
お気に入りに追加まずは曲を聴いてみましょう!
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コード進行をチェックしましょう!

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「リズムサイドのポイント」
ミドル~ハイのスウィングでプレイされることが多い。
特にハイテンポではエラフィッツジェラルドの
スキャットバージョンがお手本になることが多い。
テンポは速めなのに、
さらに転調や2小節ごとのコードチェンジなど
コード進行もかなり入り組んでいます。
そこで、まずはテンポに遅れないように、
しっかり4ビートをキープすることが大事です。
その上で、さらにスピード感を演出する
シンコペーションなどで
会話ができると、さらにスリリングな展開を作れます!
また、ギターとピアノは
コンピングで
しっかり役割分担しないと、
ハイテンポだとアンサンブル的にかなり邪魔し合うので
注意が必要です。
「リードサイドのポイント」
やはりハイテンポの上に転調が続くところが
最大の難所でしょう。
特に「Aメロ」は主キーとなるGから
4小節ごとに一音転調(下バージョン)で
キーが移動していきます。
そして「Bメロ」では
同主調転調がかかり
キーGからキーGmへ転調しています。
一音転調と同主調転調という
転調のお手本のようなレパートリーです。
全体として、
「G→F→E♭→Gm」
この転調の流れをつかめれば、
逆にコード進行自体が
サウンドをカラフルにしてくれるので、
苦労せずにストーリー展開できるでしょう!
また最後に細かい点ですが、
「Cメロ」に出てくる♭VII7は
サブドミナントマイナーの2-5分解です。
つまり「IVm7」と同じなので、
ここは綺麗に「IV△7→IVm7→III7」
という風に素直にフレージングしてもOKです。
「ストーリー展開」
構成が「ABAC形式」なので
これを意識するのが基本となります。
「AB(前半)」「AC(後半)」
という風に大きく2つに分けてイメージすると
展開が付けやすいと思います。
さらに言うと、チャーリーパーカーが作曲の「Ornithology」はこの曲のコード進行をそのまま拝借し、
テーマメロディだけ「ビバップ」的メロディに直しています。
なので、「Aメロ」の冒頭部分を
わざとオーニソロジーのテーマを引用して崩す。
という手法が、よくとられます。
これもストーリー展開の一手法として、
覚えておくと粋だと思います!
また、かなりハイテンポの場合、
転調も複雑なため、
「1コーラス単位で展開を考える」
という方向性になることも多いです。
速いので1コーラス32小節があっという間!
なので、1コーラスを前後半に分けるのではなく、
【1コーラス目】「」
【2コーラス目】「」
【3コーラス目】「」
という風にコーラス単位で大きく考えます。
是非ハイテンポのストーリー展開も
上の「」に自分なりのテクニックを入れて
作ってみて下さい。
