読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は
【アドリブを最大限に楽しむには「ありのままで」
というお話。
前回の記事で
アドリブ主体の音楽である
ジャムセッションに必要なものは「オリジナリティ」
「オリジナリティ」とは
「今の自分の現状を受け入れること」
という結論に至りました。
自分を受け入れることとはどういうことか
それをヒット映画「アナと雪の女王」
を題材に書いて行きます。
ちょっと音楽とは離れたお話ではありますが、
オリジナルサウンドとは密接に関わってくる話なので、
興味ある方はおつきあいください。
目次
●エルサがlet it go~ありのままで~に至るまで
●隠せば隠すほどに小さなほころびが大きな亀裂となるもの
【エルサがlet it go~ありのままで~に至るまで】
※少しネタバレも含みます。
映画にはエルサという
生まれつき雪・氷を操る力を持った女性が登場します。
主人公の一人です。
もう一人の主人公っである妹のアナを
幼い頃に氷の力で傷つけてしまったことから
その力を「恐ろしい力・嫌なもの」として
親以外の誰とも会わずに隠して生きて行きます。
(
誰にも言わない、隠し通すと決めて生きて行くのです。
しかし、感情に大きく左右されるこの力は
多感期を迎えさらに強大になって行きます。
自分自身否定してきた力をコントロールする術も知りません。
そして、お姫様なので
戴冠式で女王として大衆の前に姿を見せる時が来ます。
理由を作り隠れて生きてきたエルサと
理由も知らず隠されて生きてきたアナは
対照的な行動に出ます。
恐ろしい力を隠し通してこのまま式を終えられるかもというところ
アナとエルサは喧嘩をしていまいます。
とっても些細な親子や兄弟・姉妹によくあるような喧嘩。
お互いに「こっちの気持ちも理解してよ」となり
感情を爆発させてしまったエルサは
危険な形で氷の力を大衆の前で発動させてしまいます。
このまま
誰にも言わずに、迷惑をかけずに、
誰も傷つけずに、完璧に隠し通していけるはずだったのに…
遂にやってしまった…もうここにはいられない
とエルサは城を飛び出して山奥へ旅立ちます。
感情を解放したエルサの力で国には冬が到来します。
その時の気持ちを歌ったのが
「let it go ~ありのままで~」なのです。
【隠せば隠すほどに小さなほころびが大きな亀裂となるもの】
アニメですし、かなりディズニー的に
ファンタジー色の強い脚色がなされていますが、
これ、そこらでよく聞く話だと思うんですよ。
例えば、
「氷の力」の部分を「自分の嫌いなところ・コンプレックス」
に置き換えて上の文章をもう一度読んでみてください。
「あ~これは自分自身だ…」
「まさに今これ」
と思った方も中にはいるのではないでしょうか?
僕には心当たりがあります。
コンプレックスを隠そうとすればするほど
それはいびつな形で
そして、自分の望まないタイミングで
顔を出してきます。
押さえ込もうとコントロールすればするほど
その反動で出てきてしまうのです。
そして、いびつな形で生じた不信感が
望まない形で顔を出した刃で取り返しのつかない亀裂を生んでしま
「あ~またやってしまった…こんな性質無ければいいのに」
と自己嫌悪して、また繰り返す。
まぁこれは僕の過去の話ですけどね(笑)
みんなで同じテレビ番組を見ていた時代と比べて
かなりの多様性を認められるようになったものの
逆に言えば、
裁量は自分の判断に任せられることが大きくなってきました。
生きたいように生きられる自由は、裏を返せば
誰も知らない道を自分で切り開いていくことでもあります。
そんな時代の一つの生き方・価値感として共感を呼んだことが
大ヒットに繋がったのかな~と個人的には思います。
これは「音楽性」に置き換えても同じことが言えますよね。
ジャムセッションでも、バンドでも
ロックやジャズが好きな人がいれば、ボカロが好きな人もいる。
聴いている音楽や文化、年代も性別も違うメンバーが集まります。
音楽はかなり自由度が高いからこそ
自分の行いが「自分なりの解釈」なのか「マナー違反」なのか
そこの線引きが分からないものです。
それによって
「自分の現状を受け入れることが出来ず、
多いのかもしれませんね。
さて、この話もここで終わりにはなりませんが、
長くなったので次回に続きます。
アナと雪の女王は「Let it go~ありのままで~」を歌ったら
そこで終わりではありませんしね。
むしろストーリーは中盤です。
その後
「ありのまま」と「わがまま」の違いに気づいて
本当のハッピーエンドに向かって行くのです。
この話はまだまだ続きます。
また次回の僕の記事で会いましょう
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
アドリブを最大限に楽しむには「ありのままで」いることが大事!?
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