが失われてしまいます。
なので、
あくまでリズムは止まらない程度の、
小さな失敗を沢山狙ってくり返して行きます。
すると、いつも周りと
笑顔でコミュニケーションをとりつつも、
沢山のリアルタイムで対応する独特のテクニックや
切れ味のよい勘が、自然と身についていきます!
これは、家でしこしこ教則本やDVDで練習する時の、
倍以上の負荷が脳にかかり、感覚が研ぎ澄まされるので、
またたく間に上達していくのです!
そう!簡単にまとめてしまうと、
『上達する人は小さな失敗を沢山楽しんでいる!』
ということになるのです。
さらに結論!
【セッションの上達には、
完璧で大成功を収めるアドリブは求めるな。
止まらずプレイできる小さな失敗を求めろ!】
特大ホームランをついつい狙ってしまいがちな人は、
是非参考にしてみてください。
今日も一日ガツンとグルーヴさせていきます!
