読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は【動画を撮るとわかること】というお話。
録音をすると自分の弱点が聞こえてきたりしますが、
録画をすると自分の弱点の原因が見えてくることがあります。
目次
●全体を撮影すると見えてくるもの
●アップで撮影すると見えてくるもの
【全体を撮影すると見えてくるもの】
最近FTJS!
演奏の振り返りに使ってもらうようにしています。
当然、ピッチやフレーズ、
それだけでなくアイコンタクトやハンドサインなどの
音では分からない「コミュニケーション」の部分の
確認をしてもらうために行っています。
なぜうまく意思が伝わったのか?
なぜ逆に全然伝わらなかったのか?
そういったことが見えてきます。
そして
バンド全体を映すので、
そうするとまた、見えてくることがあります。
それは、「演奏を失敗している時の身体の動き」です。
例えば、
最初の1音を出す瞬間。
「やるぞ」っと気合いが入りすぎて、
そうすると頭の中のいつもの力の使い方の
イメージとの差が出てしまい、ピッチが悪くなったりします。
弦楽器だと、弦をおさえる指に力が入りすぎると
必要以上に弦を引っ張ることになり、ピッチが悪くなるし、
管楽器などの場合、喉や口周りに力が入ってしまい
思った通りの音が出なくなるらしいですね。
(僕は管楽器はやったことないのでらしいと言っておきます。)
管楽器に近いものかもしれませんが、
僕なんかは歌を歌う時には
出だしの音のピッチがほとんど合いません(苦笑)
でも、めちゃくちゃ耳がいいわけでもないですが
「音感音痴」というわけでもないので、
「発声音痴」の感がかなり強いのだと思います。
発声音痴は、出したい音が分かるんだけど、
発声時の身体(喉だけに限らず)の使い方が不器用で
思ったところに音が当てられないという音痴のこと。
出だしがとびきりピッチが悪いのは
こういった「やるぞ!」という身体のりきみからくるのでしょう。
また、全身を映すとリズムの面でも見えてくることがあります。
例えば、
リズムがずれてしまったりしてしまう人の身体の動きを見ていると
それまでは安定して4拍で足踏みしていたのに
裏拍にアクセントが来た瞬間に裏返ってしまったり
ちょっと速いパッセージを時であったり
難しい演奏が必要な瞬間に
その時だけ足が止まったりしているのです。
足踏みをし続けなきゃいけないとかそんな話ではなく、
リズムでつまずく時、その時だけ
今まで感じていたであろうリズムの感覚がなくなってしまうのです
【アップで撮影すると見えてくるもの】
アップと言っても超至近距離のことではありません。
上半身が映るくらいの距離です。
これくらい近いと、また違ったものが見えてきます。
もちろん手元もよく見えますので、
全身を撮った時と同じような身体の力みなどを発見できるかもしれ
しかしそれ以上に見て欲しいのが、「表情」です。
まぁ十中八九恥ずかしいと思う人の方が多いでしょう(笑)
僕は個人的な演奏動画を撮影過程で
嫌でも何回何回も見ているうちに慣れましたが、
表情を見ているとですね、
「顔が死んでいるとき」と「顔が生き生きしているとき」で
演奏が全然違うんです。
逆に演奏の善し悪しで表情が変わるのかもしれませんが。
顔が死んでいる時は
「ミストーンを出してしまってからしばらく」や
「リズムやコードをロストしてしまって戻って来れるまで」
完全に目が泳いでたりします。
あともちろん、
単純に疲れている時や眠い時も顔は死んでいます(笑)
逆に表情が生きている時は
「
ですね。
そして、何よりも
「演奏してて楽しいな~」って感じているとき!
表情は一見関係ないことですが、
ステージに立つ時、セッションでコミュニケーションするとき
多くの情報を自分を見ている相手に与えています。
恥ずかしいとか人によっては「嫌い!」
なんて言う人がいますが、
自分が目を背けても
自分に関わる人たちはその顔を見ていろんなことを判断しています
「ナルシストになれ」なんて言いませんが、
自分はいつもどんな顔で
相手と接しているのか、演奏をしているのか
そういうことは把握しておくと
思わぬ発見があり演奏も良くなるかもしれませんよ♪
では今回はここまで!
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
動画を撮るとわかること
お気に入りに追加