
お気に入りに追加@@LASTNAME@@さん,こんばんは!
「オールジャンルジャムセッションで,
ステキな音楽仲間と楽しく
音楽活動でコミュニケーションする!」
ミュージックコミュニケーションプロデューサーの
Nori Shinsawaです(^^)!
先日からの特別連載ということで,
いつもとはまた打って変わって
今回私が10年ぶりに
カナダ・トロントで演奏のための
滞在を決めた経緯を,
その時のメンタルの動きと
トラブルの対処法を踏まえて,
連載形式でお送りしていきます!
【10年後のトロント通信 8】
〜緊張の入国審査!!〜
今は羽田〜トロント間の
エアカナダ直行便があるとはいえ,
セキュリティチェックと乗り換え,
到着後の入国審査(最大の難関!?)に
空港内の移動(空港はなんせ広いんですわ),
荷物のピックアップと
結局フライトは計16時間位に及びます!
もちろん,エコノミークラスでの
14時間ほど座席で身動きが
ほとんど取れないのも大変なのですが,
最大の山場はトロント到着後の
Immigration(移民管理局)の
入国審査です!
この前に機内で審査官に提出する
入国カードというものがありまして,
名前や生年月日,日本での住所だけでなく
「あなたはテロリストですか?
(もしそうでもどこにここで
「はい!」って言うテロリストがおんねん!
と,セルフでツッコミながら
Noにチェックしてました(笑))」
とか
「1万カナダドルを超える
金品を持ってますか?」
(マネーロンダリング防止のためらしい)
とか
「ナマモノを持って入国してませんか?」
(もちろん衛生・環境保全上の問題)
などの質問に答えて,
もし関税の免税範囲を超える
持ち物を持っていた場合は
それも申告しなくてはなりません!
むしろ帰りの方が荷物が多くなると思い
行きは最低限の荷物しか
持って行かなかったので
(荷物のダウンサイジング!)
この辺りは問題ありませんでしたが,
むしろちゃんと入国出来るかの方が
ハードルが高かったのです(^^;;!
外国人への入国許可の権限は
全て入国管理官が握っているので,
ここはカナダの美しい大自然を
この目で拝むためにも
立ち向かうべき時です(笑)!
『最終的には小細工無しで
素手の勝負!』
「いや〜10年ぶりのカナダやなぁ」
と,感慨にふけるのも束の間,
トロント・ピアソン空港に到着して
中を歩いて行くと
(カナダから見て)外国人は
入国管理官のカウンターへと案内されます!
そしていよいよ入国審査です!
パスポートに
eTA(カナダの電子ビザ)の政府発行メール
往復の予約済み航空券の資料
入国カードと,
必要そうな書類を全部用意して,
入国管理官の前に行くと
英語で順番に質問してきます!
「今回はカナダに何をしに来ましたか?」
『トロントに住む友人に会いに来ました』
「帰りの航空券はありますか?」
『はい,ちゃんと予約しています!
これが航空券です』
「そのご友人とは何で知り合ったのですか?」
『10年前に1年間だけトロントに住んでいて,
その時にお世話になりました』
「日本でのご職業は何ですか?」
『自営業です」
「具体的な職種について教えてください」
『ミュージシャンで,担当楽器はベースです』
「クレジットカードはありますか?」
『はい,今持っていますが
見せた方がいいですか?』
「いや,持っていれば大丈夫です」
(北米ではクレジットカードを
持っていることが支払能力や
責任能力がある証と考えられていて,
持っているだけでID級の効力がある)
「お土産でアルコール類や
タバコは持ち込んでいませんか?」
『いや,全然持っていません』
「OKです!カナダへようこそ!」
『ありがとうございます!』
ここで変にテクニック的なものに走って
切り抜けようとしたり,
何か不都合な事を隠すために
嘘をついたり見栄を張ると,
逆に,自分自身を窮地に陥らせてしまいます!
演奏やセッションでも,
小手先のテクニックに走ったり,
自分の自信のなさを隠そうと
虚勢を張ったり
相手の音に耳を傾けようとせずに
自分からの一方通行の
コミュニケーションになるのは
決して良い結果に結びつくとは
考えにくいでしょう!
いざという時でも自信を持って,
(自信はあっても無くてもOK!)
慣れていなくとも
しっかり相手の話に耳を傾け,
誠実に目の前の事に集中して行く
そんな姿勢がとても大切だと,
本当にこういう時ほど
強く思います!
…とにかく無事に
入国できて良かった(^^)!
一山を超えた時の喜びも,
また格別です(^^)!
