FTJS!の大島直樹です!
先日
「打楽器のドラムにも実は音程があるよ!!」
ってお話をさせて頂きました!
今回もこのドラムに関連して
「音抜けの良いバランスのとれたアンサンブル」
のコツについて
解説していきたいと思います!
前回の記事を簡単にまとめると
・バスドラムは低音
・スネアは中音域
・シンバルは高音域
というふうに
ドラムセットは
「全音域を網羅している楽器」
ですよ!っというお話でした。
打楽器であるドラムも
音程楽器として捉えることができます
すると
音程があるがゆえに
他の楽器の音程と
ドラムの音程がぶつかって干渉する!!
ということが起こることがでてきます
特定の音域の音が聞こえずらいなぁ??
これが、いわゆる「音抜けが悪い」という現象
シンバルは、
音が大きく目立つ高音の為
女性ボーカルやソプラノサックスなどの
高音域のサウンドどぶつかる為
聞こえずずらくなります
ベースの他に
ギターやピアノが
低音域を出し過ぎると
バスドラムの低音とぶつかって
互いに相殺しあいます
すると
バスドラムの音は良く聞こえなくなる上に
低音がモワモワして
なんだか気持ちの悪いアンサンブルになります
僕が昔やっていたロックバンドで
Aメロをちょっと低めに歌う曲を演奏する際
この曲はロックで音圧重視だから!!
といって最初っから
ドラムもシンバル全開で
ギターも歪ませてドカーンと弾いていて
ボーカルの音域をすべての楽器で
覆うようなアレンジにしていました。
そんな事にも気づかずに
なんかAメロのボーカル聞こえないよね??
って話になって
それを
マイクのせいだと思い込んで
片っ端からいろんなメーカーのマイクを試したり
スピーカーの性質のせいにしたり
自分達のアレンジを棚にあげて
機材のせいにしてたことがありました(笑)
また最近は自宅のPCで作曲をする時も
過剰に出過ぎている音域をカットすることが
簡単にできてしまいますが
実際のバンドアンサンブルでは
そうはいきません
ジャムセッションでは
ストーリー展開を引っ張る
ソリストの音が聞こえなくなってしまうのは
司令塔がなくなっていまうのも同じ!
ストーリー展開や反応に支障がでてしまいます、
ドラムの各パーツが持っている音域を知り
場面ごとに各楽器が担当する
音域の抜き差しをしてあげることで
ソリストの音を引き立たせて
バランスの良い抜けるバンドサウンドになります
この方法はバンドのアレンジを
考える際にも応用ができると思います。
バンドアンサンブルの音抜けで
悩んだことのある方は
このような観点からアンサンブルを
見なおしてみると解決するかもしれませんので
ぜひ参考にしてみて下さい。
大島直樹