FTJS!の大島直樹です。
先日、
来月に行われるFTJS!の
レコーディングセッションに向けて
参加者の方を集めてオリエンテーションが
開かれました!
今からどんなイベントになるのか
とっても楽しみです!
レコーディングといえばですね、
僕はその昔
「ローディ」と呼ばれる
アーティストさんや演奏者の
身の回りや楽器のお世話をする
付き人みたいなことをやっていた時代がありました。
※ちょっと前は「ボウヤー」なんて呼ばれていたそうです!
レコーディングの現場にも何度も立ち会わせて頂き、
大きなスピーカーや、いろんなスイッチの付いた卓や
機材を前に完全にお上りさん状態で(笑)
それはとっても貴重な体験になったのを
今でも良く覚えています!
そんな思い出を振り返りつつ、
何回かに分けて
ジャムセッションとレコーディングの関係について
ズバっと解説していきます!
というのも
「ジャムセッションが上手くなると
レコーディングでの演奏技術も
格段に向上します!」
レコーディングは文字通り
録音を重ねていて
一つの作品を完成させる作業
音楽機材の技術の進歩で
今や自宅でもすごい高いクオリティで
作れますし
何度も録音し直したり
失敗したところ直したり
ゴマかしたり(笑)
フレーズとフレーズをくっ付けたり
ということが簡単にできます
作文や論文のように
何度も校正して
より完璧なものを作り上げる
そんなイメージでしょうか?
ジャムセッションは
ある程度の曲毎の約束事を決めたら
即スタート!!
演奏が始まってから終わりまでを
音の会話で
プロセスそのものを楽しむことがメイン!!
しかもアドリブなので
最後までどう展開するか分からない!
そんなハラハラドキドキを楽しむジャムセッション
全く正反対にも思えるジャムセッションの
どんなところがレコーディングに役立つかというと
「ぶっつけ本番力」
とでも呼びましょうか(笑)
ジャムセッションは常にアドリブ
その時出した音、フレーズがリアルタイムで
進行していきます
失敗したその瞬間はすぐ過ぎ去ってしまい
戻ることはできない
失敗してもやり直しができない
一球入魂の状況下にあると言えます!!
ジャムセッションでは
演奏のその時々で
頭に浮かんだ音を
自分の持ち合わせている
技術と能力で
一番良い音を
コンマ何秒という速さで
取捨選択して演奏しています
このやり直しのきかない状況で
音を選び演奏しきるという環境が
レコーディングで
いいテイクを録音するための
本番の演奏力を向上させます!
最良のテイクを録るために
何度も弾き直したりしてたものが
ほんの2~3テイクで
バシっと決まったり
臆せず最初の一音を奏でられるようになります!
正反対のような性質の
ジャムセッションとレコーディングですが
音楽として密接に影響しあってるんですね。
ということで
次回も
ジャムセッションの
生のバンドアンサンブルから
レコーディングにいかせる
ポイントについて
お伝えしていこうと思います!
それでは~!
大島直樹