読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は
【テーマをいっぱい演奏するとアドリブ上達に繋がる?】
というお話。
最近、個人的に動画を作ったりしているのですが、
その時に気づいたことについてシェアして行きます。
前回は「自宅でのアドリブ練習はまずはテーマを覚えよう!」
ということをお話しました!
今回は「テーマ」について考えて行きます。
目次
●テーマ演奏はリスペクト表現!?
●テーマが変われば、アドリブが変わる。
【テーマ演奏はリスペクト表現!?】
何かしらの曲を題材にセッションをする時に、
題材となっている曲のメインメロディのことを
「テーマ」と言います。
そして、セッションマナーとして
誰かが「テーマ」を演奏もしくは歌唱してから
アドリブを行います。
アドリブはその曲のコード進行を用いて
テーマの代わりに別のメロディを乗せることですね。
なので、正直なところコード進行さえ演奏すれば、
アドリブは楽しむことが出来ます。
でも、テーマを演奏するのですよ。
テーマ(Theme)とは主題とか題目というような意味です。
元となるメロディがそのように呼ばれているのは
コード進行だけではなく、
元となるメロディを演奏することで
その曲としての魂を吹き込むことなのかなと思います。
そう、それは
「今からこの曲を使って遊びます。
作者の方、こんなに良い曲を作ってくれてありがとうございます。
という、その曲の作り手への
最大のリスペクトが含まれているのではないか
と、僕は勝手に思っています。(笑)
そして、テーマを演奏することは、
アドリブ演奏にも大きく関わってきます。
【テーマが変わればアドリブが変わる】
テーマ演奏はリスペクト表現であると同時に
大喜利の時のようなお題目を読み上げる行為に近いのかなと思いま
笑点のように司会者が必ずお題を読み上げてから
メンバーが自分なりのウマい答えを出す。
テーマとアドリブにはそのような関係があるのではないかなと思い
なので、
「テーマが変わればアドリブが変わります」
例えばジャズで良くやられるキーFのブルースがありますが、
コード進行は12小節のブルース進行で同じです。
(厳密には曲ごとに微妙に違いますが、大枠は同じです。)
その同じコード進行でもテーマが変われば、
想定されるアドリブのイメージが変わります。
バグズグルーヴという曲のテーマは
非常にシンプルでブルーノートを使った息のながいメロディです。
ここから連想されるアドリブは
「小節ごとのコードチェンジに囚われず、
Fのマイナーペンタを中心にしたブルージーなアドリブ」
また、ビリーズバウンスという曲もFブルースですがこちらは
コードに沿った演奏法を得意とするチャーリー・パーカーの作
フレーズもかなりコードに沿ってトリッキーに動いています。
ここから連想されるアドリブは
「コードに沿ったビバップ的なアドリブ」となります。
もちろんそれはあくまで、
テーマから連想しやすいアドリブというだけで
アドリブは自由な演奏ですけどね♪
自由だからこそアドリブ初心者のうちは
テーマを参考にした方が良いです。
たまに、良くも悪くも
テーマを完全無視してるようなアドリブ演奏する人いますよね?
でも、
その人の頭の中には曲テーマとは別の
自分なりの明確なコンセプトやテーマが
イメージできているのだと思います。
FTJS!的に言えば「ストーリー展開」を
明確に思い描いているのですね。
それはそれでかっこいいですが、
これはやっぱりアドリブ初心者には難しいですね。
なので、まずはテーマを沢山練習してみてくださいね!
次はいよいよ具体的な
「テーマをアドリブに活かす」という話に入っていきます!
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
テーマをいっぱい演奏するとアドリブ上達に繋がる?
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