FTJS!の大島直樹です。
今回のお題は「テクニック!」
とはいっても
こうすればいいですよー!
という具体的な方法ではなくて恐縮なのですが
テクニック指向を突っ走ってきた僕から
テクニックを習得する上で
気にかけてほしいことについて
お話したいと思います。
技術や超絶テクニックを
根本から否定する訳ではありません!
むしろテクニックはあってOK!!
技術的に余裕があるとアンサンブルで
周りを助けることもできるし
うまく体が動くと、いろんな曲にもすぐ対応できる
ルックス的にも派手でカッコいい(笑)
上手く弾けた時はやっぱり嬉しいし、とっても楽しい!!
ただ、テクニックを習得したり、技術を向上させるにはやはり
それだけの時間が労力が必要になのも事実。
一日8時間とか狂ったように練習できる人は
限られると思いますし
仕事や日々の生活に
時間が追われる現代人は
練習時間を捻出するのだって一苦労
だからと言って
一番して欲しくない時間の作り方は
「極端に他人との交流をなくしまうこと」
限りある時間ですから
何かしら犠牲にしないと
いけないことも
もちろんあると思います
ただ
あまりに行き過ぎると
家に引き蘢って修行にしてしまう
まじめな人程
そんな傾向にある気がします
友人はおろか、音楽仲間との
コミュニケーションの時間を減らし、
家に引きこもって
メトロノームとひたすら練習
これを乗り越えないと
楽しくならないんだ
上手くなれないんだ
とさらに一人練習に拍車をかける
テクニック至上主義になると
他人やいろんな音楽に対しても
テクニックがすごいか
上手いか下手か
どれだけ速いか(笑)
みたいな価値観でしか
評価できなくなってしまいます
社会との繋がりまでも犠牲にして
一人の世界で修行にしてしまうこと
これほど孤独なことはない
音楽は一人じゃできない
演奏する人のほかに
一緒に演奏する人
聞いてくれる人、
伝えたい人
応援してくれる人
理解してくれる人
相手がいるからこそ
音楽が成り立つ
何のためのテクニックなのか
テクニックでどうしたいのか
アンサンブルを楽しむ為のものに
して欲しいし
それでいて
仲間と音楽を共有できる
環境に感謝できるように
時間を大切にしたい
そんなお話でした!
それでは~
大島直樹