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コード進行をチェックしましょう!

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「リズムサイドのポイント」
この曲は基本的にミディアムスイング(テンポ120~200の4ビート)
でプレイされることが多いです。
が、たまに「ボサノバ」でプレイされたりもします。
ボサノバでテーマは演奏し、
アドリブに入ってから4ビートに変わる。
というのも、よくリズム隊の間でランダムに駆け引き、展開されます。
また、コード進行の色分けをチェックしてみましょう!
「ABAC構成」ですが、
【Cのみ落ち着きコード(青)が一つだけ!】
なのが見てとれると思います。
(他のパートは全て青が2~3個ありますね。)
つまり、コード進行全体でみると
「Cメロ」が一番の盛り上がりを呼んでいるのです!
また、コーラス単位で見てみても、
最後のパートになりますので、
ここでバンド全体が盛り上がって
さらにストーリー展開するのか?
それとも、ソロ落ち着けて終わりにするのか?
という駆け引きが、
リズム隊とソリストの間で起こるポイントです。
「Cメロ」での駆け引きを中心にして、
他のパートでどういうアプローチをするのかが、
この曲上でのリズム隊の主な会話のポイントになるでしょう!
「リードサイドのポイント」
コード進行表を今一度見てみて下さい。
特に「Aメロ」の部分にご注目。
メジャーとマイナーの2-5がありますが、
(VIIとIIIはマイナーをIとすると2-5)
よく見ると格段の【4小節目で解決しています。】
確かにコード進行自体は
2-5で解決していますが、
リズムから見ると、
4小節目なので切りが悪い。
よって、ここの解決感は比較的弱くなります。
でも、「Bメロ」、「Cメロ」の
コード進行の色分けを見てみて下さい。
こちらは綺麗に格段の【3小節目で解決しています!】
こちらの方が、リズム的にも偶数で区切りがつくので
より解決感が強くなります。
つまり、
【B、Cメロの2-5に向けてコード進行が動いている!】
ということ。
なので、もちろん悪いという訳ではありませんが、
「Aメロ」のメジャー、マイナーの2-5に合わせて
バップフレーズなどを入れても、
全体のストーリー展開をみると
あまりサウンドしない事が多いです。
逆に、Aメロは大きく
メジャースケールでフレージングして、
「Bメロ」や「Cメロ」の2-5にめがけて、
大きい単位でストーリー展開を考えた方が、
この曲が呼んでいるソロになりやすいでしょう!
また、細かいコード進行として大事なのは、
ノンダイアトニックコードの
セカンダリードミナントがポイントです。
特に「VI7」がこの曲のメロディと重なって
一番大事なポイントです。
でもこのコードにあったスケールを探す!
という考え方は、まず止めましょう。
アドリブがスムーズに繋がらなくなります。
考え方はシンプル!
【キースケールの1の音を♭2にする!】
コードごとに全てのスケールを切り替えるのではなく、
あくまで中心のキーの1の音を半音あげて♭2にする。
こういう風にシンプルに捉えて下さい。
それだけで、十分このコードのサウンドが聞こえ、
かつ歌うような自然なフレージングが可能なハズです。
「ストーリー展開」
バンド全体のストーリー展開としては、
やはりリズム隊のグルーヴチェンジ
が第一のポイントになってくるでしょう。
リズム隊のポイントでもお伝えしましたが、
特にテーマだけボサノバで
ソロに入ると4ビートになるのは常套アレンジ!
しかも、テーマ最後の2小節をブレイク
(バンド全体が止まってソリストのみになる即興アレンジ)
にして、4ビートに移行するのも、
半分お決まりのリズムアレンジです。
また、ソリストを中心にした
バンド全体のストーリー展開としては、
「ABAC構成」を軸に
考えるとよいでしょう。
コード進行から考えて、
1 1コーラスを「前半(AB)、後半(AC)と2つに分ける」
という解釈が大事!
例えば、合計2コーラスソロをとる予定だとすると、
【1コーラス目前半】「 」
【1コーラス目後半】「 」
【2コーラス目前半】「 」
【2コーラス目後半】「 」
という風に細かく展開すると曲調に合いやすくなります。
是非この空欄を
今の自分のテクニックを使って
埋めてみて下さい。
