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コード進行をチェックしましょう!

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「リズムサイドのポイント」
この曲のリズムのポイントは
なんと言っても「3拍子」
という事に尽きるでしょう。
ちなみに、「ドロップ」は
「3拍子1拍目パターン」で
いわゆるワルツの「ブンチャッチャ」
が基本になっています。
でも、テーマのメロディを
聴けば分かるように、
「シンコペーション」が多用されています。
3拍子に慣れていない人は、
これでリズムを見失ってしまう事が多いです。
なので、まずは「3拍子のドロップ」
の歌い方に慣れたら、
「シンコペーション」を入れても
しっかりリズムが取れるように意識しましょう。
その時、123と数えるのではなく、
あくまで体や足で、
ドロップを感じるように練習することがポイントです!
「リードサイドのポイント」
ソリストにとっては
この曲は3拍子である事に重ねて、
「転調」のお手本のようなコード進行!
というのも、苦戦するポイントでしょう。
メインキーは「B♭」
そこから「4度転調」(E♭)
さらに「短3度転調」(D♭)
もうひとつ「半音転調」(B)
これを経てから
メインキーのB♭に戻って来てから、
少しだけ再度「4度転調」(E♭)
にいってから、戻ってきます。
このように、
メインキーのB♭から見ると
全てよくある転調の型なのですが、
4小節ごとにガンガン変わってしまう
スピード感と、
さらに3拍子という条件が重なって
綺麗な曲調の割には、
アドリブの難易度が高い構成になっています。
まずはゆっくりと
各転調部分の「メジャースケール」の
「ピボットトーン」(前の調と転調先の調で共通の音を使った転調)
や、
「半音か一音の動きでスムーズに次のスケールに転調」
するような動きを練習すると、
とてもセンスのいい、自然な転調になります。
また、モロに「ビバップ」的アプローチで
「2-5フレーズ」を
ハメてしまうのも一つの手です。
「バップフレーズ」は
コードを単音で演奏しているようなものなので、
非常にコード感が出て、転調していく感じが
くっきり聞こえてきます。
ただし3拍子用に
まずは「簡単オルタード」で
リズムをアレンジする必要があります。
余裕があれば、是非チャレンジしてみて下さい。
「ストーリー展開」
まず、「イントロ」として
【B♭m7-B7(Im7-II♭7)】
という「同主調転調」を利用した
コード進行リフが出てきます。
また、これ自体はラテンなどで使われる
お決まりのコード進行です。
かなりカッコいいサウンドなので、
是非この曲のお決まりイントロとして
丸覚えしてしまいましょう。
また、「アウトロ」でも使われますので、
エンディングを上手く決めるためにも
必須のリフです。
アドリブ全体のストーリー展開としては
「転調に乗り遅れずにリズムで遊ぶ!」
というのが、原曲のトゥーツシールマンスも
実践している攻略ポイントです。
具体的には「シンコペーション」を多用しつつ、
1コーラス目「」
2コーラス目「」
と、大きくコーラス単位で
テクニックやコンセプトをまとめることが
大事になってきます。
コード進行自体が転調で劇的に動いていくので、
しっかりグルーヴにのり、
コード進行に遅れなければ、
それだけでスウィンギーでご機嫌なソロになります。
まずは、3拍子と転調に
気持ちよくノリ切ることを目指しましょう!
