
お気に入りに追加こんにちは。
いつでもどこでも誰とでも
即興で10分間
演奏できるプレイヤーにする
セッションインストラクターの
若松ひろきです。
自信を持って「アドリブできます」
と言えるラインはどこか?といえば、
ソリストの場合は、
8〜16小節ほどの長さで
アドリブソロがとれること
だと考えます。
ファンクやR&Bのなかで短い曲であれば、
上記の長さのソロがとれれば、
1コーラスをアドリブで弾くのは
難しいことではありません。
ただし、2コーラス、3コーラスと
長いソロになると、それだけでは
”間”がもちません。
その理由は、
どんなふうに弾くか・という
コンセプトがないからです。
無作為に、あるいは無意識に選んだ
ひとつのコンセプト(自分のクセ)に従って
ただダラダラと弾くようなソロでは、
聞いているほうも弾いているほうも
飽きてしまいますよね。
そこで、長い曲を演奏するためには、
複数のコンセプトを切り替えながら
ソロを展開させていくことが
重要なのです。
今回ご紹介する動画では、
「メロディフェイク」という手法を組み込んで
ソロの展開をつくっています。
メロディフェイクとは、
原曲のメロディを引用しながら
即興で少し崩して演奏すること。
みんなが共通して知っているメロディを
演奏することで、メンバーや観客の
意識がそこに集まり、
一体感のある演奏がしやすくなるのですね。
序盤はコード進行に沿った
自然な響きのソロ。
中盤は盛り上がりを予感させるよう、
あえて違和感のある響きの
「ブルーノート」を使っています。
そして、最後のクライマックスは
「メロディフェイク」。
こんなふうにわかりやすく
コンセプトを切り替えて展開をつくると
演奏中に自分の意図が
バンドメンバーに伝わりやすくなります。
ぜひ、動画をチェックして
ご自分の演奏に取り入れてくださいね!
