読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は【わがままとありのままの違い】というお話。
引き続き「オリジナリティ」をテーマに書いて行きます。
一連の記事で
オリジナリティ=自分自身を受け入れていくことと
僕なりに答えを出しました。
そのヒントとして映画「アナと雪の女王」を題材に
前回の記事では
エルサが「氷の力」を隠してきた幼少期から旅立ちまでの心情から
「
ということを書きました。
https://jamsession-web.sakura.
力を解放して「ありのまま」生きると決めたエルサ
物語は終盤へ向かいます。
目次
●「ありのまま」と「わがまま」の違い
●「アンサンブルを自分に素直に、ありのままに楽しむ」とは?
【「ありのままで」とはどういう状態か?】
※ネタバレ含みます
実は「Let it go~ありのままで~」
には劇中歌とエンドソングがあり
歌詞が大きく違います。
エンドソングは映画のプロモーションでも
歌われるためにあるような感じで
あまり劇中の心理描写に触れないような
ライトな歌詞になっています。
あえて映画の世界から切り離されている印象です。
ところが、
劇中でエルサ(雪の女王)が歌う方は
かなりその時のキャラの心理描写が色濃く出ています。
そして、それを歌う場面は
ストーリーの中盤で大きな転機を迎えるところです。
なので、あの歌詞は映画の結末から考えると
まだ答えが出る前の気持ちなんですよね。
「自分を試したい」
「自分を好きになって、自分を信じて」
という歌詞があり
今まで押さえつけてきた気持ちや自分の力を
解放して自分のやりたいように生きることを試したい
その時の気持ちなのです。
これはこれで
「わがまま」になってしまいがちなのですが、
いつも今まで自分を押さえつけてきた人には
一度思いっきり反対側に振り切ってみるのも
大切なチャレンジの一つだと言えます。
というよりも、
一度振り切ってみないとちょうどいいバランスが、
自分にとっての中庸が、どこにあるのか分からないのです。
そして、
「ありのまま」と「わがまま」の違いに気づき
本当の意味での「ありのまま」の姿になって行く
それがアナと雪の女王の結末なのではないかと僕は解釈しています
エピローグでは
あれだけ自責の念を抱え隠し続けてきた「氷の力」は
人に迷惑をかける、人を傷つけるどころか、
国中の人に楽しい時間を提供する、人に喜ばれる
そんな力となります。
本質は変わらないのに、見方を変えれば価値が変わる。
自分を押さえつけている人の多くは
「わがまま」になってしまうことを恐れています。
「本当はもっと自分は自分勝手な人間だ。
だから素直になんて生きたら周りに迷惑をかける。
嫌われてしまう。」
そんな風に思い込んでいます。
そう、
実は「ありのままの姿=わがまま」と決めているのは
自分自身の思い込みなのです。
【「アンサンブルを自分に素直に、ありのままに楽しむ」とは?】
ここでセッション、アンサンブルの話に戻りましょう。
たとえば、
「アンサンブルを自分に素直に、ありのままに楽しむ」とは
どんな欲求がイメージできますか?
「迷惑をかけてしまうんではないか…」という気持ちは
いったん隅に置いて欲望のまま考えてみてください。
・これでもか!ってくらい他の楽器無視の大音量で演奏したい!
・一人だけ何十分もアドリブをとり続けたい!
・自分の好きな曲だけを演奏し続けたい!
などなど、
もしそうやって考えてしまっているなら
それをそのままだしたら、
確かに周りのメンバーに嫌な顔をされてしまいそうですね。
でもこれらは果たして
アンサンブルをありのままに楽しみたい気持ちでしょうか?
実は上のような周りに嫌われてしまうかもしれない欲求は
「アンサンブル」に求める、ありのままの欲求ではありません。
なぜなら、
上のような気持ちはどれもこれも一人で完結出来てしまうものだか
他の音が聞こえないくらいの音量で演奏したいなら
一人でスタジオ入れば良いし、
一人だけ何十分もアドリブとりたいなら
出回っているマイナスワントラックを
延々とリピート再生すれば出来ます。
楽器を演奏する欲求が先に立ってしまい
ありのままにアンサンブルを楽しみたいという欲求に
気づけていないことがほとんどなのです。
アンサンブルしたいという素直な気持ちはもっとシンプルなはず
「他の人と音を重ねてハーモニーを楽しみたい」
そんな気持ちなのではないのでしょうか?
わがままな気持ちばかり出てきてしまうなら
・ソロライブをやれるだけやる
・自宅で作曲にトライする
など、わがままになれる環境を作って
やりきってみてください。
最終的にはわがままではなく
ありのままが見つかり
自分が「迷惑をかける」と思っていた力は
人に喜ばれたり、その人らしいと言われたり
「オリジナリティ」へと変わって行きます。
それが僕の最近たどり着いた
「オリジナリティ」の現状の答えなのです。
まだまだ、この先変わって行くこともあるでしょうけどね(笑)
答えを出したら、先に進めます!
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
この話はもう少し続きます。
また次回の僕の記事で会いましょう
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
わがままとありのままの違い
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