さて、今回は【音楽理論とうまくつきあって行く方法】というお話。
「音楽理論苦手」
「よくわからない」
「難しい」
と悩んでしまっている方、
もしかしたら音楽理論の勉強の仕方が悪いのかもしれません。
音楽理論とのうまくつきあって行く方法について。
今回から数回に分けてお話しして行きます。
第一回目は
【前提の意識を変える。】
まず、大前提として、
音楽理論に苦手意識や嫌悪感を持っている方にお聞きします。
「なぜあなたは音楽理論を学ぶ必要があるのですか?」
バンドメンバーに言われたからですか?
知っていないといけないからですか?
知ることで自分の演奏の幅が広がる気がするからですか?
結論から言うと
音楽理論は覚えた方が良いです。
知れば知るほど考え方がシンプルになり、より自由になるので。
ですが、
嫌々仕方なくやらされて苦痛を感じながら
覚えるほど大切なものでもありません。
「難しい」と思っていれば思っているほど
本当に難しいものになってしまいますし、
嫌だなと思えば思うほど、
頭が覚えることを拒否します。
学生時代に苦手科目があった人は
あの時間帯の苦痛を思い出してください。
元々その科目に興味がないのに、ますます頭に入らないですよね
学生時代の学習は自分の進度とは無関係に
教育カリキュラムに乗せられて、テストの点や成績など数字に表されて
他人と比べられることを余儀無くさせられていたので、
どんどん悪いスパイラルに入って行きますが、
趣味などで音楽をやっていらっしゃる方の音楽理論学習は
ほとんどが自主的なものなので、ある程度ペースはコントロール出来るはずです。
「バンドメンバーにせかされて」とか外側からの要因もあるでしょうが、
自分自身が必要性を感じていないものに情熱は注げません。
そうやって自分のことをせかすバンドメンバーや人がいるなら
その人に「音楽理論を覚えずにはいられなくなる楽しい楽しい魔法のようなプレゼン」
をしてもらって音楽理論の魅力を教えてもらってください。
おそらく多くの「せかす人」は
「知ってるのが普通だから」とか「知ってないと恥ずかしいから」
というような理由しか説明できないのではないでしょうか?
そのような人もまた、嫌々苦労して覚えてきた人かもしれませんね。
「音楽理論苦しい」の負の連鎖が続くだけです。
今回の話をまとめます。
・音楽理論は覚えた方が良い
・でも苦しんで覚えるほどのことでもない
・「難しい」「苦しい」と思えば思うほど頭が拒否して覚えられなくなる
・せかす人もまた苦しんで無理して覚えた可能性がある
音楽理論は
必死で追っかけないと
逃げて見えなくなってしまうようなものでもなければ
次々と襲ってくるようなものでもありません。
ただそこにあるだけです。
「音楽理論は頭の中を整理整頓するための知識」程度にとどめて、
楽しみを感じながらマイペースにやってみてくださいね。
では今回はここまで!
次回は「音楽理論は必ず、音と一緒に覚える」です。
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!