読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は
【オリジナルなサウンドを生み出す第一歩】
というお話。
最近になって「オリジナリティ」というものについて、
現時点での自分なりに一つ答えが出たので書いて行きます。
オリジナリティの定義なんて
それこそ
「個人個人違う(オリジナルな)もの」なので、
一個人としての考え方程度に捉えていただけたら幸いです。
目次
●オリジナリティとジャムセッションの関係性
●オリジナルなサウンドを生み出す第一歩
【オリジナリティとジャムセッションの関係性】
ジャムセッションと言えばアドリブ演奏です。
アドリブというとなんだか特殊な技術や本番力が必要だと
考えがちですが、今の僕は、答えは逆だと思っています。
その場・その時にその人が出来ることをやるのが
ジャムセッションです。
ジャムセッションは、その人が今持っている技術・本番力だけで
工夫次第で参加できてしまうアンサンブル形式なのです。
たとえば、「演奏をする」といえば
「曲」を演奏することを真っ先にイメージしやすいかと思います。
ほとんどの曲には、原作者がいて模範解答がありますね。
「この曲はこうあるべき」という大衆の強い認知があり
そこからかけ離れてしまうと
自他ともに「うまく出来ない=ダメ」
と判断し、判断されてしまい、
結果的に敷居が非常に高いものとなってしまいます。
もちろんジャムセッションをするとしても
そういう「原曲に似せる」という価値観はありますし、
それが面白い時もあります。
また、アドリブというリミッターの外れた音楽には
うまくなればなるほど次の遊びが待っています。
でも裏を返せば、下のリミッターもほぼ外れているとも言えます。
その場で敷居を限りになく下げることも出来るのです。
ジャムセッションは譜面通りの楽曲演奏とは
そもそも目的が違うのです。
譜面を覚えたり、耳コピして曲を演奏する時には、
間違えずに演奏するという
「再現する芸術」の楽しみがありますが、
ジャムセッションはそれ以上に
その場にいるメンバーと「アドリブ」という、
何がおこるかわからない偶発的なハーモニーを楽しむ
「偶然生まれる芸術」の楽しみの傾向が強いです。
ジャムセッションをするのに必要なものがもしあるとするなら
それは「オリジナリティ」だと僕は思います。
ここで言うオリジナリティは
「独創性のある唯一無二のもの」というものではありません。
その人が「今の現状を受け入れているか」です。
逆説的ではありますが、
それこそが「独創性のある唯一無二のもの」だったりもします。
僕にもあるし、
これを読んでいるあなたにも必ずあるものです。
似ている人はいても、自分と同じ人はいません。
その個性が他の個性と化学反応を起こす
その楽しみこそが
ジャムセッションの最高の楽しみなのでは、と僕は思います。
【オリジナルなサウンドを生み出す第一歩】
では、そのオリジナルなサウンドを生み出す第一歩は何なのか?
それはとにかく「本番の回数をこなすこと」です。
確かに、準備・練習は大切です。
練習すればするほどに
本番の成功率は高くなるでしょう。
しかし準備では絶対に得ることの出来ない経験値があります。
それは、本番力です。
本番力は本番でしか身につけることは出来ないのです。
本番力とは人前で演奏する時に
自分の実力をどれくらい発揮できるかということです。
本番力は自分の演奏にかけ算されます。
どんなに練習して家ではすごくうまく弾ける演奏も
本番力が低ければ、当日全く発揮できないのです。
とはいえ、ライブのような発表の場は
そんなに頻繁に作れるようなものでもありませんし
技術力がまだ低い状態で堂々と演奏できるメンタルの持ち主は
そんなにいません。
ライブのような大きな本番でなくても
本番のような体験を出来るものがあります。
それがジャムセッションです。
バンド内で行うのは練習の延長かもしれませんが、
たとえばセッションバーとかにフラッと寄って参加するセッション
一緒にやるメンバーも見ているオーディエンスも知らない人ばかり
初めてのメンバーと人に見られている状態で演奏する。
まさに小規模な発表のような緊張感があります。
なので、本番力も養うことが出来るのです。
え?そんな、自分なんかまだ何も知らないから恥ずかしい?
確かにそういう気持ちは芽生えますね。
でもそこを思い切って
「
「まだまだ下手かもしれないけど、
と今の自分の現状を素直に受け入れて飛び込めたら、
オリジナリティはすぐに見つかるのです。
セッションに必要なものはオリジナリティで
オリジナリティを見つけるにはセッションで
なんだか卵と鶏の話みたいですね(笑)
でも、そんな簡単に「えいや!」とセッションに参加して
自由に演奏なんて出来るものではないですよね?
この話はまだまだ続きます。
また次回の僕の記事で会いましょう
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!
オリジナルなサウンドを生み出す第一歩
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