読者のみなさんこんにちは!
さてさて、今回は
【ジャムセッションが盛り上がるメカニズム】
というお話です。
僕は全然関係ないところから
こういうことを見つけることがあります。
今回は連休の交通状況を見ていて感じたことから
連想ゲーム的にジャムセッションのコツに繋がっていきました。
今回のキーワードは
「緊張と平静のぶつかり合うところに
強烈なエネルギーが生まれる」ということ
この三連休で僕が感じたことなのですが、
金曜祝日の道路の車のピリピリ感が
とんでもないです。
僕は自転車通勤ですが、
めちゃくちゃ怖いです。
以前、
通勤ラッシュの満員電車の話をしたことがあるのですが、
それとはまた違うピリピリ感です。
もっと瞬間爆発的なものを感じました。
煮えたぎる油に水を注ぐようなそんな感じです。
※よい子は真似してはいけません。
なんでかな~って考えてたのですが、
金曜祝日は、車を運転している人は
「まだまだ仕事モード」と「ここから3連休モード」が
入り乱れているからだと感じました。
商談先やトラブル先へ
真っ先に向かいたいビジネスマンと
怖いからゆっくり走りたい
サンデードライバー。
気の持ち用が全然違いますよね。
そして平日とは比較にならない交通量。
性質はあまり良くない
「負のエネルギー」ではありますが、
そんなギャップが
道路にピリピリ感を生み出している
つまり、
強烈なエネルギーを生み出している!
そんなことを思ったわけです。
はい。
そして、ジャムセッションの講座をしていた時に
ふと思いました。
セッションでも
「緊張と平静のぶつかりあう場面」があるなと。
(これは楽しいエネルギーですよ 笑)
むしろこのエネルギーを使って
バンドが、オーディエンスが、
沸くことが多々あります。
今回1つだけ例をあげるとするならば、
メロからサビに向かうときなど
「ストーリーが展開を起こす時」です。
この時は
安定したグルーヴの中から
誰かが緊張感のあるプレイを
(良い意味で)半ば強引にねじ込む。
そうすることで
「安定のままでいたいグルーヴ」と
(無意識・意識的問わず)
「新たな次のグルーヴ」がお互いを引っ張り合い
強烈なエネルギーを生み出し
次の展開へ着地した時に
気持ちよいほどにエネルギーは昇華されていきます。
ジャンル問わず展開のある曲を聞いてみると
メロからサビへ向かうときなんかは
強烈な何か仕掛けがあるはずです。
ドラムのフィルインが分かりやすいです。
はい。
このストーリー展開。
アドリブのような場面では
失敗する人が非常に多いです。
なので、FTJS!生徒さんにも
何回でも何十回でも練習してもらいます。
その原因は
「瞬間爆発的なエネルギー」
を生み出せないからです。
これを生み出すには前述の通り
発起人が必要なのですが、
「あれ?これで良いのかな?」と
不安げな感じでこれを行うと
不完全燃焼を起こします。
なので、勇気を持って
「外れている」という違和感をぶっ飛ばして
次のエネルギーの種火を投げ入れることに
挑戦していきましょう。
それが、
強烈なエネルギーを生み出して
セッションを盛り上げるメカニズムなのです。
【本日のポイント】
・セッションは緊張と平静がぶつかる時に
強烈なエネルギーが生まれる
・セッションはそのエネルギーをつかって大きく展開する
・不安げに緊張感を生み出そうとすると不完全燃焼になる
・勇気を持って緊張感を生み出そう!
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
みなさんの音楽ライフが
より豊かになっていくことを願っています♪
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一でした。