読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
さて、
今回は【上達の第一歩】というお話。
具体的な内容ではなく気持ちが楽になるようなお話です。
目次
●上達していないと感じた時、上達している?
●分からないことが分かるということ
●そこに意味付けをしない
【上達していないと感じた時、上達している?】
上達の第一歩とは何でしょうか?
そもそも「上達」とは
何かしらが「上(にレベル)に達する」ということ。
次のステップに行くには
必ずちょっと辛い時間差が生まれるのです。
それが、
「上達していないと感じた時、上達している」
という意味なのです。
つまり、
感覚的な部分の精度が高まってから、
技術が後追いで付いてくるのです。
それが上達の順番なのです。
分からなかったことが分かるようになることが
上達の第一歩なのです。
【分からないことが分かるということ】
例えば、僕なんかは
歌うと「ピッチが悪いよ」と良く言われます。
でも、正直分からないんですよね。
ずーっと分からなかったのです。
しかし、
最近講座や個人的に動画を撮影したり、
録音したりすることが増えて、
何度も何度も自分の歌を耳にしていました。
そうすると、
実際にどうすれば良いのかは分からないんだけど、
でも、「ピッチが悪いな~」と分かるようになってきたのです。
今までは気にも留めていなかったこと、
つまり、感度が鈍く感じ取ることが出来なかったことが
感じられるようになってきたのです。
これが、上達の第一歩です。
しかし、もっとも前に遡ってみると
誰も指摘してくれなかった時はそもそも
「ピッチが悪い」なんて思っていませんでした。
この頃は「分からないことが分からない」
という状態だったわけです。
この状態だといくら練習を重ねても
効果的な練習が出来るのはまぐれ当りとなり、
上達に時間がかかる、あるいは上達しない
というような哀しい状態になってしまいます。
なので、
発表をしてフィードバックを得ることや、
誰かの下で教わり、指摘を受けながら
「分からないことが分かる」ことができる環境を作ることが
上達を加速させることになります。
しかし、多くの人が
自分の出来ない点を知ることで、
自信をなくし、それを恐れてしまいます。
【そこに意味付けをしない】
「自分は○○ができない」
これは事実です。
それを知ることでしか、上達はまずありません。
しかし、多くの人はここに意味付けをしてまいます。
もしくは他人に意味付けをされます。
「自分は(あなたは)○○ができない。だからダメだ。」と
ダメなんてことは無いのです。
出来ないこと、知らないことがあってダメなら、
何も出来ない赤ちゃんからはじまる人生は
「ダメな状態からスタート」することになります。
「5年も楽器やっているのに、
5年の歳月の中でリズムを良くする方法に出会わなかった「だけ」
ダメなことなんて無いんです。
事実は事実、意味付けは尾ひれとして、
自分の出来ないことに直視して向き合えるようになり、
真っ向勝負で弱点克服に向き合えるようになれる
かもしれません。
では今回はここまで!
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
上達の第一歩
お気に入りに追加