読者のみなさんこんにちは!
FTJS!ジャムセッション講座運営事務局の畠山です。
今回は
【1音1音を大切にしよう!】
というお話。
最近、言葉の力や音の力というものを
凄く感じる機会に恵まれています。
これらは目に見えない力ですが、
人に何かしらの影響を与える大きな大きな力です。
「力」ということを考えていたら
これらには物理法則とかなり近いものが
あるのではないかという考えが浮かんで来て
理科の授業で習った
「作用・反作用の法則」というのを思い出しました。
目次
●思い出そう「作用・反作用の法則」
●言葉のコミュニケーションに見る「作用・反作用の法則」
●ジャムセッションに見る「作用・反作用の法則」
●「まとめ」1音1音を大切にしよう!
【思い出そう「作用・反作用の法則」】
言わずと知れた物理法則ですね。
たしか、中学の理科で学ぶ法則だったと思います。
どんな内容だったかというと、
「対象物に力を加えた時に、
同時に反対方向に等しい力が生まれる」
というもの。
つまり、
何かを押すと、同時に同じ力で押し返されて
均衡を保とうとする現象のことです。
よく、人が壁を押す図で表現されるアレです。
さて、
これがどう関係してくるのでしょうか…
【言葉のコミュニケーションに見る「作用・反作用の法則」】
言葉には人を励ましたり、
逆に人を貶めたり、
使い方次第で人に大きな大きな影響を与えます。
目には見えないけども言葉には力があるのです。
力がある(作用する)ってことは
反作用が当然あります。
物理のように直接的に
分かりやすく作用・反作用が
あるわけではありませんが、
感謝の言葉をかければ、
感謝の言葉が返されるし、
批判の言葉を浴びせれば、
批判の言葉が返される。
「情けは人の為ならず」
「天に向かって唾を吐く」
というようなことわざが
これらを上手く表現しているように思います。
【ジャムセッションに見る「作用・反作用の法則」】
ジャムセッションはアドリブ演奏ですが、
アドリブはただ適当に演奏するわけではなく、
その人の出したいフレーズを自在に出すことが理想です。
ジャムセッション=音でのコミュニケーション
なのです。
だから、ここにも
何か自分が音を出せば(作用すれば)
他のメンバーから
何かしらのアクションが返ってきます。
(反作用)
悪い例で言えば、
耳に痛いような大きな音で演奏してしまえば、
周りのエレキ楽器メンバーは
グイグイアンプの音量を上げてしまいます。
音量稼ぎ合戦になり、いいアンサンブルは生まれません。
良い例ならば、
誰かに想いを伝えるような気持ちで表現したフレーズは
非常に分かりやすく、すっと耳に届くので、
演奏を共にしているメンバーからも、
聴いている人々からもいい反応が得られます。
【「まとめ」1音1音を大切にしよう!】
ジャムセッションで自分が出す1音1音には
(もっと言えば、演奏中の「あえての休符(無音)」にすら)
大変な力が宿っています。
その時のセッションが
楽しい一時になるのも
嫌な一時になるのも
各人の出す1音に込められた力を
寄せ集めた結果なのです。
なので、
1音1音をどんな想いで演奏するのか
その気持ちを大切にしていこうと改めて思うのでした。
言葉と同じで、
音も、どんな気持ちで発したのかは
相手には伝わっているものですからね。
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一。またね!