こんにちは!
セッションインストラクター
の斉藤 彰広です。
日本語で「基礎が大事だ!」
これは良く言われます。
そして、
「基礎を『固めろ』!」
これも良く言われます。
前者はもちろんその通りだと
僕も思います。
が!
実は後者の、
特に『固める』の部分で、
かなりの違和感を感じます!
そして、多くのまじめな人が、
基礎を頑張って
固めれば固めるほど
下手くそになっている現象も、
この『固める』という
日本語の語感から、
実は来ているんじゃないか!?
なんて感じています。
しかも、音楽だけじゃなくて、
あらゆる分野で同様の事が
起こっている気がします!
『固める』という言葉を聴くと、
日本語ネイティブの僕たちは
無意識に、
「しっかりと
土を踏みならすイメージ」とか、
「コンクリートなどで
壁を強く補強するイメージ」とか、
人それぞれあるとは思いますが、
基本的に【動かなくする】
イメージが強く頭の中に
浮かぶと思います。
例えば、この
【動かなくするイメージ】を
そのまま楽器練習などに活かすと
大変なことが起きます!
なぜなら基本的に楽器演奏は
「体を自由にして
柔軟にコントロールする作業」
だから。
それなのに、
基本を『固めた』がってしまう人は、
正反対の命令を脳から体に
出してしまいます!
僕は個人的に
【バカの反復練習】
と呼んでいますが、(笑)
基礎練習などをまじめに
頑張ってしまう人に限って、
基礎を『固める』イメージで
ガンガン練習している事が多い!
でも、大抵の場合、
この反復練習はやればやるほど
体を固くし、
変な癖を身に付けさせ、
最終的には体を壊します。
受験勉強とか、
大人になってからの資格試験とか、
何年もチャレンジしているのに
なかなか結果が出ない人も、
きっと根本は同じ。
やはり、基礎を『固める』
イメージが強すぎて、
応用が効かない。
なので、本番で力が発揮できない!
こんな原理があるような気がします。
もちろん、「基礎を固める!」
というイメージで
結果が出ている人もいます。
そういう人は是非
そのまま続けて下さい。
『固める』ことに
コンプレックスがないので
そのままでさらに成長できます!
でも、もし何らかの不安感から
「基礎を固めなきゃいけない!」
と思い込んでいる人は要注意!
そういう場合は是非
こう言う風に発想を
変えてみて下さい。
【基礎を広げる!】
実は本当に本質に
せまった基礎というのは、
どこまでも柔軟に変形できるし、
どこまでも伸びていくし、
どこまでも広がるものなのです!
だから基礎なのです!!
本当に本質を突いた基礎を
一つ身に付ければ、
それは確実にあなたの可能性を、
あなたが思った以上に
広げてくれます!
こんなイメージで、
厳選した基礎を自由に楽しく
身に付けていけば、
あらゆる分野で成果が出るし、
人生がグルーヴする事間違いない!
なんて思った、
本日の思考実験でした。
今日も一日ガツンと
グルーヴさせていきます!