こんにちは、畠山勇一です。
みなさん「お笑い」って好きですか?
数年前にはお笑いブームなんて言われて、
テレビでも数多くのお笑い番組がやってましたね。
多くの息の長い芸人達はどのようなスタイルをとっているのでしょ
それは、コンビ(またはトリオ)による
「ボケとツッコミ」のスタイルです。
このスタイルは昔から変わりませんね
なぜ変わらないのか?
それは、このスタイルに
コミュニケーションの
奥深さ、楽しさ、難しさなどが集約されているからです。
「ボケとツッコミ」は言ってしまえば「コール&レスポンス」
ツッコミはボケがいなければ、始まらないし、
ボケはツッコミがないと、オチがなく笑いにならない。
息のあったテンポの良い「コール&レスポンス」が
笑いの渦を作り出していくのです。
そして、この「ボケとツッコミ」という笑いのポイントは
「予定調和から外れる」
「混沌とした状態から予定調和へと収束していく」
オーソドックスな漫才のスタイルとして、
「日常会話」からスタートし、
「こういう会話ならこう返すだろうな?」という予定調和を
観客に匂わせたところでボケ役が的外れな回答をし、
それに対して鋭くコミカルなツッコミを入れる。
テンポよく更にボケる。
ヒートアップしていくと
ボケとツッコミの話がどんどん噛み合なくなり混沌としていく。
「どうなる?どうなる?」と観客が目を離せなくなったところで、
ストンと予定調和に落ち着いて収束する。
そんなやり取りが面白い。
このような「お笑いネタ」
日常でもおこなっているコミュニケーションそのものの姿。
そして、ジャムセッションにもこういったやり取りが多発します。
アドリブソロが予想外の展開をしたり、
それを支えるリズム隊があっと驚くリズムチェンジをしたり、
ハーモニーもメロディもリズムも何もかもアウトして混沌としてい
ちゃんとバンド全体で戻ってきたり、
なんだか、お笑いと似ていると思いませんか?
なので、
「コミュニケーションの妙」
観客や一緒に演奏している人の
心に残るようなジャムセッションを繰り広げる基礎力が備わってい
そんな傾向があるのでないかと感じるわけです。
今回のまとめ
・お笑いの黄金スタイル「ボケとツッコミ」
・コミュニケーションには「予定調和から外れる」「
・お笑い好きは、日常的に「コミュニケーションの妙」
・お笑い好きには、
一方、
すぐにテレビからは姿を消してしまう人もいる。
すぐに消えてしまう人はどんな特徴を持っているのか?
すぐ消えてしまう人の多くは
「一発屋」などと呼ばれ、ピン芸人(一人で芸を行う人)が多く
キーワードやノリなどの「飛び道具的な芸」をウリにしています。
こういった一芸は、強烈なインパクトを与えますが、
時代とともに忘れ去られます。
お笑いではありませんが、
今回の話と非常に良く似た考察を斉藤社長も行っていたので、
参考までに載せておきます。
http://saito-akihiro.com/?p=
はい。斉藤社長は真面目に音楽的な切り口で書いておりますね(
今回の内容が少しでも役立って
みなさんの音楽ライフがより豊かになっていくことを願っています
今回もお読みいただきありがとうございました。
執筆は畠山勇一でした。